dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

こんにちは、高校2年の女子です
演劇に興味があるのですが、まったくの初心者で
演劇科の大学に進学する予定もないです。
できれば独学で演劇を学び下積みをして、自分で自分の責任を取れる歳になってから
小劇団などに参加したいと思っています。
そのために参考になる本などあれば是非教えてください!よろしくおねがいします。

A 回答 (3件)

こんばんは。

実際演劇の現場に関わっていたものです。

演劇に興味がおありとのことですが、具体的には、どういった役割で携わりたいと思っていらっしゃいますか?
また、ぼんやりとしたものでも良いのですが、「こんな感じの芝居に関わってみたい」というイメージはありますか?
それによって、読むべき本の種類も変わってくると思います。

演劇の世界にとりあえず触れてみるという意味では、まずは戯曲(上演用台本を書籍として刊行しているもの)を読んでみるのも良いかもしれません。
作家や演出家、または俳優を志望するのであれば、読んでおいて損はないと思います。
紀伊國屋・ジュンク堂・リブロ・ブックファーストなどの書店であれば、芸術関連のフロア・コーナーにはいくつか置いてあると思うので、
手に取ってページを繰ってみて、興味を惹かれたものを購入してみると良いでしょう。
大きめの図書館にも、若干古めのものに限られるかもしれませんが、いくつか在庫はあると思います。

演劇の入門書をうたった書籍も数多く刊行されていますが、私としては、宮沢章夫さんの『演劇は道具だ』という本をおすすめしたいです。
読みやすくシンプルな文章ながら、未経験者のみならず経験者にも表現のヒントやあたらしい視点を与えてくれる、貴重な一冊だと思います。
宮沢さんに関しては、『14歳の国』という戯曲本もおすすめです。巻末には「上演の手引き」が掲載されているのですが、
こちらもまた、芝居の仕組みや演技のしかたを考えるにあたって参考になる文章だと思います。
http://www.amazon.co.jp/%E6%BC%94%E5%8A%87%E3%81 …
http://www.amazon.co.jp/14%E6%AD%B3%E3%81%AE%E5% …
(続く)
    • good
    • 1

(続き)


とはいえ、演劇とは、生身の人間が、生身の観客の前で、リアルタイムに行うかたちの表現です。
これは、どんなジャンルの芝居であっても、どんな役割を担うにあたっても基本的に変わらない、共通の大前提です。
本に書かれたものだけでは学びきれないことが、無数にあります。実際の現場に身を投じて、実際の人間と関わってみないことには、
本当の意味で学んだことにはならないと思うのです。

演劇学科や演劇専攻のコースがある大学でなくても、演劇研究会・演劇サークルのある大学はいろいろあるかと思います。
大学に進学なさるのであれば、まずはそのあたりから始めてみてはいかがでしょうか?
どの程度精力的に活動しているかにもよりますが、
小道具・大道具・照明・音響などの裏方や、制作進行についての知識も自然と習得できると思います。

学内に限らなくとも、小劇場の劇団には、ワークショップと称して稽古の体験学習の場を設けているところも多いので、
そういったものに足を運んでみるのも良いかもしれません。
受講料が掛かる場合が多いですが、たまに無料で開催している劇団もあります。
ワークショップの情報は、「シアターガイド」や「演劇ぶっく」といった情報誌に掲載されていることもありますし、
小劇場の公演のパンフレットに折り込まれている場合もあります。

いずれにしても、ご自分が一番やりたいことは何なのか。
演技がしたいのか、台本を書きたいのか、演出をつけたいのか。あるいは、裏方として芝居づくりを支えたいのか。
観たい・作りたいと思う芝居はどんなものなのか。
そういったことがはっきり自覚できていないと、何をすべきかということが見えてこないのではないかという気がします。

いろいろと口やかましくなってしまって申し訳ないですが、私のアドバイスが、gatuyoさんが演劇活動を始めるにあたっての一助となれば幸いです。
今後のご活躍をお祈りいたします。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

書店まで教えてくださってありがとうございます…!少し遠いけど足を運んでみようと思います
2年くらい前、松尾スズキさんの戯曲を読んで演劇に興味をもち、舞台に立って演技をしたいと思いました。
idiotidiotさんの言葉で、自分が一体何をしたいのか考えることができました
やっぱり体験しないことには どうにもならないものなのですね。
ワークショップになら高校生の内にでも行けそうですし、
大学に(もし無事に)合格したら、演劇部に入ろうと思います
親身になってお話してくださって、ほんとにありがとうございました!

お礼日時:2007/12/28 21:38

平田オリザの「演劇入門」



私の演劇理論の根底には、ここにあるですね。
あとですね、独学で、演劇を学ぶというのは、ジャンルというか、担当によって難しいのですよ。
表方ー役者として、なら、発声練習できる環境はありますか?
小劇団に、入ってからだと、難しい思うです。
裏方ー照明、音響、スポット系は、触ってなんぼ。
赤35%青100%で、紫とわかっていても、どの程度のなのか、実感できませんし。
音響も、機械に寄って、癖がありますし。
また、裏方でも、演出家、舞台監督は、流れを見る力も必要なのです。

裏方は、他にも、大道具小道具、メイクなど、ごたごたするのです。

思考的なモノは、本で学べます。
それに、最低でも、五年以上後に、入団ということになるのでしょう。
何も、リアルに触れずに、本だけで学ぶと、恋に恋をしてしまう結果になりますです。
演劇科の大学でなくても、演劇サークルがあるところはあるので、そこに入ってみると言うのも手です。

先輩の劇団は、本当に演劇野郎・・・演人が多いです。
入団者も、そこそこいます。
でも、恋に恋した人は、半年もしないうちに、止めてしまいます。
だから、体験して下さい。
ワークショップも探せばありますです。

説教臭いですが。
本当に、演劇好きになってほしいのです。
ご参考までに。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

恋に恋して、という言葉に はっとさせられました。
できれば表方に携わりたいと思っているのですが、やはり独学では大変なんですね。
勧めてくださった本、調べてみたらとっても良さそうでした。明日にでも書店でさがしてみます
来年は受験で無理かもしれないけど、高校を卒業してから沢山、本物に触れてみたいと思いました。
とっても丁寧に説明してくださって、ありがとうございました!

お礼日時:2007/12/28 21:37

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!