dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

先日、損保ジャパンから「火災保険の契約内容に関するご確認のお願い」なる書類が送付されてきました。
書類のうちの1枚に、保険証券と全く同一内容の事柄(契約内容)が印字されており、それを契約者(=私)が確認した上、確認結果(不明の点の有り無し)を同封の葉書に記入して返送してください、という依頼内容です。

5年ぐらい前に加入した火災保険であり、今まで一度もこのような連絡は無かったのに、何で今頃、突然このような確認依頼をしてくるのかが分かりません。

損保ジャパンは2005年と2006年に不祥事を起こしたことは知っています。
何か、そのことと関連があるのでしょうか。

ちなみに、書類の中の1ページには、こう書かれています。
「現在、当社では、お客さまにご加入いただいた火災保険が、お客さまのニーズに沿った適正なご契約内容となっているか、確認手続きをさせていただいております。適正な契約内容であることをご確認いただくことにより、お客さまに万全なサービスを提供すべく、現在、損害保険業界をあげてこの取り組みを行っています。(中略)なお、このご確認の手続き後に誤りが判明した場合に、当社の契約の是正義務を免除することを意図したものではありません。今後とも損保ジャパンではお客さまの「安心」を常に考え、サービスの向上に努めてまいりますので、引き続きご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。」

いずれにしろ、突如、契約者に対して確認依頼をしてきた趣旨が分かりません。

ご存知の方いらっしゃいましたら、教えてくださいませ。

A 回答 (4件)

金融庁が策定している「保険会社向けの総合的な監督指針」では、保険会社に、契約の申込みを行おうとする保険商品が契約者のニーズに合った内容であることを契約者自身が確認する機会を確保し、契約者が保険商品を適切に選択購入できることを可能とするための体制整備を求めており、今年度から損保各社は新規契約申込時あるいは更改申込時に、契約内容確認シートあるいは意向確認書に契約者によるチェックおよび署名をしてもらい、契約内容が事実と異なっていないこと、そして契約者の希望に沿ったものであることを確認しています。



長期契約あるいは自動継続の保険の場合には今年度に更改時期が訪れないものがあるので、保険会社から直接、契約者に確認手続きのための文書を送付し、契約内容の点検を行っています。

訂正や疑問がある場合は、同封のはがきに記入して返送すると、保険会社の代理店による契約者への確認が行われます。

このことによって、契約内容の確認と不備をチェックし、不備や訂正があれば是正して適正な保険契約にするように努めています。

例えば、長期の火災保険の場合には、保険対象が改築等によって構造用法が契約時とは変わっていることがあるかもしれません。
そうした場合に構造級別が変わって保険料が安くなることがあったとしても、保険会社に連絡がなければ満期が来て更改時期になるまで保険会社はそのことを知らないので安くなった分の保険料差額と遅延金利を契約者に返金できません。

このようなことなどが起こると両者に不利益が生じることになるので、長期・自動継続契約の点検作業を通して、保険商品が契約者のニーズに合った内容であることを契約者自身が確認する機会を確保しています。

保険会社は今年度1年間を重点的に契約内容の確認に取り組み、4月までかけて一巡すればかなりの不備の解消につながると考えているようです。

参考URL
ご契約のお申し込みにあたり、新たな確認手続きが加わります
http://www.sonpo.or.jp/about/action/shinrai/0002 …

参考URL:http://www.sonpo.or.jp/about/action/shinrai/0002 …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

本当によくわかる解説をありがとうございました!

お礼日時:2008/01/05 18:25

損害保険業界(生命保険もそうですが)でいわゆる「不払い」の問題が発生したのはご存知の通りです。

中には「契約者から請求があったのに支払わなかった」という悪質なケースもあるにはあるのですが、大半は「本来支払うべきだったが支払わなかった」というものです。ただ、保険業界はそれは本音では「自分達が悪かった」と思っていません。業界は「請求をしなかった契約者が悪い」と思っているんです。
でも、そんな論理は通用しません。そもそも、保険会社は今までこんなことも補償しますあんなことも補償しますといって保険を売ってきたわけです。売るだけ売っておいて「請求できるかどうかは契約者がきちんと把握してください」っつーのは許されないのでそこらへんはちゃんとしなさいという話になりました。

ですから、そういう書類を送るようになったのです。何もしないと「契約者に対して説明責任を果たしてない」といわれるので、まあ一種の言い逃れですよね、こうやって契約者への説明責任を果たしていますってことです。本来であれば代理店か社員が一件一件を回って確認するべきですがそんな暇はないので書類を送ってるってわけです。
いくつかの保険会社が同じことをやっていますし、業界大手の損保ジャパンがそういうことをしているのでこれからそれに続く保険会社もあるみたいですよ。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございました。
「説明責任」というキーワードには、なるほどと思いました。
似たケースで、PL法のことを思い出しました。
PL法が導入されて以降、世の中の製品に、やたら細かくて字の長い文章で使用上注意事項が書かれるようになりましたよね。
しかし、今回の「確認依頼」では、逆に、確認事項がやたら簡潔で不安になります。
本当は約款を全部読まないといけないのでしょうけれど。

お礼日時:2008/01/05 18:33

他の回答通りであり、別に不信感をもたれる事ではありません。



一般に契約者も代理店におまかせで、自分の契約をよく確認しないで
契約しているケースもあり、金融庁の指針により各社ともご自身の
契約内容を再度確認して下さいと云う趣旨です。

通常今までは火災保険は1年満期が多く、その都度確認すればよいの
ですが、長期の火災保険で今年中に満期が来ない契約にはそのような
形で確認しているのです。

特に内容に問題なければ、そのままにしておいても良いと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

損保ジャパンに限ったことではないこと、
また、長期の火災保険の確認という意味であることが分かりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/01/05 18:27

>損害保険業界をあげてこの取り組みを行っています



他社加入ですが、同様の文面で送られてきましたよ。
まあ、相違があったときにどうしてくれるのか
はっきりとした説明がないのは不親切ですね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。
他社損保の経験談をお示しいただき、安心しました。

お礼日時:2008/01/05 18:23

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!