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「文字」を『もんじ』と読む時は、どういう場合ですか?
小学校3年の時の担任の教師が『もんじ』と読ませたものですから。

A 回答 (4件)

通常、単独で「文字(もんじ)」と読むことはあまりないですよね。


以下のようなページがありました。
http://takutsubu.blog.drecom.jp/daily/200508/01
「言語の音声を記述するため記号化したもの」という感じで、特定の言語の文化的な側面に言及するときには「もんじ」と呼ぶ

まあ、よく使うのは「大文字」、「十文字」、「真一文字」とかですかね。
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この回答へのお礼

ご返信ありがとうございます。
小3の担任は、こういう解釈をして『もんじ』と読ませたのでしょうね。
小3だから『もじ』でもよかったとは思いますが。

お礼日時:2008/01/12 01:29

常用漢字表の本表には、以下のように記載されています。

旧・当用漢字の音訓表も同様です。
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漢字 音訓   例            備考
文  ブン  文学,文化,作文
   モン  文字,経文,天文学  「文字」は,「モジ」とも。
   ふみ  恋文
(引用注:当用漢字音訓表の用例の「文盲」は、常用漢字表では「天文学」に変更)
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「文」の漢音は「ブン」、それより古い呉音は「モン」です。仏教用語は呉音の「モン」が多数派。いずれにしても「モ」と読む音はありません。

ということで、「文字」は「モン・ジ」と読むのがもとの形。「モ・ジ」は「ン」が落ちた慣用読みでしょうが、現代語では「モジ」と読むほうが一般的だと思います。

ちなみに、『広辞苑』では「もじ」と「もんじ」を別の見出しを立てています。
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もん‐じ【文字】
 (1) 言語の伝達手段の一面をにない、一定の約束に従って点・線を組み合わせて、それぞれの言語の意味や音を書き表す符号。表意文字と表音文字の別があり、後者はさらに音節文字と音素文字に区別される。もじ。字。
 (2) 字で書き記したもの。文章。

も‐じ【文字】
[一]《名》
 (1)もんじ。字。「―を覚える」
 (2)ことば。文言。
 (3)字の音<おん>。
 (4)仮名であらわされる字の数。すなわち音節数。
 (5)学問。文章。
 (6)(畿内で)銭の面の文字のある方。転じて、銭。
[二]《接尾》
 <略>
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参考までに、『広辞苑 第六版』には「文字」の付く語が224語あります。内訳は以下の通り。
■「もじ」「もんじ」の両方の読みがある語 …… 7種15語。
文字(もじ、もんじ)、一文字(ひともじ、いちもんじ)、十文字(じゅうもんじ、ともじ)、大文字(おおもじ、だいもんじ)、不文字(ふもんじ、ふもじ)、文字通り(もじどおり、もんじどおり)、指文字(ゆびもじ、しもんじ)。
■「もんじ」と読む語 …… 44語。
一文字笠、一文字菊、一文字切、一文字咲き、一文字せせり、一文字棚、一文字蝶、一文字三星、一文字屋、菊一文字、菅一文字、真一文字、三光一文字、三星一文字、八文字、八文字自笑、八文字屋、八文字屋本、内八文字、外八文字、大八文字、十文字紙子、十文字轡、十文字羊歯、十文字槍、鎌十文字、八重十文字、大文字草、大文字の火、大文字焼、大文字山、文字者、文字の獄、文字の法師、文字読み、有文字、蟹行文字、蝌蚪文字、閑文字、契丹文字、女真文字、朝鮮文字、緋文字、不立文字。
■「もじ」と読む語 …… 165語。

『広辞苑 第五版』は計211語でした。差異は以下の通り。
●第六版で追加された語 …… 13語
「もんじ」 …… 大文字焼、三星一文字
「もじ」 ……… 指文字、御く文字、書き文字、文字化、顔文字、文字列、文字コード、ウイグル文字、エトルリア文字、マヤ文字、モンゴル文字
●第六版で読みが変更された語 …… 2語
「もじ」→「もんじ」 … 緋文字
「もんじ」→「もじ」 … 満州文字
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特殊な用例かもしれませんが、禅宗の用語に、「不立文字」(ふりゅうもんじ)というものがあります。

「悟りを伝えるのに、文字や言説によらない(文字に頼るのではなく、心から心に伝えるものである)」という意味です。
禅宗の語録には「文字によらない」という意味のフレーズがよく出てきますが、その場合、「もんじ」と読む場合がほとんどです。そして、その「文字」とは、字そのものというよりは、「字で書き記したもの」「文章」「書物」といった意味になると思います。
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名字として使う場合は、「もんじ」さんはいますね。


今シーズン、法政大学ラグビーの正スタンドオフは文字隆也(もんじたかや)君でした。京都にある姓のようです。

あと、もんじゃの語源は文字焼き(もんじやき)からですから、旧い日本語では「もんじ」の読みも使われていたようです。現代の日本語だとちょっとおもいつかないですね。
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