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ギターの通常の開放弦はEADGBEとなります。バイオリン、ヴィオラ、チェロ、その他の弦楽器も開放弦の音は決まっていると思います。ギターのオープンチューニングは考えないとして、各弦楽器の開放弦の音はなんらかの意味があってその音に合わせているんだと思いますが、どのような基準で開放弦の音を決めたんでしょうか?例えばバイオリンだったら全ての絃の音がAAAAではなくて、ちゃんと各弦の開放弦の音が決まっています。なぜこの開放弦の音にしたんでしょうか?

A 回答 (2件)

開放弦の1/4(くらい)のところを押さえた音が、次の高いほうの弦の音になるように。

そうすると、その半分(全体の1/8くらい)の範囲での左手の指の動きで音階(4弦あれば1オクターブ半、6弦あれば2オクターブ)が弾けるし、複数弦を押さえて和音も出せる。
と、ギターを弾いていると思う。
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この回答へのお礼

お返事遅れて申し訳ございません!なるほど、やはりいろいろな事が考慮されて各開放弦の音が決まっているんですね。難しいことなので完全に理解するのは難しいですが、なんとなく理解できました。ご丁寧に解説していただきありがとうございます!!

お礼日時:2008/02/07 03:37

深いですね。

上手く書けるかなぁ・・・
それぞれの楽器の役目や奏法により、各々メロディーや伴奏が演奏しやすく、響きもキレイになるように考えられているということですが。
メロディーを弾こうとする場合、1本の弦について、左指四本を使い切ったら次の弦に移るようにしておけば便利です。メロディーを担当する楽器はだいたいこの考え方です。バイオリンなら、一番太い第4弦で「ソ-ラ-シ-ド」を「開放-人-薬-小」と押さえたところで指が品切れになるので、続きは隣の第3弦で「レ-ミ-ファ-ソ」(開放-人-中-小)でまた指が足りなくなって、第2弦に移り「ラ-シ-ド-レ」、そして第1弦開放の「ミ」に至る。このようにして、五つ目の音で弦が移る、「G-D-A-E」という、バイオリン族の「五」の調弦が決まったと考えられています。

では、あまりメロディーを弾かない伴奏楽器はどうなるかと言えば、
質問者さんはギターをされるようなので、お分かりだと思いますが、歌の伴奏などのコード進行で、曲の終わりの最後のCコードの前は99%がG7です。すなわちGから上に四つ進んだCで終わります。
その他のどんなキーでも、最後のふたつのコード進行を見ると、四つ上に進んで終わります。
更にその前のコードを見ていくと、こんな進行も多いです。
Dm7→G7→C、これも四つ行って、また四つです。
さらに長く見ると、こんなのもあります。Em→Am→Dm7→G7→C、これも四・四・四・四です。この進行の前半の4個「E-A-D-G」を見るとベースの調弦であり、ギターの低音弦の調弦です。ということは伴奏楽器は、「四」の調弦にしておけば、開放弦を太い方から順番に弾いて行くだけで伴奏できますので、都合が良いことが判ります。こうしておけば、キーが変わっても、同じフレットをバレーで押さえて太い弦から細い弦へと順に弾けば良いだけです。バイオリンの調弦「G-D-A-E」とベースの「E-A-D-G」はちょうど裏返しになっているのです。
このように、メロディー担当の楽器は、指を使い切ったら隣の弦に移る「五」の調弦
伴奏担当の楽器は、コード進行が弾きやすいように四・四・四と行く「四」の調弦になっています。
どこの国の楽器でもそうなっていますので、大昔はどの国でも色々やっているうちにその考え方にいたったのだと思います。
参考に各国の楽器を見ておきましょう。(小文字はオクターブ高い音)
イタリアの「マンドリン」が低い方から、G-D-A-E (五・五・五でバイオリンと同じ)
中国の「二胡」が低い方からA-D(四)
「三味線(本調子)」がD-A-d(五・四)
「三味線(三下がり)」がD-G-C (四・四)
ロシアの「バラライカ」がE-e-A (八・四)
「大正琴(標準)」D-G-g-g-g (四・八・一・一)
単純な楽器は基本調弦を「四」にしておいて、低い弦でチョンチョンと伴奏音を入れながら、メロディーは最高音弦一本で奏るものが多いです。
あと、ギターの高音側の調弦は、先の回答者さんの意見が正しいと思います。
用途・目的に応じて、弾きやすくなっているということです。
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この回答へのお礼

お返事遅れて申し訳ございません!なるほど、やはりいろいろな事が考慮されて各開放弦の音が決まっているんですね。難しいことなので完全に理解するのは難しいですが、なんとなく理解できました。ご丁寧に解説していただきありがとうございます!!

お礼日時:2008/02/07 03:37

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