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岡田監督が就任のときに発言した「接近、展開、連続」に、私は違和感を感じました。
手でボールを持ったり投げたりするラグビーと異なり、足でけるラグビーはボールコントロールの精度が低いので、味方に接近していても敵にインターセプトされる危険はあり、連続しようとしてもミスはつきものです。特に日本選手はパス回しばかりしてシュートしないのが欠点です。
私は、現在のサッカーの勝つための戦術は、少ないパスでシュートにつなげることや、スペースを作ったり逆サイドに大きく展開して攻めることが常識だと思っていたので、その反対のような岡田発言に愕然としました。
サッカーに詳しい方のお考えを聞きたいです。

A 回答 (6件)

ですから岡田さんの言う展開というのもサイドへの展開を差しているのではないでしょうか?


ただ岡田さんが何を考えているかはさておき、あなたの言うことで気になったのはリスクを避けることばかり考えているように思ったことです。つまり90年代から思考が抜け出せていないということです。

>ボールコントロールの精度が低い

精度は高めなければいけません。今はプレッシングの中でボールをとられない技術を持つことは当たり前です。
90年代とは違うのです。
あのころはプレッシングばかりが重視されて一部を除いてボールコントロールが追いつけなかったのです。
だからリスクを避けるプレーばかりになりダイレクトプレー主体の攻撃なのでゴールの少ない試合が増えたのです。

でも安全第一の傾向がでればそこに付け入る隙ができるのは当然です。10年もたてば時代にあった技術を持った選手が育つのも当然です。
昨季のバルセロナのような異次元のチームに限った話ではありません。
ベンゲル監督もベニテス監督も時代にあった攻撃サッカーを常に実践しています。

あなたの言うようにダイレクトプレーが基本なのはいつの時代も同じです。
でも考えてみてください。なぜイタリアサッカーが90年代のように毎年ヨーロッパの決勝まで進めなくなったのかを。
敵があの時代よりもはるかに多彩な攻撃を仕掛けてきたら、つまりプレスなどかわしてサイド攻撃を連続して徹底できるチームが現れたらそりゃあ今までのようにはいかなくなりますよ。
そしてイタリア勢はそういうサッカーはしようとしないんですから。
つまりそれが岡田さんの言う接近、展開、連続じゃないんですか。

つまり90年代の世の流れがイタリア人の考えに合っていたから彼らが多くの勝利を手に入れることもできたのです。
つまり相手の持ち味を封じてリスクを冒さずに勝つ戦い方の風潮がね。
当時のイタリア勢の戦い方に影響されてそれが当たり前だと思っていたらちょっと危険ですね。
実際あなたもあの頃のセリエAのサッカーに違和感を感じた事はありませんでしたか?

創造しようという努力をせずに目先のリスクを回避しようという事しか考えられないのでは限界があるということは実際に証明されました。

日本人がその事に気がつかないのでは10年、20年と遅れをとるだけです。
ただ具体的な話をしない岡田さんがどこまでわかっているのかは疑問ですけど。
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テレ朝のGET SPORTS内でサッカー解説者の中西氏が解説しておりましたが、密集地でパス交換を繰り返すことで、相手を一方のサイドに集め(「接近」)、相手が一方のサイドに片寄ったときにサイドチェンジを行いフリーの状態を作り出す(「展開」)


これはボールタッチの技術に優れた日本人選手の特性を活かすもの
とのこと。
もう1点加えると、これにより味方もかたまってしまうのでボールカットをされた後にカウンターを受ける可能性が高いのでボールを奪われた瞬間にすぐに守備に切り替えボールを奪いにいくという意識統一を図っているとのこと。

私見としては、アジア予選においては相手チームが自陣に引いてしまうことが多いため、相手を引き出すには有効な手段かと思います。
おっしゃる通りインターセプトされる危険やパスミスの発生リスクはあると思いますが、ただ単に左右に蹴ったところで相手の人数が揃っていればサイドチェンジの意味がありません。そういう意味でリスクを伴うことで、「有効な」サイドチェンジや「意図的に」スペースを作りだす戦術ではないかと感じています。

また余談ではありますが、個人的には日本代表の欠点としてはペナルティエリア付近での勝負が少ないということだと思います。確かにパスをつないでフリーの確実な状態でシュートできれば一番良いのですが、パスを出すとわかっていれば相手も守りやすい。そういう意味ではタイ戦の山瀬の左サイドでの突破や大久保のペナルティエリア付近での突破を試みるプレーは良い傾向かと思います。

これは何かの雑誌で読んだのですが、現在活躍している世代はキャプテン翼を読んで影響を受けた人が多いため、中盤でボールをキープして長い時間ドリブルができるというMF的なプレーが一番好まれているとのこと。
そういう意味ではいろいろな媒体でいろいろな選手のプレーが見れるようになった時代ですのでこれからは色々な趣向を持った選手が現れアタックゾーン(相手のペナルティエリアの近く)で勝負をする選手も多くなるのではないでしょうか。
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はっきり覚えていないですが、 「接近」は距離もありますが、むしろ「行為」=ボールを迎えに行く、もらいに行くことを意味している。

「展開は」文字通り展開。
また、連続もミスした場合を含め、「接近」「展開」を繰り返す。
と言っていたような気がします。きわめて基本だなと思いました。

ショートパスで敵を引きつけ(ショートパスのやりとりの中での「接近」という行為、敵も「接近」してきます)、スペースに「展開」。こぼれ球を拾い、「接近」「展開」を「連続」する。

とだれかが解説していたような気がします。そういう意味では、質問者様の考えともそんなに大きく違っていないと思います。ま、これは、解説者の解釈なのかもしれませんが。
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私も違和感を感じました。



ラグビーに限らず、同じフットボールを起源とするサッカーでも、グローバルスタンダードや従来の常識にこだわらず、日本人の特徴を生かす戦い方を目指すべきだと思います。
しかしなぜ「接近、展開、連続」なのでしょうか?

ご存じの通り「接近、展開、連続」は、体の小さな早稲田が大きな明治に勝つため、そして小さな日本人が大きな外国人に勝つために編み出されたものです。
力勝負ではパワーに勝る相手にかなわないので、日本人の敏捷性を生かして真正面からの力勝負を避け、左右に大きく展開することで大きな相手を疲れさせる戦法です。
この作戦を実行するには、針の穴を通すようなパスの精度や、絶妙のタイミングで相手の間をすり抜けるようなコンビネーションなどのスキルを磨き上げ、相手に走り負けないだけのフィットネス(持久力)を鍛え上げる必要があります。

もちろん岡田さんが考える「接近」「展開」「連続」と、ラグビーにおけるそれぞれの意味合いは違うと思います。
しかし真正面から力勝負をすることの少ないサッカーで、しかも急遽就任し充分な時間があるとは言えない状況で、わざわざラグビーから引用する必要があったのでしょうか?

今後どの様な戦い方を見せてくれるか楽しみではありますが...
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重複するのかも知れませんが。



岡ちゃんは、オシムさんと比較される状況で就任になりました。「接近、展開、連続」はマスコミに受け易いキーワードになったと思います。まぁそれで注目もされているのでしょう。

日本人のアジリティ(俊敏性)を活かすには、ベクトル合わせ(方向性づけ)としては一つの考え方ではあると思います。問題は、他国強豪をも凌げるような具体的な指導法を持っているのかどうか、だと思います。
おっしゃっていることも一つだと思います。
でもそれは(も)世界のスタンダードであって、強豪もやっていることですよね。それを凌げるコーチ(監督)を日本にリアルに呼べるかは別の問題ですが、日本のサッカーって何?という見方をすればもう少し見てみるしかないのかなとも思います。
(>少ないパスでシュートにつなげることや、スペースを作ったり逆サイドに大きく展開、は草サッカーでも常識の範疇ですよね)

相手のあることですし、「どちらか一つとかどれかがサッカー」ではないと思いますけれど、どうなんでしょう。
要はボールを失わず、シュートまで構成できる日本チームができればよいと考えます。(ポゼッションであろうがワンタッチであろうがです)
個々がアイディアを出して優位性を作ろう、というのはそうまちがってはないとは思うのです。 考えて走る。
「接近、展開、連続」という言葉にそんなに囚われることはないと思いますけど。 オシムさんにしても対マスコミ向けのケム巻き発言はありましたから。
岡ちゃんに期待をしているわけではありませんが、オフ明け2月のW杯予選という、日本選手にはよくないスケジュール、コンディションを現実的に乗り切って貰いたいものです。
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いやまぁこの辺の分かりやすいテーマってのは結局のところ誰もが同じ事を言っています。

要は基本に忠実にということです。
オシム前監督だって日本の攻撃は所詮高めれても精度も決定力も低いんだから、ポゼッションを高めて攻撃を繰り返すということは基本テーマでしたし(そのため悪い内容のときは横パスの応酬にしかなりませんでした)、サイドチェンジを多用した「展開」もその通りでしたが、岡田監督だって「展開」という表現はそのものずばり入っていますよ? なのに岡田監督の「展開」は「逆サイドに大きく展開して攻めること」ことではないという評価は意味不明です。

チリ戦ではそれがまるでみられずショートパスを多用した中央突破しか見られなかったのは言われたことを言われた通りに言われただけやる日本人の悪い癖が出ただけでしょう。ボスニア戦では若干修正されていましたし、タイ戦に向けての練習ではさらに「展開」をテーマに練習しているようです。おそらくそうなると今度はそればかりになるんでしょうがw

中央突破もしつつサイド展開だってするし、プレスだってかけるし、ど歴代監督(クラブの監督を含めて)誰もが言っています。若干違いがあるとすれば、オシム前監督の方がプレスのタイミングが遅い(割と自陣まで引き込んでボールをとったら大きく展開)のに比べて岡田監督のはもっと前からかけてそこから少ない手数で一気にという感じでしょうか。

問題はそういうテーマではなく、そういったテーマにあわせた練習方法だったりで、特に代表はクラブチームほど練習に時間がとれない分、どれだけその方針を徹底できるのか、理解させるのかが重要かと思います。オシム前監督はその辺個性的な手法で徹底していたと思いますが、岡田監督は・・・どうなんでしょうね。マリノス時代は選手が揃っていた時は圧倒的な強さでしたが、あれだけ揃っていれば特に岡田監督で無くとも残せたような気がしますし。逆に札幌時代の手腕(対フロント交渉なり、無名選手の育成・獲得なり)の方が優れていたのではと思います。つまり監督というよりはGMの方に向いているのではないかなと。
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この回答へのお礼

わかりやすい解説ありがとうございます。
岡田さんがラグビーに例えて話され、逆サイドに大きく展開するというのはラグビーではめったに見ない戦術なので、私が誤解したんでしょう。たぶん。

岡田監督というと、フランスワールドカップの際、不調の城を使い続け、3連敗した監督、思い込みが強く臨機応変ができない頭の固い人、所詮アマチュアという印象が強く、日本代表の今後が不安でたまりません。

お礼日時:2008/02/02 16:22

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