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高校生です。投稿する前に検索をして皆さんの質問、回答を見させていただきましたが、理解に苦しみますので、投稿させていただきます。
タイトルのままなのですが、市場の失敗のひとつである「公共財の供給が十分に行われない」というのが、完全競争の市場においてどんな意味を持っているのかを、ご指導よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

いわゆる「市場の失敗」というやつです。



普通の財(ものやサービスのこと)は、価格システムを通じて、もっとも効率的になるように生産・分配が行われます(平等や公平性は必ずしも達成されない)。しかし、公共財の場合は、(市場が完全であっても)もっとも効率的な量よりも少なくしか供給されない、という事が知られています。

例えば、公共財の代表格といえば道路ですが、道路は出来てしまえばそこを自由に通ることが出来ます(有料道路や渋滞などは目を瞑ります)。だとすれば、建設にはお金がかかりますが、「あんまり必要ない」ことにしてほとんどお金を払わず、出来てしまってから使い倒す、といった戦略がお得、ということになります。みんながこういった考えでは、結局はお金が足りなくて道路自体を作ることが出来なくなります。
したがって供給量は実際に必要な量よりも少なくなってしまうのです。


> 市場の失敗のひとつである「公共財の供給が十分に行われない」というのが、完全競争の市場においてどんな意味を持っているのか

アダムスミス以来、古典派経済学(100年以上前ですが)は「経済は放っておく方がよいのだ」という考え方が主流でした。が、本当は政府などが介入しなければダメな領域がある、ということを示したのが、一つには市場の失敗です。
経済学は、政策論的には、「神の見えざる手に任す」か「介入する」のいずれかの間を揺れ動いているのです。
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