No.8ベストアンサー
- 回答日時:
再び登場。
まず、誤記訂正させてください。
Uを求める式の途中、
U = ∫Fdr = ∫(-GMm)/r^2・dt
= GMm∫r^(-2) dt
ではなく、
U = ∫Fdr = ∫GMm/r^2・dt
= GMm∫r^(-2) dt
でした。
>>>
数学によれば、微分は関数の増減や接線を求めるもの、積分は関数と軸とに囲まれた部分の面積や、軸に対する体積を求めるための方法だというイメージがあるますが、この場合の微分・積分と重力や位置エネルギーの関係はどうつながるのでしょうか?
重力であれ、電磁気力であれ、斜面をころがるか滑る物体であれ、
ある地点と、その近傍の地点とでポテンシャル(位置エネルギーなど)に差がなければ、力は発生していません。
ポテンシャルに差があるから力が発生します。
これは、地図の等高線を例にして考えるとわかりやすいです。
等高線がない(あるいは非常にすくない)場所は平地であり、その場所にボールを置いても転がりません。
等高線があれば、たとえば、高さ100メートルと高さ200メートルとの間は、等高線に直角な方向にボールがころがります。
この「高さ」がポテンシャルに相当します。
等高線の間隔が狭ければ急な坂、広ければなだらかな坂、ものすごく広いかまたは等高線がない場合は平坦です。
微分というのは変化率を求めるものですので、ある地点とその近傍の地点との高さの差、すなわち、地点間を結ぶ道のりの間にまたぐ等高線の本数が、地点同士の坂の急峻度を表します。
単位道のりあたりの等高線の間隔が狭ければ、それは高さの変化率が大、広ければ小です。
ご質問のケースですと、
位置エネルギーは U=-GMm/r
「地点rの近傍」をr+Δtと表すことにします。
位置がrがr+Δに変化するとき、位置エネルギーは、
U=-GMm/r から U=-GMm/(r+Δ) に変化します。
力すなわち、Δrだけずれた地点の位置エネルギーの差ΔUは、
ΔU = -GMm/(r+Δr) - (-GMm/r)
= -GMm{1/(r+Δr) - 1/r)}
(分母と分子にr(r+Δr)をかけて)
= -GMm{r-(r+Δr)}/r(r+Δr)
= GMm(-Δr)/r(r+Δr)
= -GMmΔr/{r(r+Δr)}
ここで、Δrを限りなくゼロに近づける(Δr→0)と、
r+Δr は、ほぼrなので、
(Δrをdr、ΔUをdUに書き換えて)
dU = -GMm・dr/r^2 ・・・(あ)
dU/dr = -GMm/r^2 (= F)
です。
ここまでやった計算は、微分にほかなりません。
ポテンシャルUを微分すれば、力になります。
積分は微分の逆ですので、(掛け算の逆が割り算であるのとおなじことです。)
力を積分すればポテンシャルになります。
上記の(あ)の式の左辺と右辺の頭にそれぞれ「∫」をつけるだけで、積分の式になります。
回答ありがとうございます。
>ポテンシャルに差があるから力が発生します。
>単位道のりあたりの等高線の間隔が狭ければ、それは高さの変化率が大、広ければ小です。
>ポテンシャルUを微分すれば、力になります。
参考にいたします。回答に感謝します。
No.9
- 回答日時:
大きな距離と小さな距離との場合を混同していませんか。
生活圏内ならば位置エネルギーは高さに比例しますね。
地上でゼロです。高さによらず引力は同じと考えます。
しかし月ぐらいの距離になったら、引力は距離の2乗に反比例します。距離を測るのは、地球の中心からです。
それらを整理すれば見えてくるのでは無いでしょうか。
回答ありがとうございます。
本の記載によると、万有引力の位置エネルギー
U=-GMm/r
は、地球の引力から脱出するための計算に使っていました。
ex: 1/2mv^2-GmM/r=一定
No.7
- 回答日時:
位置エネルギー(ポテンシャル)をrで微分したのが重力(重力場)です。
F = U’= (-GMm/r)’
= -GMm・(r^(-1) )’
= -GMm・(-1・r^(-2) )
= GMm/r^2
逆をやってみましょうか。
重力(場)を積分したものが位置エネルギー(ポテンシャル)です。
U = ∫Fdr = ∫(-GMm)/r^2・dt
= GMm∫r^(-2) dt
= GMm・(-r^(-1) ) + 積分定数
= -GMm/r + 積分定数
積分定数をゼロにするのが合理的なので、
U = -GMm/r
これは、無限遠点(r→∞)におけるポテンシャルがゼロという基準になります。
回答ありがとうございます。
数学によれば、微分は関数の増減や接線を求めるもの、積分は関数と軸とに囲まれた部分の面積や、軸に対する体積を求めるための方法だというイメージがあるますが、この場合の微分・積分と重力や位置エネルギーの関係はどうつながるのでしょうか?
No.5
- 回答日時:
>基準が無限遠とのことですが
位置エネルギー=0です。(基準点)
ここを基準に取れば、
mghの位置エネルギーを持つ物質の逆の運動を行います。
回答ありがとうございます。
無限遠が0(基準)として、いま、「(地表上でなら)-∞+R:[地球の半径]→0(基準)に向かって運動する」ということでよいのでしょうか?
No.4
- 回答日時:
回答ありがとうございます。
R
ところで、U=-∫(-GMm/r^2)dr=-GMm/R
∞
とは、なにを計算しているのでしょうか?(積分記号ということはわかりますが・・・)
そして、なぜマイナスなのでしょうか?
No.3
- 回答日時:
位置エネルギー=mgh
この回答への補足
回答ありがとうございます。
ところで、万有引力の位置エネルギーは基準が無限遠とのことですが、どのように考えれば位置エネルギーはマイナスになるということになるのでしょうか?
回答ありがとうございます。
私の知っている限りでは、位置エネルギーは
(1)mgh (重力による位置エネルギー)
(2)1/2kx^2 (k:ばね定数 x:縮んだ距離)
(3)-GMm/r (万有引力の位置エネルギー)
とのことですが、重力による位置エネルギーと万有引力による位置エネルギーは何か関連がありませんか?私の単なる思い過ごしでしょうか?
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