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何故、日本は食料自給率が低いのですか?
今後 自給自足に切り替えるのは無理ですか?
もし、無理だとすれば何が問題になりますか?
よろしくお願いします。

A 回答 (11件中1~10件)

通商白書2002 第3-1-5表 米国の職種別の雇用者数と実質平均賃金の推移


http://www.meti.go.jp/hakusho/tsusyo/soron/H14/H …

これによると米国の農林水産業従事者の2000年実質平均賃金は17411ドル。
大規模化で効率的と言われている米国ですらこの程度。
競争で勝負するなら、日本でもこの程度の収入で働く覚悟は必要。
でも日本の物価でこの額(昇給も給与保障も無し)というのは、魅力的かというと果てしなく疑問。

日本は平野がほとんど無く、それの良さげな所の多くは都市部や住宅地になっているから、ほとんどの地域で効率的な大規模化は無理に近い。
そうなると出来た物はどうしても高くなってしまう。
しかし一般消費者は種類が同じなら価格の安いものを選ぶことが多いので、価格で勝負することはまず不可能。
品質で勝負といっても、現在でも中国産が売れ続けていることを考えると、自給率に反映できるかはかなり疑問。
そうなると現在の社会システムのまま自給率を上げるなんて無理で、補助金をつぎこむという一見アホっぽい方法しかないという考えに行き着く。
(実際欧米では大量に農業に補助金を出している)
しかし多くの人は農業の現状について無知なので多額の補助金を出す法案が出されれば間違いなく「税金の無駄だ!」とか言って反対するだろう。
なので、とりあえずは地道な啓蒙活動を行うしかないと思う。
現在はそれなりに元気なジジババが支えているが、何年かするとそういう方々が撤退していくだろうから、それまでに生産側も含めてなんとかしなければいけないんだけど、…無理かなぁ。

運送や小売とかは日本国内と競争していれば良いが、農業とかは途上国との競争になるから洒落にならないんだよね。


余談
一応日本でも条件付だが農業の企業参入はできるようになっている。

農林水産省/一般企業の農業参入について
http://www.maff.go.jp/soshiki/keiei/nouchi/shien …
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この回答へのお礼

こんにちわ
やはり、地理的なことが問題なんですね。
これからは後継者のことも問題になりますし。
でも、一旦都会へでた若者がUターンして帰って来て農業を継ぐなどというドキュメンタリーなどもたまに見ますので絶望はまだ早いと思うのですが。
私なら、家が農家であれば小規模でも土地と一緒に暮らしたいです。
都会でイヤな上司にへいこらして神経すり減らすよりは良いと思うんですが。
甘いでしょうか?

ご回答ありがとうございました!

お礼日時:2008/02/16 20:46

多くの回答者諸氏が指摘されている通り、日本の食料自給率が低くなったのは「農業は儲からない」「科学技術の発達による遠隔地からの移送可能化」「日本人の食の欧米化」「国際分業の進展」によるものですが、私はこれらの原因は徐々に「過去形」にありつつあると考えています。

 即ち「農業は儲からない(競争力がない)」=中国においてさえも日本の高級食品への関心が高まっている。 「・・・遠隔地からの予想可能化」=技術的には可能でも、輸送費が高騰してきた、発展途上国の労賃も上昇してくる。 「食の欧米化」=この傾向は既に久しく、今では多くの欧米原産食材が日本国内で生産可能となっている。 「国際分業化」=逆転現象は既に始まっており、中国など、発展途上国で相当レベルの工業製品が作られ湯ようになってきた。しかも廉価に。
 日本のこれからの国勢(高齢化・人口減)、中国やインドなど発展途上国の動静を見るとき、歴史はめぐって、食=農業に対する考え方を根本から改める出来にきているではないかと考えられます。
 日本は 豊葦原瑞穂の国、元もと農業国であったのです。広くはないけど肥沃な国土を持ち、気候に恵まれ、何にもまして世界に冠たる蓄積された農業技術(高品質と創意工夫の成果)を持っています。牧畜・漁業においても然りです。工業生産で、日本が何時までも中国・インドなどより優位でおられそうにない気配もただあよい始めてます。
 今こそ国家を挙げて大転換=農業化を指向すべき時にさしかかっているのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

こんばんわ
日本の土地は狭いけれど質が良いのは本当ですね。
しかし、自給出来るほどの量を如何にして生産出来るかが問題なんですね。
しかし、人類は宇宙へ飛び出す時代ですから、何か方法を考えつくかも知れません、例えば日光を必要としない農作物とか?!
食を握られているということは生命線を握られていることですから。
本当に考える時が来ていると思います。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/02/15 21:30

現代社会は役割を分担する事によって成立しています。


なので食料の自給率を上げてもあまり意味はありません。

仮に食料自給率が100%になったとしても食料生産を行う農村部とそれを消費する都市部とに分かれている以上、食料を生産地から消費地に輸送しなければなりません。
輸送手段である船舶、鉄道、自動車を動かすには石油や石炭が必要となります。

エネルギー源が自給出来なければ石油/石炭を禁輸されるだけで飢餓状態の都市部と消費しきれずに朽ちてく食料を抱えた農村部の出来上がりですよね?

また、エネルギー源を確保出来たとしても、船舶、鉄道、自動車を生産しなければ食料は運べません。
その為には各種鉱物資源なども自給する必要がありますよね?

このような具合にいろいろな物が密接に関連しているのが現代社会です。
国内である程度の分業は可能かもしれませんが、食料以外の資源も自給出来ない日本では
自給自足の体制を作るのは不可能です。
売れる物を輸出し、必要な物を輸入する以外に日本が生きてゆく方法は無いのではないかと思います。
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この回答へのお礼

こんばんわ
では、資源のない日本はいつも損で、不安定な立場での取引ということになりますね。
何かすごく悲観的になってしまいます。
せめて、輸出する物をもっと、世界中が必要とするような物、例えば最先端医療に必要で日本で特許を取った物とか、何か考えた方が良いかも知れませんね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/02/15 21:16

> 農家を守るために企業の農業参入を禁止している事が逆に日本の


> 農業の発展を阻止している?という皮肉な結果になっているんですか?

 #5です。それは「 農業の発展 」をどう定義するかの問題でしょう。
企業の農業参入を認め、それにより零細農家がつぶれ、農業従事者が
自分ではなんら決定権を持たない一従業員になることが“発展”なので
あれば、現在の法律は発展を阻止しているのかもしれません。

 いっぽうで農家に対する保護を撤廃し、その結果、数多くの
農家が輸入農産物との価格競争で敗退して廃業するのが“発展”
だとしたら、その発展にどれだけの意味があるでしょうか。

 農業というのは、大規模農場での集約的生産による規模の利
益が大きくものを言う産業です。高品質なイチゴなど、その例
外である農産物では日本の農家も高い競争力を持ちます。いっ
ぽうで穀物や多くの野菜類は、輸入品には太刀打ちできません。

> これは、貿易の不均衡を是正するために決められた事と解して良いのでしょうか?
> それでは、解決策として車の輸出を減らす、というのは?

 これぞ、社会主義国家的な発想です。民間の自由な経済活動を
政府が制限するのは、自由主義国ではもっとも避けるべきことです。
ただでさえ官僚が信頼されていないのに、「 農業を保護する 」という
スローガンのもと、自動車の輸出を減らせと政府が命令したとして、
その効果をあなたは信じられますか?

 確認しておきたいのですが、食の安全を守ることと、むやみに
食料自給率を上げるのは別の問題です。自動車事故を減らすために
自動車販売を制限するのと同じくらい、間違った方向性と言えます。
現状で大切なのは、食料の安全基準を高めること、それに必要な
コストを惜しまないことです。

 今回のギョーザ事件に関しては、中国当局が現地工場への日本側
調査団の立ち入りを制限するといった報道がありました。こういった
中国側の横暴な態度には、官民ともに強く抗議していくべきです。

 また、私は以前から中国産の冷凍食品は一切購入していませんし、
野菜類も中国産は絶対に買いません。98 円の中国産生姜を買わず、
148 円の国内産を買うなどしています。食費は少し増えますが、
自らの健康を買うコストとしては安いものだと思っています。

この回答への補足

すみません、すごく興味が湧いて来たので、もう一度回答下さい!

農業を保護するというスローガンのもとに自動車の輸出を減らせと政府が命令したらその結果はどうなりますか?

というのは、零細農家を守るために、企業が農業へ参入することを禁止しているということもすごく社会主義的と思えるんですが。

補足日時:2008/02/15 16:45
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「食」というものは、もともと地産地消だったわけですが、冷凍技術や輸送技術が進歩したことで、遠くの食材を新鮮なまま楽しむことができるようになりました。


そうすると、食材を効率よく育てられる地域から運んだ方が安く消費者に提供できる、ということになり、それが世界というスケールに拡がって行くにつれ、日本の自給率は当然のごとく下がっていきます。
なので、経済という視点に立つと、日本の食料自給率を上げようという姿勢は川の流れを逆にするような無理があります。
いくら「国産を食べよう」と叫んでも、ほとんどの消費者は安いものを選んでしまうからです。
ただし、環境的視点で言えば、遠方から輸送する際に排出されるCO2が問題視されていますし、国家防衛という視点では、未来に訪れる食糧難に備えることは急務ですから、行政によるなんらかのテコ入れが期待されているところです。
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この回答へのお礼

こんにちわ
今のところはやはり消費者はどうしても安いものを選ぶと思います。
でも、今ほど食の安全が問われている時代もないと思いますし、また仰るように国家防衛や食糧難など、不慮の事態に備えた対策は必要だと思います。
食を押さえられるという事はいろいろな外交にも不利ですね。
ご回答ありがとうございました、勉強になりました。

お礼日時:2008/02/14 16:44

農業だけの問題ではありませんが、


一昨年の暮れ 大根や白菜が出荷されず廃棄処分にされたことを覚えていますでしょうか、
供給過剰になれば価格が暴落し出荷するればするほど赤字が増える そんな状況でした、
売れないものは作れない なぜ売れないか 買う人が少ないから・・・
需給率を上げるには 国産の農産物 特に地元産を買うことです、

餃子事件関係で大手食品メーカーの社長が
「日本の食料自給率が40%に満たない状況では 輸入食品に頼らざるを得ない」のようなことを言っていましたが
原因と結果が逆ではないかと思いますね、
大手食品メーカーが率先して国産農産物を使えば もっと自給率は上がるはずです、
国産農産物を使えば中国産より価格が高くなるのは避けられませんが
品質がよければ 需要はあるでしょう
100%自給するのは現実的ではなく 無理な話ですが
50%位には もっていけそうには思います、

何はともあれ 新鮮で熟度の高い 美味しい地場物を買うようにしましょう。
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この回答へのお礼

こんにちわ
ええ、野菜の廃棄処分の事覚えています。
トタクターで潰すくらいなら、何かに利用出来ないかと、大方の人は痛ましい思いで見ていたと記憶してます。

大分前、アメリカから輸入される野菜や果物に、ポストハーベストの処理がされるのをテレビで見て、気持ちが悪くなりました。
人体に安全な範囲の散布とは言ってますけど、事実は誰が証明するのでしょう?
危険な食品は中国だけではないですよね?
それらのものを有無を言わさず食べさせられている現状を日本人は認識していないのでしょうか?
いろいろの事情から、これからは、国産品が求められる時代になるのではないでしょうか?
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/02/14 16:33

 企業が農業をやらないのは効率の問題ではなく、法律で


禁じられているからです。具体的には株式会社による農業
への参入が禁止されています。外食産業ではよく、契約農
家からの独占供給をウリにしたりしますが、逆に言えばあ
くまで農家と契約しないとならないわけです。

 ではなぜ企業の農業参入を禁じるのか。それは他の方が
説明しているように日本の農業形態が小規模なので、企業
が参入したら既存の農家が立ち行かなくなるからです。い
わば産業保護の立場でこういった法律があるのです。

 もしこの法律が、一般消費者にとって不利益になるなら
反対の声も大きく挙がるでしょう。ですが現実には経済活
動にのっとって、海外から食料を輸入すれば安価に調達で
きるので、とくに大反対とはならないのです。

※たまに特区制度のひとつとして株式会社の参入を
 求める声もありますが、大規模な反対運動を耳に
 したことはありません。

> 今後 自給自足に切り替えるのは無理ですか?

 そのためには日本政府が食料の輸入を禁止する必要があり、
これは自由主義や資本主義に反することなので、無理です。

> 無理だとすれば何が問題になりますか?

 世界的な不作が発生したとき、食料の輸入がとだえる
可能性があり、一時的に食糧難になるかもしれません。
ただ、現状の自給率はあくまで経済原則にのっとった
結果であり、採算性を無視すれば自給率は上げられます。

 もし、世界的な不作という国家緊急事態に瀕したら、
官民を挙げて自給率の向上に努めるでしょう。少なくても
現在の世界情勢が続くうちは心配ご無用です。

※日本では産出できない石油が輸入できなくなったら、
なんてことを真剣に考えてもしょうがないのと一緒です。
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この回答へのお礼

こんにちわ
農家を守るために企業の農業参入を禁止している事が逆に日本の農業の発展を阻止している?という皮肉な結果になっているんですか?

>そのためには日本政府が食料の輸入を禁止する必要があり、これは自由主義や資本主義に反する事なので無理
これは、貿易の不均衡を是正するために決められた事と解して良いのでしょうか?
それでは、解決策として車の輸出を減らす、というのは?
やっぱり出来ないんでしょうね、これは。
ご回答ありがとうございました。
何か、頭の中のもやもやが少し晴れて、核心に近ずいたような気がします。

お礼日時:2008/02/14 16:18

戦後GHQが大地主から強制的に土地を買い上げ、小作人を独立させたのですが、逆に大規模農業が出来なくなってしまったのです 日本はさらに高度成長したため、農業に頼らなくなってしまいました それと地形的に農地を広く取ることがむずかしく超大型農業機械が導入しにくいこともあるでしょうね 根底にあるのは円高メリットで輸入してしまうことです



民主党は自給率をあげる公約をしてますから、出来るかどうか確かめて見ると良いでしょう
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この回答へのお礼

こんにちわ
そうですね、段々畑も空から見る景観は素晴らしくても、作業をする人に取っては拷問に等しいかも?
確かに小作人制度が撤廃されて、土地が小間切れになってしまったという事も規模が小さくなった事に関係しているんですね?
参考になりました、ありがとうございました。

お礼日時:2008/02/14 16:01

日本の食料自給率が低いのは、農業が儲からないからです。


いわゆる農業国にはとても広い国土があり、それを一気に耕作できる巨大な機械を使っています。
日本で農地といったら学校の校庭程度のものを想像してしまいますが、
アメリカやオーストラリア、ブラジルなどの農地は地平線の彼方までのものが普通に存在しています。
さらに、日本は人件費と燃料がやたらと高価なので、
企業が農業に手を出すということはほとんどありません。
儲けが少ないだけでなく、ちょっと夏が寒いだけで、
簡単に赤字になるようなデメリットもあるからです。
ですから、日本産の作物はどうしても、農業国の作物より高価になってしまいます。
現状のままでは、政府がどんなに農家を援助しても食料自給率は上昇しないでしょう。
輸入を禁止すれば嫌でも食料の値段が急騰し、たくさんの企業が農業に手を出すんでしょうが、その前に日本経済は大混乱することは間違いないです。
他にも方法はあるかもしれませんが、莫大な予算を必要とするでしょう。
現状では農業国の農家と日本にだけ作物を売ってくれるように契約するしかありません
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この回答へのお礼

こんにちわ
なるほど、農業が儲からない理由としてその規模があったんですね?
肥料でも農薬でも空からヘリで散布するやり方では自ずと収穫量も違って来ますからね。
美しい四季が災いしている事もあるんですね。
よくわかりました。
でも知恵を寄せあって何かの解決策を考えたいですよね。
だって、食の安全がこれほど騒がれているんですものね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/02/14 15:51

簡単に言うと儲からないからです。

畑を耕すより車を作ってるほうが金になりますからね。

あと、今の若者は首から下を使う仕事を嫌いますので、「農業だせえ」とか思ってるのが現状です。加えて彼らは

「やりたくないことはやらなくていいんだよ」

と言われて育った人間ですから、「日本の食料事情がやばい。今こそ日本国民一つとなって畑を…」なんて状態になっても、やりたくない畑仕事なんてやりません。

私は日本人が食料を自給自足するのは無理だと思います。原因としては先に述べた「行き過ぎた自由主義」ですかね。
自分で作らないくせに中国産の食材はヤダヤダと文句を言う。私は日本人ですが、日本人は救いがたい民族だと思ってます。
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この回答へのお礼

こんにちわ
自給自足には悲観的ですか?
でもせめて自給率UPに向けて頑張りたいですね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/02/14 15:39

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