
国語の基本的な事について、大人になってから今更ながら疑問が払拭できないので質問をださせていただきました。
ちいさい頃、学校の先生に「平仮名は伸ばしてはいけませんよ。」と、教わった記憶があります。
【例】
○ らあめん
× らーめん
でも、現在の大人を見ていると、「平仮名を伸ばしてはダメだ。」
という認識を持っている人は、ほとんど居ないような気がします。
元々平仮名を伸ばすこと自体がすくないでしょうから、そうなのかもしれませんが、
みんなが同じ使い方をすれば”正しい日本語”自体も変化してしまうものなのですよね?
だとしたら、いまのご時世は、平仮名を伸ばしてもよいのでしょうか?
それとも、元々わたしの勘違いなのでしょうか?
それ以外にも、現代はパソコンで文章を打つので、
漢字でもふり仮名に対して知識がないので疑問だらけです。
例えば「ふきつけ」という言葉を打つのに、
正式には「吹き付け」かなと思っているのですが、
省略して「吹付け」とか「吹付」とあるのですが、
こういったものは、正解はあるのでしょうか?
パソコンで文章を作成すると、見た目をスッキリさせる為に省略したり、
枠の大きさの都合で省略したりしたいケースが多いように思うのですが、
間違っているとしたら、無理やり相手や流れに合わせたくありません。
例えば、パソコンで見積りを作成したり、
お客さんに対して文章を打ったりする際に、
ふり仮名は、省略してもいいものなのでしょうか?
無知ですいませんが、おしえてください。
よろしくおねがいします。
No.8ベストアンサー
- 回答日時:
ラーメンを平仮名で書くのは妥当か?という疑問はさておき、現実には「らーめん」「らあめん」「らぁめん」などの平仮名表記が巷に溢れています。
これらは視覚効果を狙ったものでしょうから、表記の成否とは別問題。平仮名に長音符号(音引き・伸ばし棒)を使う棒引き仮名遣いは、100年ほど前に文部省の小学校教科書で正式に採用されていた時期がありましたが、数年で廃止されています。
昭和21年内閣告示第33号『現代かなづかい』や、昭和61年告示第1号『現代仮名遣い』では、長音符号を使わないのがルールです。現状においては、昭和61年版が公式の“基準”になります。
マンガの吹き出しや、若者が仲間内のメールなどで長音符号を使うのはかまわないと思いますが、フォーマルな文章ではまだまだ認められないでしょう。将来はどうなるか分かりませんが。
-----------
送り仮名(振り仮名ではなく)についてはは、昭和34年内閣告示第1号『送り仮名の付け方』、昭和48年内閣告示第2号『送り仮名の付け方』と改訂を重ね、昭和56年内閣告示第3号『送り仮名の付け方』が現行の最新版。
細かな違いは別として、「活用語尾から送る」のが原則・本則。通則として読み違えるおそれがない場合は省略できることもあります。例外がいろいろあるので、単純にはいえません。
「ふきつけ」は、本則は「吹き付け」ですが、通則では「吹付け」と書けます。「吹き」の「き」を省いても、「吹く付け」と読まれるおそれはないでしょう。
「吹付」は、「吹付塗装」「吹付工事」などで送り仮名を省く慣用が固定していると一般に認められるものは、省くことができます。「一般に認められる」かどうかが判断に迷うところではあります。
「みつもり」は、「見」+「積もる」(通則)ですが、「見積(書・額)」などは慣用が固定していると考えられるので「見積もり書」などとは書きません。「売(り)上(げ)」「取(り)引(き)」なども同様です。
パソコンの仮名漢字入力で色々出て来るので悩んでしまう…というむきには、送り仮名の変換基準を「本則だけ」にする手もあります。
MS Windowsに付属の「MS-IME」では、[言語バー]の[プロパティ]を開いて、[送りがなとかな遣いの基準]を、全部、通則、本則から選択することができます(下記)。
[送りがなとかな遣いの基準]
◎全部:すべての送りがなの送り方を基準に変換
○通則:送りがなの一般的な送り方を基準に変換
○本則:送りがなの基本的な送り方を基準に変換
本則を選ぶと「吹き付け」しか出ませんが、「通則」だと「吹付け」が出ます。「吹付」が出ないとすれば、それはたんにMS-IMEの辞書にないだけ。
いずれにしても、重要なことは「統一性」です。一つの文書内での不統一は言うに及ばず、文書ごと・作成者ごとにバラバラというのは好ましくありません。
-----------
参考資料として、市販の表記辞典や用字用語集をひとつ手もとに用意しておくと良いでしょう。
『第6次改訂 現行の国語表記の基準』(国語研究会監修、ぎょうせい)
『最新 用字用語ブック(第5版)』(時事通信社)
『記者ハンドブック 新聞用字用語集(第10版)』(共同通信社)
『改訂新版 朝日新聞の用語の手引(2007年版)』(朝日新聞社)
『改訂新版 毎日新聞用語集(2007年版)』(毎日新聞社)
『読売新聞 用字用語の手引(2005年版)』(読売新聞社編、中央公論新社)
『NHK 新用字用語辞典(第3版)』(NHK放送文化研究所、NHK出版)
その他いろいろあり。
No.7
- 回答日時:
出版関係者です。
日本語の表記については、内閣の告示でその拠り所が示されています。
マスコミ各社では、大体においてこの告示を基準にしていますので、ご自身の文章についてもこちらを目安になさるのが適当でしょう。
ただしあくまで目安なので、公文書や教育の場などは別として、
個々人の表記において、これが正解だとか、これ以外が間違いだという類のものではありません。
(そもそも日本語においては「正書法」の概念自体が希薄です)
〈文化庁ウェブサイト内〉
http://www.bunka.go.jp/kokugo/
ひらがなの件でしたら「現代仮名遣い」、
送りがなの件でしたら「送り仮名の付け方」が参考になると思います。
「ー」(長音記号、音引き)はカタカナとともに使うのが原則です。
たとえば「有料」の読みをひらがなで書くとき、「ゆーりょー」とは書かずに「ゆうりょう」と書きます。
大丈夫です。ご質問者さまの勘違いなどではありません。
もちろん、ごく私的な文章であったり、軽妙さを出すためや商品名としてインパクトを持たせるためなど、特別な意図がある場合は自由です。
ただ正式の文章であるなら、理由なく原則から外れるのは避けるべきでしょう。
送り仮名については、先の「送り仮名の付け方」で指針が示されていますので、それを基準とするのが一般的です。
一見複雑に見えますが、
1.「用言とその派生語は活用語尾を送る」
2.「体言は基本的に送らない」
3.「慣用が定着している場合は尊重する」
という大原則さえ押さえておけば、日常的にはあまり問題ないはずです。
とはいえ、この指針もかなり許容範囲の広いもので、
たとえば例の「ふきつけ」であれば、原則的には通則6の本則から「吹き付け」となりますが、
通則6の許容では「吹付け」が認められていますし、
送りがなを省略する慣用のある語と考えれば、通則7を適用して「吹付」とすることも可能です。
要するに、どれでも良いということなりますので、自分の好みなり、職場や専門領域の慣習なりを基準にして構いません。
表記に揺れ幅のあることは、マスコミ各社がわざわざ独自基準(ハウスルール)を定めていることからも分かります。
朝日新聞やNHK、講談社など一部の企業については書店で売られていますので、もし必要であればご参照ください。
No.6
- 回答日時:
「吹付 吹付け 吹き付け」
どれでも正解です。
名詞として「答 答え」どちらでも良いのと同じです。
「答」のみ正解なら「彼の走〔り〕はすばらしい」と
書けなくなります。
なお、質問文では送り仮名とふり仮名が混同されていますが、
全部送り仮名ですね。
No.5
- 回答日時:
#1 です。
誤記がありました。
誤)見積もり書にを書くなんて見たことありません
↓
正)見積もり書のルビなんて見たことありません
吹き付け or 吹付け だと思われます。
基本的にはパソコンで「ふきつけ」と打ってみて
変換候補に挙がったものであれば間違いないはずです。
つまり、「吹付」は間違いになります。
「吹き付け」の場合、「き」の送り仮名は省略が認められていますが、「け」の省略は認められていません。
しかし、「受付」、「着付」などの様に、「付」という漢字でも送り仮名の省略が認められている場合もありますので、一概にこの漢字はこうするといった決まりは無いので説明は難しいし、前回の貼り付けたURLに記載されている情報をすべて記憶して・・・なんて現実的で無いと思うので、やっぱりパソコンの変換機能にお任せでいいのではないでしょうか?
基本的には送り仮名は付くものです。付いていないものは省略が認められているものです。
No.4
- 回答日時:
連続投稿すみません。
ひらがなでの長音表記について、全然書かなかったので、追記です。平仮名には「ー」は含まれていないので誤記です。ケーキも平仮名だと、「けえき」となります。
らーめんに関しては、商業目的の表記と私は考えます。商業目的のためには、人の目をひきつけることが必要なため、いろいろな表記がされます。公文書や教科書などでの使用は誤記ですが、私文書や商業目的には容認されているというのが現状かと思います。
言葉遣いの規定を作るとすると、国という規模になるのですが、国が言葉を厳しく規制してしまうのはあまり賛成できません。
No.3
- 回答日時:
こんにちは、もと国語教師です。
私も小学校のときは、いろいろな制約事項について学びましたが、たしか2つほど前の学習指導要領あたりで、かなり表記について緩まりました。人名用の漢字が大幅にゆるんだころだったかと思います。国研の取り決めに従ったような記憶があります。「ら」抜きことばの寛容も取りざたされました。どちらが正しいかということではなくて、どちらも正しいが、学校ではこちらの表記に統一しましょうという導入の仕方を私はしていました。
世間では慣習に従って、いろいろな表記がされており、言語は使用の慣習に従って変わりゆくものなので、いつの時点で「正しい」のか、あるいは、その社会(現場)では、一般的に認められるかどうか、いろいろかと思います。いつまでたっても平安時代や明治時代のように話をしているわけにはいかないですし。
「正解があるかどうか」私はあると思います。「相手が不愉快に思わない表現」が正解ではないでしょうか。大学生に教えるときに堅苦しく教えても教える効果が半減しますし、目上の教授にはバリバリの謙譲語で話しますし。私たちは、属する社会(コミュニティ)によって適切な言葉遣いをすることを子供のころから学んできていると思います。
大概は、国語辞典で確認可能だと思うので、それが正しい表記(今はこちらもあちらも使える、というように複数表記がされています)であれば、他の方に流されずにお使いになっていればいいのではないかと思います。
送り仮名についてですが、「吹付け」「吹き付け」どちらでも正解です。もともとは送り仮名はあまりつける習慣が日本語にはなかったのですが、戦後、「わかりやすく」するため、結構、なんでも送り仮名をつけるようになったと思います。私は昔ながらの日本語のほうが好きです。
お見積書の表現については、製造加工業の業界では、吹付け、フキツケ、吹付、吹き付けなどさまざまな表現を見ますが、私の取引先関連だと、「吹付」が多いようです。まあご年齢が高いからかと思います。(あと職人さんは面倒くさがり?)送り仮名をたくさんつけて不愉快に思う方は少ないようですので、お気持ちとスペースに余裕があれば、送り仮名をたくさんつける形での表記にされてはどうでしょうか。
パソコンでも複数の変換が可能ですが、国語辞典を反映していますので、スペースとその業界の慣習にあって、かつご自分の好みのものを適切に選んではいかがでしょうか。
この「適切に選ぶ」ということって本当に難しいことだと思いますが。
No.2
- 回答日時:
>だとしたら、いまのご時世は、平仮名を伸ばしてもよいのでしょうか?
学校で教わったのは正書法での書き方です。
公式な文書などでは噴飯ものなので使うには
勇気が要りますが、ネットの掲示板などでは
「言文一致」的に「どーも」「えーと」または
「うーん」などが「ふつー」に使われます。
しかし教育的には間違いですし教養のある人が
書くべき文章ではありません。
送り仮名については官庁からの通達や文書が
出ています。それが一応の規則です。
たしかに、ネット上の会話やブログなら、
「うーん」や、「ふつー」もアリっぽいですね。
「ふきつけ」の例えの正解はわかりませんか?
ご回答ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
長音符について
カタカナを習う前の知識であった為ではないでしょうか?
× らあめん
× らーめん
○ ラーメン
カタカナの使用が無い場合「らあめん」ですが、カタカナがつかえるならラーメンだと思います。
送り仮名についてはこんなページがあります。
http://www.konan-wu.ac.jp/~kikuchi/kanji/okuri.h …
送り仮名は省略可能なものもあるので一概に省略してはいけないってわけではありません。
振り仮名(ルビ)について
見積もり書にを書くなんて見たことありません。
見積もり書を書く時点で相手は大人であると判断されますし・・・・
子供相手ではないのですから(笑)
・・・・・送り仮名の間違い?でしたらURLを参照にされるのもいいかと・・・
参考URL:http://www.konan-wu.ac.jp/~kikuchi/kanji/okuri.h …
ありがとうございます。
たぶんカタカナを習ったあとでした。
らあめんは、ちょうど良い例えば思いつかないので例として作っただけなのですが、
カタカナがあるから例えとしては良くありませんでした。
送り仮名に関しては、やはり、一概になんでも略して良いわけではないという事になるんですかね。
>見積もり書にを書くなんて見たことありません。
>見積もり書を書く時点で相手は大人であると判断されますし・・・・
>子供相手ではないのですから(笑)
の部分が知識不足で意味がわかりませんでした。
例えば、「ふきつけ」の例の場合は、
吹付
吹付け
吹き付け
のどれが正しくて、どれが間違っているのでしょうか???
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