プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

油彩を長く続けてきましたが、絵の具の後処理とその臭いが、厳しい状態になってきて、ここ数年、アクリルに切り替えたいと考えています。
今までも何度か、アクリルに挑戦したのですが、
結局のところ、油彩で表現したい同等の質感、マチエール、テクスチャを得ることが出来ませんでした。描き方が厚塗りのため、筆跡との間に段差が出来て、でこぼこした表面になってしまうのも一因かと思われます。これが油彩なら、キャンバス上でなじませることができるのですが、アクリルの場合は乾きが早いために困難です。
溶剤は絵の具が白濁するのでジェルのみで、乾燥遅延剤は一度も使用したことがないです。
そもそも油と同等の表現を求めることが不可能なのでしょうか?
ヌルッとしたビニールの触感や光沢ではなく、さらっとした切れ味ある筆触と適度な光沢がほしいのです。
みなさんはどのようにされたいるでしょうか?
描く内容、表現方法の違いなどで一概に言えないと思いますが、
ご教授頂ければ幸いです。

A 回答 (3件)

アクリル、油絵両方使用した事のあるものです。


私が感じた感想で言うなら「アクリルと油絵は別物。」
という感想です。
アクリルは最初から私は合いませんでした。色々なメディウムも
試してみたのですが、使用すればするほど油絵とは別物なんだなあ
という感想を持ちます。

匂いが気になるというと、ぺトロールを多様しているのでしょうか?
ぺトロールではなくラベンダーオイルで希釈するとか、
筆洗は一斗缶などを使用して普段は屋外に密閉して保管するとか
匂いの少ない筆洗に変えるとかまだ方法が残っていると思います。
ラベンダーオイルはちょっと高価か・・・・。

テレピン油が気になるというのなら少し考えてしまいますねえ。
わたしはテレピン油の匂いは好きなほうなので苦ではないんです。

なんにしても、酸化している油絵の具の匂いが臭いというなら
思い切ってアクリルに転向したほうがよさそうです。
そのときは油絵の具のスキルは少し置いといて一から研究しなおす
ほうが良いのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

llamaさん、ありがとうございます。
油絵の具の表現力と、アクリルの便利さを、
天秤に掛けている私がどうかしていました。

絵の具を比較的多く使い、テレピンの量も多いので、
狭い部屋では冬など、臭いで、夜、目を覚ましてしまうこともあったり、
基本的に油の臭いは好きなのですが、どうもその限度を超えていたらしいです。

油の筆洗機にはいつも悩むところですが、
一斗缶で直接洗ってらっしゃるのでしょうか?
もし工夫されていることがあれば、お教え頂ければ幸いです。
重ね重ねすみません。

お礼日時:2008/03/13 09:47

>ヌルッとしたビニールの触感や光沢ではなく



これがアクリルの特徴なので難しいと思います。

私も何とかしてアクリルで油絵の質感をと思い、色々と試したのですが現在のところ難しいようです。やはり、アクリル絵具の蒸発乾燥と油絵具の酸化重合の違いは いかんともしがたいと言った所でしょうか。

>油彩を長く続けてきましたが、絵の具の後処理とその臭いが

長く油彩を続けてらっしゃったならばオドレス系のメディウムや筆洗油もお試しになったと思います。

油絵具そのものの臭いがどうしても嫌ならしょうがありませんが、メディウムや筆洗油の臭いが問題ならばホルベインのDuoはもうお試しになられましたか?

既にお試しで問題があるのなら、アクリルにせざるを得ないと思いますが、ANo.1さんのおっしゃるように「油絵具とは別物」という前提でやったほうが良いと思います。
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http://www.holbein-works.co.jp/index2.html?locat …

↑このページで「アクアオイルカラー デュオ」のところ

○ Duo使用感

・質感はやや腰の弱い油絵具といったところ。よく言えばスマート、悪く言えば物足りない。ただ基本的には油絵具なので乾燥後でもエッジは ちゃんとたつ。

・水溶性とあるが水のみで溶かすと伸びが悪く、筆を洗う時、絵具の落ちも余り良くない。専用メディウムと専用筆洗剤は使用感として完全無臭と言うわけではないが、油絵具のメディウムや筆洗油と比べるとかなり無臭に近い。

また、オドレス系のメディウムや筆洗油は確かに臭いが押さえられてはいるが、臭いをかぐと薬品の刺激はやはり来る。Duo専用のものは、その感覚が非常に少ない。

ちなみに通常の油絵具とDuo用のメディウムや筆洗剤の組み合わせも出来る事にはなっていますが、やはり油絵具専用のメディウムや筆洗油のとの組み合わせには及ばないようです。
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以上、ご参考までに。
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この回答へのお礼

1monさん、ありがとうございます。
アクリルを使いこなせないままに、結構な量を買ってしまい、
今になって、少し後悔しています。
アクリルでは、別の表現方法を模索してみます。

Duoについては、一度、触手を伸ばし掛けたこともありますが、
どうも1monさんが書かれていらっしゃることが気になって、
購入には至りませんでした。(ただ、数本買い、混合して使いましたが、
これでは、ほとんど意味ありませんよね。)

オドレス系のメディウムや筆洗油は、一度も試したことがありませんでした。
メディウムはスタンドオイルとテレピンだけで、やってきました。
ぜひ使ってみようと思います。ありがとうございました。
どうも工夫が足りなかったようで、反省しています。

お礼日時:2008/03/13 10:07

No1llamaです。

お返事拝見いたしました。
筆洗についてですが。私が使っているのは作業が完全に終了してから
筆を洗う際に、外に保管している一斗缶に安い筆洗油をたくさん入れて
筆をいっぺんに洗っています。
一斗缶のそこのほうには足で中空に浮かした網をいれてあるので
かるくゴシゴシこすると筆を洗うのに便利です。
筆洗で洗うより、その後の石けんで筆を洗うほうが面倒な
印象があります。
この筆洗は高校の部活のときにこの方法を知りました。
部員が何人かいたのでこの大きな筆洗を顧問が用意してくれて
いたのですがふと自分が油絵を描くときに思い出して作製して
使っています。
蓋は木製で自作の重箱の蓋のような簡単なものの上にビニールを
かぶせて物置にいれています。

作業中の筆洗はペンキ缶の中にいれて使い終わったら一斗缶に
放り込んでいます。
パレットの掃除は厄介ですが出来るだけ外で掃除するようにして
揮発製油の匂いからは逃れるようにしていますね。
シンナー系の溶剤でパレットを洗うこともあるので気をつけています。

ウエスは大量に購入していますね。新聞なんかも結構取っといて
掃除に役立てています。油のついた汚れ物はとりあえずまとめて
袋に入れて外に放り出しています。

作品からの匂いはどうしようもないとあきらめています。
大きい作品でなければ棚でも作ってまとめて保管してジャマにならない
ようにするのが関の山です。

シンナー系溶剤や鉱物性溶剤は外に出しますが、テレピン系は
あきらめています。昔の香油だと思ってあきらめるしかないん
でしょうか。お互い苦労しますね。
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この回答へのお礼

llamaさん、お礼が遅れて申し訳ありませんでした。
一斗缶に網を浮かせて敷き、、、という方法は、今まで思いもよらず、
本当に参考になりました。早速、ホームセンターでオープン蓋の
一斗缶を探してみます。
北側のベランダに出してやってみようかと思います。
工夫次第で、かなり軽減できそうな気がしてきました。
テレピンは、香油だと思い楽しむことにします。

アクリルの話題から、ご親切にお答え戴き、
心より感謝します。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/14 15:07

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