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フランス語 人称代名詞・直接目的語の位置について質問があります。

手持ちの参考書に“人称代名詞・直接目的語は動詞の前に置く”とあります。以下の例題が3つあるのですが、なぜ(3)の場合はvaisの後ろに置くのかがわかりません。(3)は近接未来だからかと思いましたが、(2)は複合過去ですがaiの前に置かれています。

例題
(1)Je cherche Mika.→ Je la cherche.
(2)J´ai cherche Mika. →Je l´ai cherche.
(3)Je vais chercher Mika. →Je vais la cherhcer.

ご存知の方、お時間ありましたら宜しくお願い致します。

A 回答 (2件)

こんにちは。

3/28のご質問ではご丁寧なお返事を有難うございました。

ご質問1:
<なぜ(3)の場合はvaisの後ろに置くのかがわかりません。>

vais<allerが動詞の意味を補う助動詞的な動詞だからです。

1.vais<allerの品詞は動詞になります。

2.動詞の原形を伴い、「~するつもりである」「~しる予定である」といった、意志、未来を示唆する近接未来の用法として、助動詞的に使われています。

3.このような語自体になんらかの意味を内包する助動詞、助動詞的用法では、直接補語は助動詞の後+原形動詞の直前に置かれることになっています。

例:
Je peux la cherhcer.「~することができる」
Je dois la cherhcer.「~しなくてはならない」

4.この近接未来の用法は、同じ用法で意味が反対になるvenir de+原形動詞「~したところだ」という近似過去に対する語法です。

この場合も直接補語は原形動詞の前に置かれます。
例:
Je viens de la cherhcer.「~したところだ」



ご質問2:
<(2)は複合過去ですがaiの前に置かれています。>

助動詞ai<avoirは語自体に意味を持たないからです。

1.複合過去をつくるavoirは、動詞に意味をそえる助動詞というより、時制を整える補助動詞的な働きをしており、avoir+過去分詞でひとつの動詞として扱われます。

2.つまり、単純過去、複合過去、単純未来といった、一種の時制の分類を表すひとまとまりの動詞になります。

3.ご質問文では、ai chercheが複合過去という時制を示唆するひとまとまりの動詞となり、直接補語は動詞の前に置かれるという原則に従い、l’ai chercheとなっているのです。

4.上記の近似過去の用法venir deが異なるのは、venir deは本来「時制を表す助動詞的用法」ではないからです。

もともとは、venir de「~から戻って来る」という原義の動詞から、時差のニュアンスを取り入れて「~したばかりだ」という近似過去の用法に転意したものです。


前回のお礼コメントでは、ご主人はフランスに長く住むまれているわけではない、ということですので、おっしゃる通り仏語の正確なレッスンを請うのは難しいかもしれませんが、日常会話ならいろいろ勉強になるかもしれませんね。

日曜はこちらは一日中雨でしたので、サイクリングは中止して映画を見に行きました。映画も仏語の勉強になりますから、いろいろ見てみられてはいかがですか?ちなみに見た映画は国内の観客動員数が「アメリ」や「Taxi」を抜いて史上最高となってこの冬大ヒット上映中の「Bienvenu chez les Ch’tis」です。

南仏で働く公務員が北仏に左遷になり、北のよさを再発見するという人情溢れるお話ですが、南仏・北仏のイメージの対照や、固定観念、両地域の訛りやアクセントなど、語学的、文化的にも勉強になる一押しの映画です。

以上ご参考になれば。
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この回答へのお礼

先日に引き続きありがとうございます。

前回同様とても分かりやすい解説ありがとうございます。(2)は制の分類を表すひとまとまりの動詞になるのですね。近接未来・近似過去は動詞の意味を補う助動詞的な動詞になる。それで納得できました。私は今までどれもひとまとまりの動詞だと思っていました。お恥ずかしい。。
実際はenなど含め使いこなせていないのが現状ですが、これも使って覚えていくしかないのでしょうね。

解答欄で1つ気になる事があるのですが。。
またここで質問をして申し訳ありません。
例題に書いて下さったJe viens de la cherhcer.「~したところだ」ですが、もしlaではなくleになる場合は、duに変わるのでしょうか?それともこの場合は縮約は起きないのでしょうか?

今回も主人に質問をしましたら、なぜか?という事は上手に説明できないようでした。話せると・文法が分かるとは違うでしょうし、話せるレベルにも色々とありますよね。おっしゃるように主人とは会話の勉強にはなると思いますので、家でなるべくフランス語を話すようにしたいと思います。

週末は残念でしたね。ご覧になった映画知りませんでした。アクセントもあまり気にした事がなかったのですが(分からないので)、こうやって説明してもらってから見るともしかしてアクセントの違いが分かるかもしれませんね。試しに是非見てみたいと思います。文化的な違いも面白そうですね。まだフランス語でのテレビや映画は難しいのですが、耳を慣れさせる為にも見ないと(聞かないと)いけませんね。語彙が少ないのが何よりのネックでしょうか。フランス語の道険しそうですが、少しずつやっていけたらなぁと思っています。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/04/01 23:24

No.1です。

早速のご丁寧なお返事を有難うございます。補足質問にお答えします。

ご質問1:
<もしlaではなくleになる場合は、duに変わるのでしょうか?それともこの場合は縮約は起きないのでしょうか?>

縮約は起きません。理由は以下の通りです。

1.ご質問文のleは定冠詞ではないからです。

(1)de+leがduになるのは、leが定冠詞の場合に限られます。

(2)ご質問文のleは「彼を」という補語人称代名詞なので、代名詞は前置詞deとともに用いられても縮約は起きないのです。

2.venir deのdeは部分冠詞の一部でも、名詞を伴う前置詞でもないからです。

(1)De+leがduになる縮約が起きるのは、ひとつにはdeが部分冠詞として用いられる場合があります。
例:
de+le pain=du pain

(2)もうひとつは、deが名詞を伴う前置詞として用いられる場合です。
例:
le livre du garcon「少年の本」
このdu=le+deのdeは「~の」という所有・所属を表す前置詞になります。

(3)ご質問文のdeは不定法を伴う前置詞で、原形動詞が後続します。venir de le chercherでは、venir de/le chercherで区切れます。

つまりこのleは、de leの並列ではなくchercher le「彼を探す」の直接補語が代名詞の場合は動詞の前に置かれるという規則に則ってle chercherとい並びになったもので、deとleの間には文法上の隔たりがあるのです。従って、de+leという関係にならず、縮約も起こりません。


ご質問2:
<Je viens de la cherhcer.「~したところだ」>

1.ご質問にあるje vais la chercherに対する近似過去は、正確には
Je viens d’aller la chercher.
「彼女を迎えに行ったところだ」
となりますので、ここで訂正させていただきます。

2.というのは、ご質問文のJe vais la chercher.のvais<allerは近接未来の用法ではないからです。

3.この文は「彼女を迎えに行く」という意味で、aller+不定法は「~しに行く」というallerの本来の意味で使われている用法で、近接未来の用法とは異なります。

4.この文を近接未来にするには、
Je vais aller la chercher.
「彼女を迎えに行くでしょう」
と未来用法のallerを助動詞的に別途添える必要があるのです。

5.その観点からご質問に再度回答すると、aller chercherのallerもまた「~しに行く」という、助動詞的な「意味を持つ」動詞として用いられているため、直接補語となる人称代名詞は本動詞であるchercherの前に置かれることになります。

ご指摘が遅れて失礼しました。

前回のご質問の後思い出したのですが、我家の2件隣に住む年配のご婦人もドイツ人の方でした。ご主人は仏人の裁判官ですがお2人ともとても感じのいい方です。

4月1日はPoisson d’avril「エイプリルフール」だったのはご存知ですか?フランスでは毎年この日、各局の昼夜のニュースの中で、必ず1件は嘘のニュースを流すことになっています。聞いていておかしいと思われるニュースはありませんでしたか?

昨日のある局のニュースでは、前回お話した映画を大成功に導いたプロデューサー兼主演俳優が、北仏の宣伝効果に貢献したとして「北の県の名誉住人」に選ばれ、北仏の代表都市Lilleの広場に彫像が飾られることになった、ともっともらしく報じていました。主演俳優もインタビューに答え「僕の耳は特徴があるから、彫像にするならそこにポイントを置いて欲しい」ともっともらしく答えていましたが、これが「嘘」と見破れるようになれば、立派なフランス人といえるでしょう(笑)。

ニュースなども浴びるように聞いて、耳を慣らしていかれると勉強になると思います。頑張って下さい。

以上ご参考になれば、、、。
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この回答へのお礼

早々のご丁寧な回答ありがとうございます。

なるほど、この場合は人称代名詞なので起こらないわけですね。なんとなく縮約が起こらないのかな?と思っておりましたが、説明を受けて納得しました。縮約が起こるのは定冠詞の場合のみ、しっかり覚えるようにします。

3.この文は「彼女を迎えに行く」という意味で、aller+不定法は「~しに行く」というallerの本来の意味で使われている用法で、近接未来の用法とは異なります。
ご指摘ありがとうございます。aller + 動詞なので近接未来と思い込んでおりました!指摘が遅れたなんて、とんでもありません。お陰でまた1つ勘違いが分かりました。あくまでも動詞の前に置くので、leはchercherの前になるのですね。Parismadam様はドイツ人のお知り合いがたくさんいらっしゃるのですね。私はこちらに来てからはドイツ人の方とはまだ知り合っておりません。。近所の方は感じがいい方ばかりなので、とても助かっております。

昨日はエイプリルフールとは知っていましたが、フランス語でPoisson d’avrilという事は知りませんでした。ニュースで嘘ですか。。いつもラジオでrf1を聞いているのですが、全然気付いてませんでした。というより、内容を理解できていないから当たり前なのかもしれませんが。
しかし、そんな手を込んだ楽しい嘘のニュースを流すのですね!私がフランス人のようになれるには道が長いようです(笑)

いつもご丁寧にありがとうございます。

お礼日時:2008/04/02 17:21

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