A 回答 (9件)
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No.1
- 回答日時:
結構昔に聞いた話です。
原始人の頃は左、右利きの差は無かったが、いろいろな集団や共同体ができ互いに争うようになってから、武器を持ち始め、心臓を守るためそこに近い左手で盾を持ち右手で刃物を持つようになった。刃物のほうが扱いが難しいため右手の神経が発達し、それが子孫に遺伝子ていき、「利き手」となった。
らしいです。(ホンマかいな…)
ちなみに私も左利きです。
No.3
- 回答日時:
No.1の方が引用されている「盾説」は私も違うと思います。
No.1の方も"ほんまかいな"と懐疑的ですが。ですが、その理由の「実は心臓は真ん中にあるから」というのはあまり関係ないような。
そもそもNo.1さんが書かれている盾説が決定的に成立しないのは、
>右手の神経が発達し、それが子孫に遺伝子ていき
の部分です。
「獲得形質は遺伝しない」というのが遺伝の大前提ですから、学習したことや生存中に何らかの原因で発達した身体的特徴というのは遺伝しません。
まあこれだけだとつまらないので、「盾説」をもう少し補強してみます。
実際は心臓はほぼ真ん中にありますし、例え左にあろうが右にあろうが胸を刺されると肺が損傷して致命傷を負いますから、このままだと右利きが"選択"された理由が説明できないように思います。
ただ、実際に心臓が真ん中にあろうが、現代人ですら「心臓は左にある」という認識が大部分でしょうから、古代人に
・心臓は左にある
・従って盾は左手に持ち、剣を右手に持つのが正しい戦い方である
という認識があった場合、左利きの男は「戦死不適格」として半端者扱いされ、子孫を残しにくかった、という可能性ならありそうです。左利きを身体障害者扱いしていた歴史はわりと一般的にありますから。
これなら「盾説」は成立しそうなのですが・・・しかし。
盾を持って闘うという文化圏って、実はそれほど多くないんですよね。両手剣の文化圏もたくさんありますし、弓を多用した地域や時代も多いです。盾説だとこれらの国や時代では、左利きは特に選択圧を受けず、もっと増えても不思議ではないです。現代もそうですし。
歴史上のごく一部の地域や時代の現象が、現代の人類全体に見られる左利きの少なさを説明しきれるとは思えません。
そうそう、石器などの分析では、「盾」以前の石器時代ですら右利きが優勢だったようです。
ということでせっかく補強してみましたが、「盾説」はどうも成立しそうにありません。
そもそも利き手って遺伝するのかどうかもよく判ってないのです。
最近「左利き遺伝子」が発見されたというニュースがありましたが、それもこの遺伝子を持つ人は左利きの割合が有意に高いというだけの話で、少なくともこの遺伝子単独で利き手が決まるというわけではなさそうです。
一方、利き手は遺伝には関係なく、後天的な訓練のみの結果なのかというと、それも何ら訓練を受けていない幼児にも既に利き手があるようだという現象から見て、これも否定的な見解が一般的なようです。
道具類はほぼ右利き用に造られていますから、多数派だった右利きように道具が造られた結果、左利きが不利になる選択圧がかかった、という考え方もありそうですが、その程度でこれだけの差が生じる選択圧になるか、というのも疑問ですし、そもそも他の類人猿ではヒトほど極端な利き手の差がないのに、なぜヒトだけが「右利き社会」が成立するほど右利きが多かったのか、という疑問も残ります。
というわけで、長々書き込んでおきながら「よく判らない」という締まらない結論でした。
No.4
- 回答日時:
右利きつまりからだの非対称性のことと考えて考察させていただきます
左利きはむしろ生物的要因と思います。体の非対称性は巻貝などは右巻き、左巻きがあります
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9割の種が右巻きと言われているが、理由はよくわかっていない。カタツムリの多くは右巻きであるが、一部に左巻きの種がある。また、左右両巻の種も存在する。左右両巻きの種では内臓の配置も左右逆になっている。巻く方向は1個の遺伝子か強く連鎖する複数個の遺伝子によって決定される。左右両巻きの種は発生段階から左右逆になっているのが通説であったが、そうではないという示唆もある。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
これを見ると右利きは遺伝子的に決まっているともいえます
ヒト以外でも左右で使い分けをしている生物はたくさんいます。たとえばシオマネキは明らかに左右の腕の大きさが違いロブスターも貝を砕くために左右の腕の形状が違います。
ヒラメやカレイは体自体が左右非対称です。環境のなかで体の片方を集中的に使用したほうが体の慣れなども考えると都合がよいのだと思います。
>>獲得形質は遺伝しない
これは疑問視されつつあります。
ヒラメなどの海底魚は「体が平べったくなったから海底生活に順応した」のではなく「海底生活に順応すべく体が平たくなった」と見るべきでしょう。ならば、稚魚が成魚になる時点で右左どちらを下に向けるかは50%になるはずですがそうではありません。体が平たくなる遺伝子は明らかに外界からその性質を取り入れたことになります。その過程で右左どちらかが選択されたのです。
盾説は興味深いですが明らかに間違っていると思います。
盾が出る以前の打製石器は、利き手による作製が証明されておりすでに右手が主体となっていました。
>>盾を持って闘うという文化圏って、実はそれほど多くないんですよね。両手剣の文化圏もたくさんありますし
これは間違いです。両手剣を使う文化は西洋中世の中期~後期 日本
中国、インドくらいです。オセアニア、アフリカ、アメリカはすべて両手剣はありません。そのなかで日本を除きすべての文化圏は盾が主体であり両手剣はイレギュラーでした。
No.5
- 回答日時:
Jagar39です。
片手剣と両手剣については判りました。誤解していたようです。
ただ、利き手の問題は体の非対称性というのはちょっと違うかと。
利き手が違っても体の対称性は同じで解剖学的な相違は何もありませんから、利き手は解剖学的な問題ではなく神経生理学的な問題であることは明らかです。
巻き貝の巻き方からいきなり利き手が遺伝子的に決まっていると結びつけるのも飛躍のしすぎです。右利きと左利きの人が一目見て判別できるほど形態的に異なるのなら、利き手が遺伝子的に決定されることは明白だったのですが。
利き手の違いが神経生理学的にしか判別できないということは、これは「涙もろい人とそうでない人」の判別と本質的には変わらない問題なのです。従って遺伝子が決定している、と言い切るだけの証拠はまだない状況です。
また、獲得形質が遺伝しないことについても、現在疑問視されているという事実はありません。逆転写酵素やスプライシングの発見によって細かな修正は加えられていますが、セントラルドグマを崩すような現象はまだ見つかっていません。
ヒラメの向きが遺伝的に決定されていることは明らかですが、その向きが外界から獲得されたものと考える必然は何もありません。
その論調でいくと、象の鼻もキリンの首も全て獲得形質が遺伝したもの、ということになってしまいますよ。キリンの首が「高い木の葉を食べるために長くなった」のではないことは、生物学の基礎です。ヒラメも「海底生活に適応すべく体が平たくなった」のではありません。
盾文化圏がメジャーであったのならば、私がNo.3で提唱した「修正盾説」も少しは目が出てくるように思えるのですが・・・
石器による利き手の推測は、「集団としては右利きだった」ことが判っているだけで、右利きと左利きの人口比率が現代と同等であったかどうかまでは解明できていません(永遠にできないかもしれません)。
類人猿の利き手分布は7:3とか6:4というように、ひれほど極端には偏ってはいないのですが、ヒトの左利きは8-15%ですからかなり極端に偏っています。
というわけで、
1.チンパンジーとの共通祖先から分岐したばかりの原人は7:3とか6:4くらいで右利きが優勢だった。
2.石器時代になってもその分布は変わらず、現代において化石を分析すると「石器時代は集団として右利きが優勢だった」と分析されている。
3.青銅器~鉄器時代になり、剣と盾という武器が用いられるようになる。
4.「心臓は左胸にあり、魂が宿る最も大切な臓器」という概念が生まれる。
5.そのため、戦士は左手で盾を持って心臓を守って闘うことが様式であり、逆手は認められなくなった。
6a.そのため、左利きの戦士は武器を上手く扱えず、戦死率が高かった。
6b.そのため、左利きの男は差別され、子孫を残すチャンスが減った。
7.以上により、右利きが選択圧を受けた結果、左利きの頻度が減少した。
という説なら、少なくとも検証には値しそうな気がします。
どうでしょう。大きな「穴」があるでしょうか?
自分でも反証を考えてみます。
No.6
- 回答日時:
はじめまして
科学的な根拠があるわけではなく、自分の体験からです。
量産工場で組み立てを行っていますが、扱っている製品が右側用と左側用があり左右対称になっています。普段は右側用のラインにいますが、欠勤者がいると左側用のラインに付くことがあります。
このときに、右手と左手の作業を入れ替えて行うものもあります。
右手の方がやりやすければ右手、左手の方がやりやすければ左手で行いますが、どちらどもあまり変わらない作業では利き手であえる右手で行っています。
こうしてみると、利き手の違いと言うよりは、普段慣れているからそちらの手の方が優先的に使われて、普段使われているからそちらの手が優先的に使われるという状況なのかもしれません。
No.7
- 回答日時:
多分、脳のどうこうでしょう。
生物歴史的に考えるのではなく、遺伝子の発現とか、それによる脳の状態で考えたほうがより確かなことが得られそうです。
下にこういう意見がなかったため、答えてみました。詳しくは知りませんが、多分こっちの方向だと思います。
No.8
- 回答日時:
Jagar39です。
もちろん利き手とは「脳のどうこう」であることは間違いないのですが、その差が何故生じたのか、という質問について考察しているわけです。
その「脳のどうこう」は"おそらく"遺伝子によって左右されるわけなのですが、ヒトと祖先が共通である類人猿はヒトほど利き手が極端に偏っているわけではありません。
つまり、「左利き遺伝子」なるものがあるとすると(単一の遺伝子ではないかもしれませんが)、チンパンジーとヒトの共通祖先ではその遺伝子頻度は5割に近かったわけです。
チンパンジーはそのまま左利き遺伝子の頻度はたいして変わらずに現在に至るわけですが、ヒトは何故かその進化の歴史の中で、左利き遺伝子の頻度が大きく低下し、現在の「左利きが極端に少ない」という状態に至ったわけです。
つまり「左利き遺伝子」が"淘汰"されてきたわけですが、それではその原因は何なのだろう、ということを考えてきたという次第です。
「利き手は遺伝子によって決まる」という前提が正しければ、左利きが極端に少ないのはヒト特有の現象ですから、その原因は生物歴史的に考えるしかないでしょうね。
なお、「利き手」というのは"手で行う作業"が複雑化しているヒトではなかなか定義し辛いのですが、まったく訓練を受けていない幼児の時点で既に「どちらの手を主体に使うか」は決まっているそうです。
なので、一概に馴れの問題というわけではないと認識されています。
No.9
- 回答日時:
面白そうな質問なので興味を持ちました、
私の仮説は北半球の人類誕生時にコリオリの力が働いて、
右の力主体の人類が誕生と思います。
参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AA% …
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