No.1ベストアンサー
- 回答日時:
> 確率収束Xn→Xは、∥Xn-X∥→0
「確率」は無関係でしょう。
Xn→X を ∥Xn-X∥→0 以外で定義するとどうなりますか?
補足欄へ書き込んでみて頂けないでしょうか。
> 確率収束Xin→Xi⇔確率収束Xn→X (Xn、Xはベクトル)
Xin→Xi と Xn→X それぞれを、きちんと ε-N で定義するとどのようになりますか?
これも補足欄へ書き込んでみてください。
質問者さんが何が分からないのかが分かりませんのでアドバイスしかねます。
このサイトでは、課題や問題の丸投げは禁止されており削除対象となります。またそのような質問に丸々回答することも禁止されています。まずは、質問者さんが分かっていること、分からない点を具体的にしてください。
この回答への補足
すみません。
私が分からないことは、
Xn、Xをベクトルとして、確率収束Xn→Xとした場合に、
確率収束Xn→Xするならば、ベクトルの要素となるXin、Xiも、
確率収束Xin→Xiすることを言いたいんですが、
私にはこれが自明にしか思えません。なにか証明する方法はあるんでしょうか?
No.3
- 回答日時:
あんまりじらしても悪いから、結論を回答してしまいます。
まず、Xn → X を ∥Xn - X∥→0 で定義すると言う件。
∥X∥はノルムですね。
ノルムの公理である、 ∥X∥ = 0 ⇔ X = 0 (Xはベクトル)に従えば、
∥Xn - X∥ → 0 ⇔ Xn - X → 0 ⇔ Xn → X
です。また、ノルムは距離の公理も満たしますから、
d(x,y) = ∥x - y∥
とすれば、d(x,y) は距離関数。故に、d(Xn,X) = ∥Xn - X∥→ 0 ということは、概念として Xn と X の距離が 0 に近づく(収束する)というように理解できるでしょう。ノルムとしては様々な計算方法を定義可能ですが、どのようなノルムであっても、上の話は変わりません。
とは言え、ノルムとして何か適当な計算方法を定義しておきたいわけで、代表として、ユークリッドノルムを使うことにしましょう。即ち、
∥Xn - X∥= √{(Xn1-X1)^2 + (Xn2-X2)^2 + .... + (Xnm-Xm)^2}
です。ベクトルの大きさとか、平面や3次元空間で2点間の距離を求める計算式であり、ユークリッド距離の式そのものです。
さて、Xn, X を m 次元ベクトルとして、
Xni → Xi , i=1,2,...,m ⇔ |Xni - Xi| → 0 , i=1,2,...,m
は良いですね。|Xni - Xi| は、実はこれも(1次元の)ユークリッドノルムであることに気づきましょう。
そして、最初の質問のように、 Xn → X ⇔ ∥Xn - X∥ → 0 です。
ここで、Xni → Xi , i=1,2,...,m ならば Xn → X を示しましょう。
i=1,2,...,m において Xni → Xi ならば |Xni - Xi|→0
このとき、
0 ≦ ∥Xn - X∥ = √{(Xn1-X1)^2 + (Xn2-X2)^2 + .... + (Xnm-Xm)^2}
≦ |Xn1-X1| + |Xn2 - X2| + ... + |Xnm-Xm|
→ 0
故に、Xni → Xi , i=1,2,...,m ならば Xn → X
つぎに、Xn→X ならば、Xni→Xi , i=1,2,...,m を示しましょう
|Xni-Xi| = εi, i=1,2,...m とおきます。
Xn→X より、∥Xn - X∥ → 0 であるから、
∥Xn - X∥ = √{(Xn1-X1)^2 + (Xn2-X2)^2 + .... + (Xnm-Xm)^2}
= √{ε1^2 + ε2^2 + ... + εm^2}
→ 0
∴ ε1^2 + ε2^2 + ... + εm^2 → 0
|Xni - Xi| = εi → 0 , i=1,2,...,m (⇒ Xni → Xi )
以上より、Xn→X ならば Xni→Xi , i=1,2,...,m
です。自明に思えることを証明するのはなかなかしんどいのですが、証明するためには、直感で自明と思っていることをきちんと数式で定義・表現して、取り組むことが必要になるでしょう。ご質問の様子から、ε-Nを使った証明は割愛しました。もし、そちらが必要なら、補足欄へその旨どうぞ。
長々とすみません↓正直、ノルムの定義を習ってなく、今日一日考えていたのですが、さっぱり…今の証明をみて、とてもきれいな証明でなんか感動しました!!今、確率変数の収束について勉強しているのですが、収束について考えていくと根本的な「確率変数とはなんぞや!?」という疑問になってきて、頭がごっちゃになっています。結論としては、「確率変数は一種の関数」として考えることにしたのですが、まだ心の中にもやもやが…
まだまだ未熟なので、もっと勉強します!本当にお力になって頂きありがとうございました!!
No.2
- 回答日時:
自明と思えるものを証明するのは、なかなか厄介ですよね。
ですが、その自明というのは直感的に自明と思っているだけで、本当にそうなの?ということを確かめたい。
そのためには、ベクトルの収束 Xn→X や、Xni→Xi をきちんと定義しなければなりません。その代表が、ε-N でしょう。
dm(x,y) を m 次元ベクトルの距離関数として、Xn が X に収束するということは、
1) 任意のε>0 に対してある自然数 N が存在して、∀n>N で dm(Xn, X)<ε
となることです。このような定義の仕方は習っていませんか?
一方、ベクトル Xn の各要素が X の各要素に収束するということは、d1(x,y) を1次元空間の距離関数として、
2) 任意の ε>0 に対してある自然数 Ni が存在して、∀n>Ni で d1(Xni,Xi)<ε
となることです。
こうしてみると、Xn→X と Xni→Xi とはだいぶ様子が違いますね。
1) は、どんなに小さな ε>0 をもってきても、n>N で Xn と X の(ベクトルの)距離が ε 以下になるなるような N が存在する。
2) は、どんなに小さな ε>0 をもってきても、n≧Ni ならば各要素の距離は ε 以下となるような Ni が各成分ごとに存在する。
1)と2) の違いは、1) はベクトルとベクトルの距離を問題にしているのに対して、2) は各成分の大きさの差を問題としている点。また、2)では、各成分が収束するとき、その収束する速度が同じであるという保障がない、つまり、n>Ni で |Xni-Xi| < ε となる Ni が各要素について異なる。
ということで
Xn→X ならば Xni→Xi, i=1,2,...m を証明するということは、比較的容易に示せますが、
Xni→Xi, i=1,2,...,m ならば Xn→X を示すのは、それなりにわかっている必要があるのだろうと思います。とはいえ、そんなに難しい話ではありません。教科書に、そういう記載は無いですか?
もし、ε-N で収束を表現する方法を習っていなくても、距離関数 dm(x,y), d1(x,y) の定義をちゃんとして、dm(Xn,X) → 0 ならば d1(Xni,Xi)→0, d1(Xni,Xi)→0 ならば dm(Xn,X)→0 を示せばよいでしょう。
いずれにせよ、定義すべきをちゃんと定義して、具体的に示すことが必要です。
以上を踏まえて、もう少し分からない点を具体的にしてください。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 数学 位相空間 X において, 点列 {xn} が x∞ に収束しているとき, 集合 {xn; n ∈ N 1 2023/01/17 18:53
- 数学 X_1,…X,nを独立で同じ確率分布に従う確率変数列とする。 Xmin=min{X_1,…,Xn}, 5 2023/01/13 22:00
- 物理学 量子力学で粒子の位置について。 2 2023/06/11 11:35
- パチンコ・スロット パチンコで数少ないボーダー越えの台がそのお店1番のハマり台でした。 確率が収束せずにたまたまそうなっ 3 2022/11/12 23:36
- パチンコ・スロット パチンコのボーダー理論(期待値理論)は人それとも台? 3 2023/06/26 18:50
- 数学 そこにいる確率。 5 2023/05/30 13:37
- 数学 『確率Ⅹ/2』 6 2022/11/21 00:00
- 統計学 統計学の質問【点推定における一致推定量の定義】 1 2023/05/09 00:20
- 統計学 第二種誤り確率について教えて下さい。 2 2022/07/24 03:26
- 統計学 統計学についての質問です 1 2022/11/08 13:51
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
数列の極限について
-
確率変数の収束について
-
∞/0って不定形ですか?∞ですか...
-
シグマの問題なのですが。
-
ラプラス変換後のsの意味って何...
-
数3の極限です。 0/1の極限は∞...
-
極限の問題
-
無限級数(√2+1)-(√2-1)+(5√2+7)...
-
数学の問題です
-
極限値lim[n→∞](3^n/(2^n+n^2))...
-
limの問題
-
無限級数 1+2+3+4+… は-1/12!?
-
1/n^2と1/n^3の無限和の問題を...
-
次の条件を満たす数列{an}の...
-
定数aのn乗根の極限(n→∞)...
-
はさみうちの原理を使って lim[...
-
無限級数と無限数列の違いについて
-
無限大の0乗は、1で正しいですか?
-
Σ_[n=1,∞]1/nは発散?
-
無限級数Σ(n=1~∞)(n/n^2+1)の...
おすすめ情報