正義の核と悪魔の核

締切済

質問者：noname#68202
質問日時：2008/07/18 16:19
回答数：17件

何故アメリカやフランスの核は正義でイランや北朝鮮の核は悪魔なんですか？
核は、使おうと使うまいと目的は同じだと思うのですが。

通報する

この質問への回答は締め切られました。

質問の本文を隠す

回答 (17件中11～17件)

最新から表示
回答順に表示

No.7

回答者： GOOD-Fr
回答日時：2008/07/18 19:08

最初に個人的な意見から。

現在の核兵器は「使った時点で使った側の負け」です。おそらくいくら理由をつけても、使ったこと自体が世界世論的に正当化されることはないでしょう。
と考えると、核兵器は「威嚇においてのみ意味をもつ」と言わざるを得ません。

以上のことから考えると、「威嚇をするだけで実際には使わない核兵器」＝「正義の核」、「実際に使われる可能性のある核兵器」＝「悪魔の核」という言い方は、可能であるとも言えるでしょう。ですが、「実際には使われない」ことが決まっている兵器は、威嚇の意味を持ちません。そう考えると「正義の核」というのは、単なる言葉のあやに過ぎないように思います。

ここからは、一般論。

現在、核保有国が核を保有している理由としては、NPT しかないと思います。NPT は、「核を保有している国は今後も核を保有していいが、核を保有していない国は今後も核を保有してはいけないし、もし核保有が疑われた時は核保有国の査察を受け入れなくてはならない」というものです。読めばわかるように、大変な不平等条約です。が、世界の国々は核兵器による惨禍を防ぐため、この不平等条約に従ってきました。ちなみに、NPT で定義されている核保有国とは「米・露・英・仏・中」の５カ国です。なんのことはない、国連の常任理事国の５カ国です。

その後、NPT の存在にもかかわらず、インドやパキスタンなどの国は核実験を行ない、核保有国となってしまいました。本来であれば「核保有国」から大変な圧力を受けるはずなのですが、現実はむしろ逆で、アメリカなどは積極的に仲良くしてくれて、あまり強気の態度をとらなくなっています。つまり、現在の世界情勢としては、核保有は「やっちゃったもん勝ち」の状況です。

このような状況で、旧来からの核保有国が新興の核保有国に対してできる言い訳があるとすれば「彼らの核は危険だから取り除くべきだけど、ボクらの核は安全だから引き続き持っておくもんね」ってとこでしょう。つまり、「正義」とか「悪魔」という言葉の元にまるで二種類の核兵器があるかのような言い回しをして、旧来からの核保有国の立場を保全するための言い訳、ということではないかと思います。

正義の核であろと悪魔の核であろと、ニューヨークの上空で爆発させれば、数多くのニューヨーク市民に甚大な被害が出るのは確実で、「正義の核はアメリカ人には無害」などということがないのは、言うまでもありません。

この回答への補足

「威嚇するだけで実際には使わない核兵器」と「実際に使われる可能性のある核兵器」は何処で区別し、見分けるのでしょうか？

補足日時：2008/07/19 19:41

通報する

- 0
- 件

通報する

No.6

回答者： noname#29999
回答日時：2008/07/18 17:23

もしかして、ご質問の根拠はある女性議員の発言ではないでしょうか？

何時だったか「フランスの核所有は正しくて北朝鮮の核は危険」と言っていた方がいましたが、正式の記者会見でなかったのでその後、誰も問題視しなかったような記憶がありますが。
それは別にしましても、核はすべて悪というのが世界の共通した認識とは思えません。
もし、核がすべて同じならアメリカは持って良くてイランはダメという理屈は成り立たないでしょうから。
イラク戦争の大義名分である大量破壊兵器もアメリカは持っていてもイラクは赦せないという事だったのではないでしょうか？
同じ兵器でも一方が持つ物は正義の鉄槌であり、一方が持つ物は悪魔の兵器という認識は少なからずあると思います。
やはり強者の論理でしょうね。
時代が変わってイスラム教国が世界をリードする時が来たらアメリカの核は悪魔の兵器になるのではないでしょうか？