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土作りの基本だと思うのですが、石灰と堆肥はどのようなタイミングで
撒けばいいのでしょうか?
本によって、「石灰と堆肥を一緒に撒いてはいけない。石灰成分が化学
反応を起こし、アンモニアとして飛翔してしまうからだ」とか、「石灰
と堆肥を一緒に撒いてもよい」とか両極端な説明をしています。
お聞きしたいのは
(1)石灰と堆肥は一緒に撒いてもよいのか
(2)一緒に撒いてはいけないとき、どちらを先に撒き、残りをいつごろ撒
けばよいのか
(3)ついでに肥料はいつ撒けばよいのか
教えていただけないでしょうか。
野菜も花も同じ土作りになると勝手に思っているのですが、もし違いが
あるのであれば、その点について教えていただければ幸いです。
よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

(1)石灰と堆肥は一緒に撒いてもよいのか


 →同時に散布しても何ら問題はありません。
 ただし、石灰資材の選択が大切です。水溶性の石灰資材である消石灰、生石灰は流亡が激しいために中和効果は持続しにくく「安物買いの銭失い」になるため、お勧めできません。カキ殻、苦土石灰そして過リン酸石灰がお勧めです。石灰が堆肥に働きかけ、アンモニアを減らし硝酸を増やすことは空論で、そのような論文は見たことがありません。生糞に石灰を大量に散布すれば多少アンモニアが減るのかもしれませんが、市販されている好気的醗酵のあと嫌気的醗酵を経た牛糞堆肥や豚糞堆肥では考えられないことです。「完熟」とか「2次発酵済み」堆肥とはこれ以上急激な分解はしないことを意味します。当然のことですが完熟堆肥にもアンモニアは含まれています。
(3)肥料はいつ撒けばよいのか?
 →花や野菜によっては畝立てが必要なため1週間間隔をおいて肥料を施肥します。しかし鶏糞を主要な元肥とするならば、野菜、花同じく堆肥、石灰資材、鶏糞そして少量の化学肥料、化成肥料を同時に施肥してかまいません。多肥栽培する作物には追肥として化学肥料、化成肥料を数回与えます。追肥なしの野菜栽培では、トレンチ(溝)に堆肥、石灰資材、鶏糞そして若干の化学肥料を入れ土で蓋し、トレンチとトレンチの間に播種します。
 なお、鶏糞は堆肥処理は完全にされておらず、乾かしたものを醗酵鶏糞とか称して販売されています。試しに水を加え数日後に匂いをかいでみてください。

参考URL:http://www.kahma.co.jp/article/gardening/2002/02 …
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3番です


>石灰が堆肥に働きかけ、アンモニアを減らし硝酸を増やすことは空論で、そのような論文は見たことがありません。
「アンモニアを減らし硝酸を増やす」事は、ご指摘の通り見たことがありません。「アンモニアを減らし硝酸は減らない」事は見かけています。ただし、昭和20年代以前(正確な発行年月日は忘却、現物は戦後のどさくさで消失)の書籍です。

>生糞に石灰を大量に散布すれば多少アンモニアが減る
石灰は大量ではないです。石灰が炭酸で中和されなければ、アンモニアが0になるまできさんさせますから。ただ、炭酸が含まれているので、炭酸で不溶性化(CaO, Ca(OH)2→CaCO3↓)するのである程度の分量がないときさんしません。
「多少」、多少かもしれません。要は、アンモニアの害が出ない程度まで濃度が下がってくれれば良いわけで、アンモニアが残っていてくれないとちっこう性チッソ肥料になりませんから。

鉱産石灰と海産石灰についてですが、これは土壌によります。
海産石灰を使ったこともありますが分解が遅く中和効果が弱いのです。
これは、私の地区の土がモンモリロナイト系で、交換容量が高いために遊離のCa2+があると、骨格内に取りこまれてしまいます。その代わりにアルミが放出されて水溶性燐酸を大量にやらないと燐酸不足になってしまいます(一ヶ月で酸性に戻ってしまう。モンモリロナイトは表層の反応が1-7日くらい、遅い反応は一ヶ月以上たって現れてくるのでちょっとめんどうくさい)。溶出する前に粘土鉱物に取りこまれてしまうためです。
土壌の反応がなければ、うまく中性が確保されるでしょう。CaCO3 +ゆうきさん → Ca2-有機さん塩 +CO2↑ですから。
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>両極端な説明をし


これは、「堆肥」が異なります。
本来の2次発酵した堆肥の場合には、アンモニア性チッソが皆無で硝酸性チッソにほとんど代わっていて、過剰なアンモニア性チッソを飛ばした状態にあります。
しかし、発酵が不充分な場合には、硝酸性チッソにならないまま、アンモニアの状態で、リグニンも残っていてなんて状態の一次発酵しか終わっていない堆肥を「完熟」とか「2次発酵済み」とかで、販売されています。

両方とも正しいです。

酸性の強い硝酸が多い堆肥ですと石灰を同時にまきます。しかし、アンモニアが多い堆肥ですと、まいて、2週間から半年放置して、石灰で中和して(pHを計って)、、、なんてやるときもあります。アンモニアが強くて「枯れるかな」と思ったときなんて、石灰をいれてアンモニアを飛ばすなんてこともします。

「こうしなければならない」とか「これこれしなければならない」なんて、ことは、物が異なるのでわからないのです。

しっぱいの少ない方法としては、堆肥を地面が凍結しているときにばら撒いて。、移植の2週間くらい前に石灰と、アンモニア系チッソを含まない化学肥料(リンでアルミを固定する)をまいて、適当に耕して、移植。成長の調子を見て、不足している成分を追肥。
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下肥え、追い肥、お礼肥えといってそれぞれの時期に植物それぞれ必要量は違います。


私の場合は下肥え以外ほとんどやったことがありませんね。
石灰はカルシュウムでアンモニヤとは関係ないです。
たとえば硫安と石灰を一緒にまけばアンモニヤが発生します。
堆肥は酸性に生りやすいから石灰を一緒に入れるのです。
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それぞれどちらが先でもかまいません。


 撒いて2週間後に次2週間後に種まきとか苗って感じ?。

>野菜も花も同じ土作りになると勝手に思っているのですが、もし違いが
  ぜんぜん違います。 口に入るものですから命をいただくということを念頭にいれて栽培しましょうね。 「いただきます!」
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