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社内行事(社内発表会など)の企画に対して、社員全員にメールを送信してどんなことがやりたいか社員の意見や提案を聞いています。
しかし、なかなか提案が送られてこない、という現状です。

これは、心理学で言うところの集団心理で解説できるようなものでしょうか?(心理学の世界ではこのような実験結果や学説があるのでしょうか。)

私は、心理学については素人ですが、おそらく理由としては以下のものがあげられるのではないかと思っています。

・そもそも社内の行事に関心がない
・提案をすると、自分が「提案者」ということで企画の進行を任されそうだからいやだ
・考えるのがめんどうだ。 ほかの人がそのうちよい案を出してくれているだろう。

また、社員から社内行事の提案を引き出すためのよい方法(会議やグループ単位で必ず意見を出してもらう、など)があれば教えてください。

A 回答 (1件)

以下の2つが当てはまると思います。


1)社会的手抜き
 多くの人と一緒に作業する際、個人の成果が問われなければ、自分ひとりくらい手を抜いてもいいだろう、という努力量を減らす現象が生じ、これを「社会的手抜き」と言います。
ラタネという心理学者が、集団に一斉に大声をだしたり拍手したりする課題を与え、個人の作業量を測定したところ(課題を課された人たちには個人の作業量を測定していることは伏せています)、人数が多くなるに従い、集団全体遂行量は上昇するが、一人当たりの努力量が減少することを実験で確認しています。
2)傍観者効果
 アメリカのキティー・ジェノビーズ事件という殺人事件に端を発し、ラタネによって確認された現象です。上記事件は、夜間に何人もの人が女性の叫び声を聞きながら、誰一人として救助活動を行わなかった、という衝撃的な事件でした。ラタネは実験により、多くの人がいると、一人のときにはとるはずの行動が抑制されることを確認しました。誰かが助けるだろう、通報するだろう、という行動基準になってしまうわけです。

意見を引き出すための決定打はないかもしれませんが、全員メールだと、上記のような現象が発生しやすいので、課題を課す相手を限定するのも1案です。例えば、全員メールを出したとしても、「管理職以上は必ず1件出してください。」とか、逆に「5年目以内の若手は必ず1件提出することにさせて頂きます。」と課題を課す人を明確化してしまうのです。もちろん、今回の企画にマッチした人選をしなければなりませんが。管理職から何件か出てきたら、次に、「管理職のみなさんから×件頂きました。今回は、5年目以下の社員から必ず1件出してもらいたいと思います。」というように2段階構成にしてもいいと思います。
社会的促進という現象(社会的手抜きの逆のようなもの)を利用することも考えられますが、職場では少し適用しにくいかもしれません。
あと、集まったアイデアをどのように利用していくかを知らせておけば、「意見を出すと自分がやらされるかも」という不安を払拭できると思いますが。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました!
社会的手抜きは、よく耳にしますね。

全員メールだけでなく、特に意見を聞きたい相手を限定して聞くのはこうかがありそうですね。
また、集まったアイデアを運営側でどう使うか、もっと具体的に発表しておく必要がありますね。

早速試してみたいと思います。参考になるご意見をありがとうございました。

お礼日時:2008/09/25 22:41

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