
ほぼ連投になってしまい申しわけございません。
下記でアルコールのことで質問した者です。
http://okwave.jp/qa4343923.html
アルコールの濃度については答えを得たのですが、新たに疑問が湧いてしまいました。
石鹸の鹸化反応を進めるために、途中アルコールを投入するのですが、このアルコールはどういう感じで鹸化反応を進めるのでしょうか?
(1)石鹸生地内のアルコール濃度によって鹸化が進む。
(2)石鹸生地内に入れたアルコールによって鹸化が進む。
なんとも表現が難しいのですが、
(1)の場合、アルコールを入れてから攪拌をし、生地内のアルコール濃度がある一定以上になると鹸化が進むのか?
(2)の場合、生地にアルコールを投入した際、入れた瞬間、高度数のアルコールと反応して鹸化が進むのか?
それとも、上記ではない仕組みがあるのでしょうか?
何度もお手数をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
石鹸生成の原理はご存じとして回答します。
石鹸泥は粘度が高く油脂とアルカリ液が混ざりにくいので混合を長時間持続しないとどうしても未反応の油脂、アルカリ液が残ります。
これを除くのが塩析という操作です。
いずれにしても長時間が必要になります。
ここへアルコールを加えると石鹸泥の粘度が低下するので混合がスムースに進みます。
またアルコールには触媒作用があり油脂とアルカリ液との反応を促進する作用があります。
以上の結果
1.アルコールの量、及び濃度は多いほど験化反応は早く進みます。
2.アルコールの作用は触媒としても、混合促進としても作用します。
ご回答ありがとうございます。
>1.アルコールの量、及び濃度は多いほど験化反応は早く進みます。
>2.アルコールの作用は触媒としても、混合促進としても作用します。
結論を断言していただき、ありがとうございます。
なるほど・・・つまり、多少入っているだけでも、固まる反応が起きるということですね。
明快なお答えありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
>石鹸生地とは苛性ソーダと油脂を混合させ済みのものです。
>通常ならば、この段階で型に入れて乾燥させて固形石鹸を作るのですが、型に入れる前にアルコールを入れて一気に鹸化を進めるというものがあるのです。
普通の石鹸の作り方は塩析という操作を行います。濃い食塩水の中に入れて石鹸分を分離します。未反応の水酸化ナトリウム、反応で生じたグリセリン等を水の中に溶かし込みます。通常は反応を速く進めるために水酸化ナトリウムを少し余分に使っていますので強いアルカリ性が残るのです。この操作が結構手間です。石鹸分の中に含まれた塩も問題になります。
手作り石鹸が広まった時のポイントはこの面倒な塩析操作を省いたということです。水酸化ナトリウムは反応に必要な分だけ入れます。グリセリンは混ざっていても差し支えないのでそのまま固めて使ってしまおうということです。その代わり反応を完結させるのは難しくなりました。
未反応の水酸化ナトリウムと油がかなり残ってしまうのです。反応で出来た石鹸分が未反応の油を包み込んでしまい水酸化ナトリオウムとの接触を絶ってしまいます。油臭くてアルカリ性が強いという状態になります。アルカリ性が強いと手あれしますから日常的に使うものとしては不適当です。泡は立ちますがそれで石鹸が出来たとはいえないのです。それを加熱を繰り返すことと時間をかける(熟成させる)という手順を入れることでカバーしています。
(私は石鹸を夏前に作リました。暑い夏を越させることで熟成させることが出来ると考えました。使う前に小出しで水を加えて使うときの濃度近くにしたものを作ります。分量は鍋一杯分ぐらいです。この時に沸騰近くまで持って行きます。反応を完結させる最後の詰めです。最近は作る環境でなくなったのですが20年ほど作り続けていました。)
お書きになっている石鹸生地とはどういうものでしょう。塩析済みのものでしょうか。
塩析が済んでいるものであればわざわざアルコールを加える必要はありません。塩析操作のない手作り石鹸と同じタイプのものであるのでしたら鹸化が完了しているのか、否かの確認が必要です。完了していないのであれば型に入れて固めても使い物になりません。
完了しているのであればアルコールをわざわざ加える必要はありません。
「アルコールを加えることによって一気に鹸化を進める」という文章の意味が理解できません。
この回答への補足
いわゆる、手作り石鹸です。塩析は行いません。
ドロドロの状態のものです。
苛性ソーダと油脂を混ぜた直後状態のものです。型入れする前のドロドロ状態です。
ちなみに手作り石鹸の作り方は知っておりますので、石鹸の作り方に関しては不要です。
あくまでアルコールを入れると、どういう手順(?)で固まるのか?がお伺いしたい内容です。
質問の仕方が悪く申し訳ございません。
>「アルコールを加えることによって一気に鹸化を進める」という文章の意味が理解できません。
正しいい方がわからないので、表現が間違っていたら申し訳ございません。
先ほども書いたのですが、「石鹸生地とは苛性ソーダと油脂を混合させ済み」の「石鹸生地」にアルコールを入れるのです。
そうすると、石鹸生地は一気に固まるという現象が起きます。
この場合、石鹸生地の中のアルコール濃度がある一定を超えると、固まるのか?それとも高濃度のアルコールを入れた瞬間反応を起こして固まるか?
ということが知りたいのです。
No.1
- 回答日時:
鹸化とは油脂をアルカリで加水分解することです。
アルコールだけでは石鹸は出来ません。
水酸化ナトリウム水溶液と混ぜて加熱をします。
油脂とアルコールだけで石鹸が出来ると書いてある本があるのでしょうか。
アルコールを使うことで反応が起こりやすくなるという面はあると思いますが補助的なものです。高くつきますので実用的な製造方法ではないだろうと思います。
以前、高等学校での実験マニュアルに油脂、アルコール、水酸化ナトリウムを混ぜたものを加熱して石鹸を作るという方法が載っているのを見たことがあります。(詳しいことは忘れました。)
これは1時間の実験時間中に反応を終わりまでもって行きたいということからのことのようです。
反応が速くなる理由として考えられるのは
・水に溶けない油脂もアルコールにはいくらか溶けますので流動性がます
・油脂の構成物質であるグリセリンとの間でエステル交換反応を行うことで油脂の分子を小さくすることが出来る
だろうと思います。
グリセリンはOHが3つあるアルコールですから油脂の分子1つの中には脂肪酸が3つ繋がって含まれています。エタノールはOHが1つですからエステル交換が全部起こったとするとほぼ大きさが1/3になったことになります。小さくなるとこのあとのNaOHとの反応も起こりやすくなります。
無水アルコールの変わりにウオッカというタイトルを見てもったいないことをすると思っていました。ウオッカはアルコール100%ではないですね。普通に手に入る95%のエタノールでいいはずです。
100%のエタノールだと水酸化ナトリウムが溶けなくなってかえって効率が落ちるのではないでしょうか。
この回答への補足
>油脂とアルコールだけで石鹸が出来ると書いてある本があるのでしょうか。
いえ、石鹸生地とは苛性ソーダと油脂を混合させ済みのものです。
説明不足で申し訳ございません。
通常ならば、この段階で型に入れて乾燥させて固形石鹸を作るのですが、型に入れる前にアルコールを入れて一気に鹸化を進めるというものがあるのです。
>水アルコールの変わりにウオッカというタイトルを見てもったいない
実は無水エタノール(アルコール)よりもウォッカの方が安価なのです。
無水エタノール(アルコール)が500ml1780円とすると、ウォッカが750mlで1280円、度数98%のウォッカも500mlで1280円という値段だったりします。
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