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なぜ今、対ドル、ユーロ等で円高が進むのでしょうか?
日経平均が8月から約半分の水準になり、外国人投資家も
資金繰り売りで、日本株売り→円売ドル、ユーロ買いとなると
円安が進むような気がしますが・・・。円キャリートレードの
巻き戻しがそれを上回っているのでしょうか?
ドル、ユーロが下落する中で消去法的に円が買われているという
話も耳にしますが、それらはどこへ向かっているのでしょうか?
長期金利もそれほど下がっていないようですが・・・

A 回答 (4件)

No.3です。



円高はさまざまな要因が絡みますので、簡単なロジックで説明は難しいです。きっちり説明できれば、各国中銀も頭を抱えずにすぐにこの金融危機を解決できるはずです。

まず、円キャリートレードは既に2007年前半あたりから収束し始め、現在は高金利通貨も利下げが行われてきていますから、円キャリートレードはもう既に過去のものです。また、今回に関しては、円安と日本株売りとの相関関係はないものと思われます。9月頃から外国人投資家の日本株に対する姿勢が悲観的になっていたようですが、今回の株安は、外国人投資家が、とにかくリスクがあるところからは金を引き上げようという思いがあったところに加えて、大和保険の破綻もあり、疑心暗鬼になっているところで、狼狽売りしたものと思われます。米国株も同じです。リスク資産を引き上げるという現象かと思われます。

一言で言えば、今回の円高は、ドルに対する不信感が一挙に出てきただけのことだと思われます。

今回の強調利下げが行われた背景には、ドルの流動性が極端に低下しており、翌日物銀行間取引金利が本来あるべき水準を200bpほど上回っていたため、何らかの形で世界的な協調策が講じられない限り緩和されないということで一斉利下げが行われたわけです。しかし、投資家の大半は、「利下げの幅が小さすぎる」(オーストラリが1%の利下げを行っていたため、投資家は0.5%では効果がないと考えてしまった)と考えているのが現状で、短期金融市場金利は高止まりしたままです。つまり、主要中銀の緊急協調利下げがクレジット市場の緊張緩和にはつながらないのではないかと懸念しているため、円高となっていると考えられます。実際に、協調利下げを行ったものの、世界の短期金融市場においては、ドルの金利が依然として高い水準のままです。

協調利下げに続き、クレジット市場の逼迫解消のためにG7で大胆な措置が講じられるとの憶測があるのですが、これが裏切られると、ドルへの信認は更に悪化する恐れがあります。また、マーケットでは新興国を含むG20特別会合において協調的対策が打ち出されることも期待しており、世界各国にまで及ぶさらなる利下げを視野に入れているようです。これらが本格的に動き始めないとドル不信が続きます。当然、アメリカの具体策が本当に効果があるのかどうかを市場は目をこらして見ているのです。下手をすると米国崩壊に繋がるほどの金融危機です。

上手く説明できませんが、今回の円高と株安は相関関係はないと思われます。単なる疑心暗鬼による狼狽売り、ドルへの不信感、米国の対応が後手に回っていることが原因かと思われます。要するに、円高ではなく、ドル安、ユーロ安です。説明が上手くできず、申し訳ありません。あまりに多くの要因が絡んでおり、セオリー通りに動いていないのが今のマーケットです。

ユーロ安があまりに急激だったため、個人投資家で為替取引をしている方の中には、150円あたりで買いに走り、ストップを付けておらず、資産の大半を失った方もおられるようです。
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この回答へのお礼

了解いたしました。これだけ複雑化したマーケットでは、
単純なロジックでは割り切れないですね。
思いつきレベルの質問にも関わらず、
誠意のあるご回答を頂き感謝いたします。ありがとうございました。

お礼日時:2008/10/14 10:13

No.2さんのおっしゃる通り、日銀を除いて、主要銀行が利下げしたためです。

今後の展開は何とも言えませんが、

「米FRB、来年半ばまでに0.5%まで利下げの可能性=バークレイズC」
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJ …

どこまで利下げするかはわかりませんが、かなり近い線まで利下げすることは間違いないと私は思っています。また、EUなどヨーロッパもサブプライムローンによる損失をかなり受けていますので、更に利下げするでしょう。

今後、場合によっては相当な円高に振れる可能性もあり、為替に関しては信じられない円高にならないとも限りません。円高というより、ドル安、ユーロ安です。他の通貨も円に対して安くなると思われ、ドル売りに拍車がかかると、ドル建てで原油の決済しているアラブ諸国などがドル建てを止めていく可能性もありますから、この場合、ドルが世界の基軸通貨としての機能を失い、世界経済は未知の分野に入り込む可能性があります。

いずれにせよ、円高はしばらく止まらないような気がします。ドル崩壊とも言える現象がおきつつあると言ってもよいかもしれません。

この回答への補足

すいません、こちらも同様に補足させていただきます。

もし可能でしたらマネーの動きによるロジックでご説明
頂けませんでしょうか。
外人投資家による日本株資金繰り売りのマネーは売られると円安
になりますが、日本円のポジションのまま日本国内で運用している
のでしょうか。加えて円キャリートレードの解消が後押ししている
のでしょうか。
日本が比較的金融的に安定していることで円高というのは分かります
が、各国が利下げしても日本の金利の方がまだまだ低いと思います。
円のキャッシュポジションのまま保有されているのか、もしくは
別の商品が買われているのでしょうか・・・。

補足日時:2008/10/10 15:52
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本日の日経朝刊の記事にあるように、世界10カ国(米国、ユーロ圏、英国、カナダ、スエーデン、スイス、中国、アラブ首長国連合、香港、クエート)の中央銀行は、一斉に利下げを行ないました。

その中に、日本銀行は入っていません。すなわち、このことからも、日本は、今回のサブプライムローンに係る世界恐慌(と言って良い金融危機)に関して、日本は、その影響が少なく、金融的に安定していますので、結果として円高になっています。上記のようにすべてが利下げしている中で、日銀は、ドル資金の供給拡充で対応するのです。
但し、世界の経済の動きに日本が例外であるかどうかについては、
米国を初めとした国の経済活動が低下し手要る現状では、トヨタ自動車なども利益が大幅に減少する決算見通しをだしていますので、今後の余談は許しませんが、円高傾向は引き続いていくものと思われます。
(円高か続くと、貿易額が減少するとともに、利益が減少します)

この回答への補足

すいません。可能でしたらマネーの動きによるロジックでご説明
頂けませんでしょうか。
外人投資家による日本株資金繰り売りのマネーは売られると円安
になりますが、日本円のポジションのまま日本国内で運用している
のでしょうか。加えて円キャリートレードの解消が後押ししている
のでしょうか。
日本が比較的金融的に安定していることで円高というのは分かります
が、各国が利下げしても日本の金利の方がまだまだ低いと思います。
円のキャッシュポジションのまま保有されているのか、もしくは
別の商品が買われているのでしょうか・・・。

補足日時:2008/10/10 09:32
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日本円の強さで円が上がっているのではなく、ドルやユーロが弱くなってるので自動的に


円が上がってしまっているのかなと思っています
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この回答へのお礼

ありがとうございます。確かにそうだと思いますが、具体的な
マネーの流れが知りたかったのです。言葉足らずですいません
でした。

お礼日時:2008/10/10 10:13

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