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ノックアウトマウスの作成方法を見ると、

(1)キメラマウスを作成し、
(2)キメラマウスと純系を掛け合わせてヘテロマウスを作成し、
(3)ヘテロマウス同士を掛け合わせて

最終的に目的とする遺伝子を欠損させたマウス(ノックアウト個体)を得るそうですが、

(1)で複数のキメラを作成しておき、(2)の段階でキメラ同士を掛け合わせれば、
同じ1/4の確率で一世代分短縮させてノックアウト個体を得ることが可能かと思ったのですが、そうしないのはどうしてですか?

ご存知の方、回答よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

キメラマウスを作製する際に用いるES細胞は♂の遺伝子を持っています。


ですから元々♀のキメラマウスは生まれません。
(まれにES細胞のY欠損で♀のキメラマウスが生まれることもあります)

さらにキメラマウスはES細胞由来と元の受精卵由来の細胞が混在しています。
Wildと交配をした場合、必ずヘテロマウスが生まれるとは限らないのです。

ですので必ずノックアウト遺伝子を持っているヘテロマウスを得る必要があるため
キメラマウスとWildと交配させているのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>キメラマウスを作製する際に用いるES細胞は♂の遺伝子を持っています。
>ですから元々♀のキメラマウスは生まれません。

そういうことだったんですね。
教えていただきどうもありがとうございました。

お礼日時:2008/10/12 02:55

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