
(ある論文の内容です。長い文ですが、よろしくお願いします。)
オリゴマープロアントシアニジンの化学構造は、フロログルシノールでの酸性触媒による分解によって明らかにされた(1989年時点)。
↑この事実を受けて、
プロアントシアニジンを含むと思われる混合物を、フロログルシノールでの酸性触媒による分解する実験を行った。
(質問1:なぜ酸性状態にするの?)
方法は・・・混合物(1mg)、と、フロログルシノール(1mg)は、1%HClエタノール(0.2ml) を加え、一晩室温放置し、順相と逆相のHPLC分析を行う。基準試料のデータと比較することによって確かめ、『エピカテキン(4β→2)・フロログルシノール』と『カテキン』の構造を明らかにした。
『エピカテキン(4β→2)・フロログルシノール』と『カテキン』は、酸性状態で、フロログルシノールによって、フラボノイドの中で求核置換反応がもたらされた。
(質問2:フロログルシノールにる、フラボノイドの中で求核置換反応とは?)
これらの発見を基礎にして、混合物は、大部分がカテキンを端末単位として含むエピカテキン単位からなることがわかり、混合物(プロアントシアニジン)がプロシアニジンのカテゴリーに割り当てられることが示唆された。
・・・質問は2つです。
文献・ネットで調べたのですが、見つけられず(><)、ここに書き込みました。口答だけでも十分なので、力を貸してくださいm(__)mお願いします
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
有機化学がある程度分からないとこれは難しいと思いますよ。
英語で申し訳ありませんが、完璧な答えと思われるサイトを見つけました。
http://www.users.muohio.edu/hagermae/tannin.pdf# …β→2)phloroglucinol'
epicatechin-(4β→2)-phloroglucinolでgoogleで出てきました。
要は、タンニンの分析法としてこの本「Tannin Handbook」がスタンダードと考えて良さそうです。それを遡ると1989年の論文にたどり着くのかもしれませんが。このサイトの7ページ目に反応が書いてあります。酸触媒で分解すると6ページにあるカチオンが出来るようですが、これが安定化されるからこそ酸触媒でここまで行くわけです。そこにphloroglucinolがあるとこのカチオンと反応します。phloroglucinolから見ると求核置換反応ですが、phloroglucinolへの求電子置換ですね。
全体で見ると、端っこ(片側だけ)はphloroglucinolとは結合しないが、それ以外はphloroglucinolと結合したものが得られるのでその比率でどのようなポリマーか分かる、ということでしょう。参考URLが理解できるといいですね。
回答ありがとうございます!!
完璧な答え☆のサイトですね。解読できるか不安ですが・・・発見してくれてありがとうございます。
タンニンの分析法として「フロログルシノールによる分解」があるんですね!
「酸触媒で分解すると6ページにあるカチオンが出来るようですが、これが安定化されるからこそ酸触媒でここまで行くわけです。そこにphloroglucinolがあるとこのカチオンと反応します。phloroglucinolから見ると求核置換反応ですが、phloroglucinolへの求電子置換ですね。全体で見ると、端っこ(片側だけ)はphloroglucinolとは結合しないが、それ以外はphloroglucinolと結合したものが得られるのでその比率でどのようなポリマーか分かる、ということでしょう。」
↑わかりやすい説明なんですが、まだわかりません(TT)
求核置換反応とかwikiで読むのですが・・・なかなか(><)
今週の水曜までに理解できたらHAPPYなので、頑張ります。きっとまた質問するかも・・・すみません。良かったらまたよろしくお願いします。

No.2
- 回答日時:
>nucleophilic substitution at the inter- flavonoid bonds by phloroglucinol under acidic conditions.
酸性条件下フロログルシノールによる「フラボノイド間結合」における親核置換…
になります。
「プロアントシアニジン中のフラボノイドオリゴマー構造」については専門でないのでちょっと分りかねます。
フロログルシノールを酸性条件下で働かせるのは、単にそれが酵素の最適条件だからだと思いますけど。

No.1
- 回答日時:
原文を書かれた方が良いです。
失礼ながら、訳が正しいと思われない点があります。
原文が英語です。よかったらもう一度協力お願いしますm(__)m
(1)The chemical constitution of oligomer was disclosed by acid-catalyzed degradation with phloroglucinol.(1989年のある論文から)
(2)A mixture of oligomer (1 mg) and phloroglucinol (1 mg) in 1% HCl-EtOH (0.2 ml) was left standing overnight at room temperature.
(3)The normal- and reversed-phase HPLC analyses of the reaction mixture revealed the formation of epicatechin-(4β→2)-phloroglucinol and catechin which was con.rmed by an HPLC comparison with authentic samples.
(4)Products epicatechin-(4β→2)-phloroglucinol and catechin originated from nucleophilic substitution at the inter- flavonoid bonds by phloroglucinol under acidic conditions.
(5)Based on these findings, the antioxidative fraction from the prune extract was assigned to the category of a procyanidin decamer, because the average sample consisted predominantly of epicatechin units containing catechin as a terminal unit.
(私が訳した日本語です。)
(1)オリゴマープロアントシアニジンの化学構造は、フロログルシノールでの酸性触媒による分解によって明らかにされた。(2)混合物(1mg)、と、フロログルシノール(1mg)は、1%HClエタノール(0.2ml) を加え、一晩室温放置する。(3)順相と逆相のHPLC分析を行い、基準試料のデータと比較することによって確かめ、『エピカテキン(4β→2)・フロログルシノール』と『カテキン』の構造を明らかにした。(4)『エピカテキン(4β→2)・フロログルシノール』と『カテキン』は、酸性状態で、フロログルシノールによって、フラボノイドの中で求核置換反応がもたらされた。(5)これらの発見を基礎にして、混合物は、大部分がカテキンを端末単位として含むエピカテキン単位からなることがわかり、混合物(プロアントシアニジン)がプロシアニジンのカテゴリーに割り当てられる。
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