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素人の質問で恐縮ですが教えて下さい。数か月前、評論家かエコノミストとか言われる方だったと思いますが、今は世界的に金余りの状態ですと言われたのを覚えています。それが現在は金詰まりで不景気だと言われて居るようです。余っていたお金は何処へ行ってしまったのでしょうか?非常に大きい金額だったのですが、それは幻で、実際は余っていたわけではなかったのでしょうか?お判りの方お教えください。

A 回答 (6件)

お金には二種類あります。

実際の金と見かけの金です。
つい先日まで実体経済としては3000兆円ほどありましたが見かけの金は1京円もありました。(1京は1兆の一つ上の単位)
穀物や石油、株式や株式派生商品、不動産証券等はレバレッジという投資手法があります。いくらかお金を入れればその10倍20倍「賭ける」ことができました。当初は目論見どおり莫大な利益が出ました。でその利益をさらに賭けていたのでジャブジャブと金が出てきました。
画面の中だけで金がどんどんでてきたのでその金をさらに賭けようといろいろなものに手を出していきました。世界的な金余りとはこの状態を指しました。
ところが賭けに失敗しました。思った方向へ行かなくなったのです。
損失は莫大に膨れ上がりました。1京円のうち10%も下がれば実体経済の3分の1を吹き飛ばすほどの威力があります。
画面の中だけの損では済まず、実体経済を大きく揺るがす結果となってしまいました。
消えたお金の正体は実態の無い見かけの金が消し飛んだことです。
昨日まで1万円あったはずの価値が今日は5000円しかない。この差額5000円分こそ消えた金の正体です。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございました。
さすが専門家でいらっしゃると感じ入りました。
評論家やエコノミストといわれる方々もこの様な論調、解説をして頂ければ、素人の私でも良く理解出来ると思いました。
有難うございました。私が回答No1を頂いてから一生懸命考えたこと等は素人の幼稚な考えでした。

お礼日時:2008/11/19 22:58

少し長くなるので2回に分けます。


a=b+cとしました。

ここで#4の例題を引き合いに出します。
低所得者層が2000万融資を受けました。
これは虚無経済cから2000万円を借りてくることです。実体経済bは2000万増加しました。
これはあなたの返信にあったように大工さんやその他に回っているお金です。

次に低所得者層が破綻して1300万円の損害が発生しました。
これは虚無経済に流れます。しかし、虚無経済からの差額700万円が実体経済に残っています。
ですから1件や2件の破産では実体経済のお金はプラスですから問題ありません。

実体経済がマイナスになるには実に色々なことが重ならないと無理だと分かります。
その実体経済のお金がどんどん虚無経済に流れ込んでいますから、
今の状態はあちこちで信用破壊が発生して尋常ではないということです。

最後に私の定義した実体経済bは人間の信用活動ですので、
#3様のいう実体経済とは異なります。
#3様の説明でみせかけの1京円とありましたが、この金額が私のいう実体経済bの値になります。
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この回答へのお礼

何回もご回答いただき有難うございました。
虚無経済とか、人間の信用活動a=実体経済b+虚無経済cの様な数式が出てきてますます難しくなり私の理解の域を超えて来ました。
あなた様の実体経済の定義と私の実体経済の定義とは異なっている様ですね。いずれにしてもジャブジャブとも言われた金余りはどうなったのかと云う素朴な疑問から発したもので、あなた様やNo1様やNo3様から頂いた貴重なご教示から私なりに色々考えて何となく解ってきたかなと思えるようになりました。金融経済市場の準通貨と云うべき株券や
債権や金融証書を実体経済市場の通貨である現金にパニック的に換えようとして減価、収縮してしまったと思ってます。有難うございました。

お礼日時:2008/11/20 19:26

>即ち金融経済の金融マネーが実体経済の実体マネーに変わって


なるほど。なるほど。あくまで質量保存の法則が念頭にありますね。
おそらく理系特有の発想なのでしょう(かくいう私も理系です)
そこで質量保存則の立場から成立するモデルを考えてみました。

人間の信用活動a=実体経済b+虚無経済c

ここで人間の信用活動とはお金を貸す行為だと思って下さい。
銀行の融資から個人間の金の貸し借り、先物市場での信用取引までを含みます。

最初は当然ながら虚無経済は0です。
実体経済で失われた金は全て虚無経済に流れます。

反対にお金を借りる場合、全て虚無経済から借りてきます。
虚無経済cが0の場合だけ虚無経済からお金を借りて来れませんから
bの値が増加していきます。そして全体のaも増加していきます。

当然ながら実体経済と虚無経済とお金のやり取りをするシステムはありませんから、
虚無経済というブラックホールを置くことにはかなり抵抗感があります。

しかし、辻褄は合っているようなので
消えた・消えないの関係を整理するには分かり易いかと思います。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございました。
No6でまとめて申し上げます。

お礼日時:2008/11/20 18:38

>銀行からは消えたがどこかにお金としては残っているのではないのでしょうか?



kannonsan、これは残りません。この間も同じような方がいました。
お金をゼロサムで考えてしまうのが原因のようです。

そこに年収200万円の世帯に1億円融資と書きました。
これはサブプライムローンの極端な例なのですが
もう少し分かり易いように言いましょう。

サブプライムローンでは住宅や車をセットで販売します。
例えばこれを2000万円としますが、どう考えても年収200万円の低所得者層では無理です。
しかし、アメリカ式の金融工学はこれを認めたのです。

世の中バブルのときはお金が回っていますから、
低所得者層の賃金も上昇して全てはうまく回っていました。
ところが歯車が狂ってくると金が回らなくなります。
低所得者層は次から次へと破綻していきます。

上で2000万円融資のうち、低所得者層が200万円を返済して破綻したとすると
銀行は1800万円を回収しなければなりません。
このとき抵当の土地・建物が1800万円で売れればこれはゼロサムです。

しかし、回りが不良債権だらけでは1/10でも厳しいのです。
仮に500万円で売れたとしましょう。
銀行の回収分は700万円で1300万円は消えているのがお分かりだと思います。

思えば2007年のサブプライムローンがはじけて、信用収縮が始まったのが転機だったのです。
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この回答へのお礼

再度ご回答いただき有難うございました。
確かに銀行からは消えていますが、銀行からお金を借りて車や住宅を買った人を通じて自動車会社や住宅会社の方へお金は移っている筈と思いますが。即ち金融経済の金融マネーが実体経済の実体マネーに変わって
そこで止まってしまった。借りた人が良く稼いで高い利子と元本を銀行に払えば亦金融経済の方に金融マネーが戻ってきてメデタシ メデタシ
だったんだろうなと思えるまで素人なりに勉強したつもりです。
有難うございました。まあ貸した方の責任と思いますけど。

お礼日時:2008/11/20 09:38

きれいに消えました。

その額およそ3000千兆円です。
これからまだまだ増えます。次は年末の給料(ボーナス)が出せるかどうかです。
年内を越えても本格的な第二波が来年に訪れるでしょう。
ここも乗り越えられると思いますが、更に第3波が来るとカオスです。

>非常に大きい金額だったのですが、それは幻で
そうです。日本のバブルと同じです。まやかしの経済です。
日本の場合は土地や株式でしたが、今では金融派生商品というものができています。

銀行はどんどん融資しました。
土地の値段にしても年収200万円しかない世帯に1億円も融資するのです。
バブルがはじけて銀行の焦げ付きは甚大なものになりました。これが今回の顛末です。

用語の理解は難しいと思いますので流れだけ感じ取って頂ければ結構です。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございました。化学が専門で経済は素人の私にはなかなか理解しにくい問題です。何故消えたのか?どこへ消えたのか?
化学の場合はAとBの反応でCとDが出来る時でも物質は変わりますが
元素の質と量は「物質不滅の法則」により変化せず地球上に存在します
落語の「壺算」のようにお金と物とのやり取り上の勘違いか?本当に実際消えてしまったのでしょうか?
 AはB銀行から1億円を借りて地主Cから土地を購入したが借金が返済できず破産した。C銀行から出た1億円はAさんを経由して地主Cに移動しB銀行には不良債権が残った。銀行からは消えたがどこかにお金としては残っているのではないのでしょうか?どうもすみません。

お礼日時:2008/11/19 22:34

数ヶ月前までは、原油や穀物の先物取引に投資されていました。


原油の値段は今では3分の1近くまで下落していますので、投資を引き上げてしまったのでしょう。
そういう過程で損失もあったのかと思います。
今は円が買われているのでは?
色々なところに投資されているみたいですね。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございました。経済が素人の私では簡単には理解出来ませんが「浮世根問い」の落語の様になぜ?なぜ?と問い詰めてみて次の様な仮説を建てて見ました。おかしい所あれば亦ご教示お願いします。
金余りの金とは車や家を買うお金ではなくて、小は証券会社に預けてある私の金から大は産油国の王族の金等まで、なんとか殖やしたいという思惑の入った金である。世界中では巨額のお金である。これでカジノのようにマネーゲームが行われ株、債券、金融商品が売買された。   初めは巧くいっていて利益も得ていたが、ある時不良商品が混在している事が解り、チップを換金して退出する人が出た。次々と退出者が増えゲーム参加者が減少してしまった。こんな事でしょうか。

お礼日時:2008/11/19 21:04

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