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よろしくお願いいたします。
人の核相は2n=46ですよね。

倍数体はこれが3nになったりするということですか?
人がもしこうなれば体細胞分裂も減数分裂もどうなるの?
という感じですが、種無しスイカやパン小麦がなどの植物が
普通に生きているのが不思議です。
なぜでしょうか?

長い期間悩んでいます。
わかりやすい詳しいご解説やサイトを紹介してください
よろしくお願いいたします。

A 回答 (8件)

まず、倍数性とか倍数体といったときに、核相のこと(複相、二倍体の2nに対して配偶子のように単相、半数体のn、など)と、小麦や花卉などの場合のようなゲノムの倍化をさすをさす場合があるので、それを区別する必要があります。

後者の場合は、たとえば小麦は6倍体ですが6nとは書かずに6xと書きます(高校生物程度の教科書では6nと表現されている場合もあるかもしれませんが、間違いであって、混乱のもとです)。6倍体であっても、複相の2nと単相(配偶子)のnがあります。6倍体小麦は染色体数が42本です。42本の染色体が、3種類の由来二倍体植物の染色体(それぞれ7対、14本からなる)からなっているので6xとなります。
つまり、2n=6x=42です
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%80%8D%E6%95%B0% …

>倍数体はこれが3nになったりするということですか?
ありえますが、両性生殖する生物にはないと考えてください。理由は他の方が書かれているように、奇数なので減数分裂がうまくいかないからです。植物、とくに品種改良された作物や観賞用の花などは倍数性が多く、奇数倍数性で配偶子ができないものが多いです。接木、挿し木、球根などの栄養生殖で継代します。

しかし、奇数倍数性でも全く配偶子ができないというわけではありません。種なしスイカ(私が子供のころには、まだ出回っていました)でも、一個の中に何個かは種があったものです。
3倍体なので、減数分裂でそれぞれの染色体について2対1で分かれるか、1対2で分かれるかがランダムです。ある染色体は1本だけれどある染色体は2本あるとか、染色体ごとに倍数性がことなると正常に発生しません。しかし、たまたますべての染色体が一本ずつあるいは二本ずつに分かれれば、配偶子ができます。

この回答への補足

自然に倍数体の配偶子が生まれる理由はやはり染色体の不分離が
原因なのでしょうか?

補足日時:2008/12/10 00:32
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この回答へのお礼

パンコムギは六倍体と呼ばれるけれど、あくまで核相は2nなんですね?
勉強になりました、ありがとうございました

お礼日時:2008/12/10 00:19

#3です。

たびたびすみません。
種なしスイカについての記述を見つけましたので、紹介します。

種なしスイカは食べやすいので一時期人気がありました。種なしスイカは3倍体です。最初に4倍体(4n)を作り、これと2倍体のスイカ(2n)を交配して3倍体(3n)を作ります。3nは2で割り切れないので減数分裂はうまくゆかず、配偶子ができません(つまり、種なし!)。種なしスイカの子孫はできませんから、そのたびに上記の方法で作らなければなりません。採算が取れず、あまり普及しませんでした。
―遺伝医学への招待(改訂第4版)南江堂 より抜粋―

参考までに。
余計にややこしくしてすみません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
種無しスイカについてはとてもよく理解できました。

重要な穀物であるパンコムギも
2倍体である一粒コムギ(AA)とクサビコムギ(BB)が交雑して(AB)ができ
、倍数化して、4 倍体である二粒コムギ(AABB)ができて、
これと、2倍体であるタルホコムギ(DD)が交雑したのち倍数化して、
6倍体であるパンコムギができるようです。

植物はなんか際限ないですね。
すると倍数体のメリットも。。。というのも生物として
でてくるのかもしれませんね。
でもメリットがあるとすると何故多くの生物は二倍体なのか
という逆の疑問もわきますが

お礼日時:2008/12/10 00:13

おまけ:


#5 を書いた時には Google で「3倍体 減数分裂」を検索したんですが, いろいろと変なことがあって面白かったです.
ギンブナあたりで「なんだそりゃ」的な話もあります.
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

3倍体 減数分裂 ギンブナ で検索してみました。

魚の三倍体はよく聞きますが
銀ぶなは普通にいるんですね。

なぜ脊椎の高等動物の魚が三倍体を許容するのか。
楽しい疑問がますますです

お礼日時:2008/12/10 00:07

体細胞分裂では「相同染色体」は関係ないので何倍体であっても (極論すれば染色体の数に関係なく) 正常に行くはずです. これにたいして減数分裂では相同染色体がひっついた 2価染色体をつくるため, 奇数倍体ではうまく減数分裂できないものと思われます.


ということで 3倍体の減数分裂についてちょっと調べたんですが, たぶん「第一分裂がうまく完了しない」ことについては共通するんじゃないでしょうか. だから, 「1倍体と 2倍体にわかれる」ことはないと思います.
その後は種によって違うみたいですね. 種無しスイカのように種が作れないやつもいれば, フナのように「精子が入った刺激で第二分裂が誘発され, 精子の遺伝子が入らないまま 3倍体として生育する」ものもあるみたいですし.
魚類の一部では「3倍体の卵子に 1倍体の精子が受精した 4倍体 (つまり 3n+n とか 2n+n+n)」なんて変なものもいるみたい. 当然ですが, この場合も減数分裂はうまくいきません... がやっぱり「勝手に発生する」ものもあるそうです.
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
お陰で倍数体の発生の仕方が新たなテーマとして私の中に上りました。
知識が広がります。
六倍体のパンコムギを作るとき一倍体や二倍体を掛け合わせるようですが
そのへんを深く追求したら面白いかなと感じました。
しかし生物は面白いですね
いまは生物と関連した学部の受験生なのですが早く大学にいき
教授にどんどん質問したいなと強く感じました。

お礼日時:2008/12/08 16:41

こんにちは。



>人がもしこうなれば体細胞分裂も減数分裂もどうなるの?
ヒトの三倍体の多くは、異常卵子と正常精子の受精ではなく、一つの正常卵子に精子が二つ同時に受精する「多精子受精」が原因であるとされています。「部分胞状奇胎」がそうですね。ヒトの三倍体は普通は致死(例外なく流産・死産すること)とされていますが、中には...
http://www.jspnm.com/Gakkaishi/CONTENTS/43/4303. …
こちらの、一番下の症例報告に「長期生存した三倍体(69,XXX)早産児の一例」というのがあります。
以前にも同様の症例を聞いたことがありますし、部分胞状奇胎で出生に至った例があるとも聞きます。実際どんなものなのかの詳細がネットで調べてもなかなか明らかにならないのですが...
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
ご回答のお陰でなんでそもそも倍数体ができるんだ?
という新たな疑問がわき知識が広がりそうです。助かります

お礼日時:2008/12/08 16:35

とりあえずわかることだけ。


ご承知かとは存じますが、何倍体が普通かは生物によって違います。
人は二倍体が普通というだけ。

>人がもしこうなれば体細胞分裂も減数分裂もどうなるの?
人は二倍体が普通ですから、基本的にはなりません。
しかし三倍体になることがあります。逆に、一倍体のこともあります。
減数分裂のときは一倍体と一倍体にわかれるのが普通ですが、減数分裂に失敗して二倍体とゼロ倍体に分かれることがあります。
二倍体の卵(異常)と一倍体の精子(正常)が受精することによって三倍体ができるのです。
この例は21番目の染色体が三倍体になる21トリソミーに多いです。いわゆるダウン症候群の原因ですね。また、18番目の染色体が三倍体になると、18トリソミーと呼ばれます。
他にも正常状態でXYであるべき性染色体(男性)がXXY三倍体になったり(クラインフェルター症候群)、正常状態でXXであるべき性染色体(女性)がXの一倍体になったり(X型ターナー症候群)します。
ちなみに他の染色体が3倍体になった場合は、生存できないと聞いています。

コメントがずれているかもしれませんが、もしかしたらこちらも知りたいかもしれないと思い、僭越ながら書きこませていただきました。
参考までに。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
確かにダウン症など染色体の一部が三倍体になっている例は
ありますね。
全体が三倍体になった場合人間は生きられないということですね。
(魚などの一部の例はありますが)
ご回答の内容も気づきにつながるものでとても勉強になりました

お礼日時:2008/12/08 02:48

>体細胞分裂はどうしているのか?


三倍体は体細胞分裂する時、一度六倍の染色体数になりますので、困りません。3+3に分かれます。
>6倍体が子孫を残せるのか?などやはりなぞは残ります。
六倍体は、同じ六倍体同士なら子孫は残せます。
一方六倍体と二倍体から出来た四倍体がうまく2+2に分裂してくれる保証はないかも。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。
ですね、体細胞分裂は核相が倍になるので関係ないですね。

問題になるのは三倍体でしょうね。
これは減数分裂できるのでしょうか?

一倍体と二倍体に別れるのでしょうか?

補足日時:2008/12/07 20:36
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とりあえずどうぞ↓



参考URL:http://jp.encarta.msn.com/encyclopedia_142151057 …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
だいたいのイメージは理解できました。
しかし、なぜ植物は生きていけるのか、体細胞分裂はどうしているのか?
6倍体が子孫を残せるのか?などやはりなぞは残ります。

お礼日時:2008/12/07 17:02

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