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質問タイトルうまく浮かびませんでしたが、教えてください。
興味があって、1939年以降くらいの日本の軍事関係の本をよく読みます。そのなかで後の連合国軍の常套手段となる艦船に対しての航空攻撃と、艦砲による陸上攻撃の有効性を証したのは日本軍であるということをいくつかの書籍で読んだ記憶があります。
 前者においては真珠湾攻撃とマレー沖海戦、後者のおいてはヘンダーソン飛行場への攻撃がその例として挙げられていました。
 そこで前者においての疑問があります。それまで世界の常識とされていた、航空機によって艦船攻撃しても有効ではないという根拠はどういうものだったのでしょうか。また、なぜ日本海軍はそれまでの常道を破る航空機による艦船攻撃で成果を出し得たのでしょうか。航空魚雷の発達によるものでしょうか。

A 回答 (14件中11~14件)

艦船に対しての航空攻撃


これの有効性を実証したのは確かにマレー沖海戦です。
ですがそれまでもかなり確度の高い推測として成り立っており、それを晴れて実証したにすぎません。

なぜにそれまで成果がなかったかというと、それまでの戦争ではヨーロッパでの戦争が主であり、当時は大航続距離の攻撃機が、大海面で戦艦を迎撃というシーン自体が発生しませんでした。
せっかく攻撃機があるなら、それは陸戦で爆撃に使いたい、航続距離のある機体を作るくらいなら防弾の厚い機体をとなります。
必然的に艦船の迎撃は艦船がとなり、航空機が使われる機会はほとんどありません。
つまり限られた航空機の使い方として、対艦船にはなりえなかったわけです。
逆に日本軍は、奇襲を仕掛ける側として、敵戦艦を待ち受けるためにマレー沖に長距離攻撃機をかき集めて、イギリス東洋艦隊を手ぐすね引いて待ち構えていたわけです。
またここに戦艦を派遣せず、大量の陸攻のみを対戦艦に用意したことからも、証明(実例)はなかったものの航空攻撃が戦艦に有効であると自信を持って考えられていたことがうかがわれます。
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>>実際問題、第二次大戦を通じて航空機「のみ」で「作戦行動中」に沈められた戦艦は、P・O・ウェールズ、レパルス、武蔵、大和のみです。



 ドイツ空軍の攻撃で撃沈されたイタリア戦艦ローマを忘れちゃだめですよ。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC% …
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混ぜて。

 つ^_^)つ

>第二次大戦を通じて
沈んだのは降伏後の9月9日だよ。
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12番さま、すみませんでした(;^_^A


ところがです、この戦艦ローマ(リットリオ級)といっしょにいた戦艦イタリアも、おなじ滑空誘導爆弾フリッツX食らったのですが、

沈みませんでした。イタリア戦艦特有のプリエーゼ水管防御システムの構造的欠陥(弾薬庫同士を砲弾はこぶモノレールがつないでいて、水密が不十分)と、イタリア側は安心しきって戦闘配置ではなかったのがローマ沈没の原因とされていますが、それでもフリッツX3発食らって沈んだほど固かったわけです(全般的にイタリアの軍艦は装甲を薄く、速力を早く、というデザインをしていました)。

また、フリッツXくらった別の戦艦、英国のウォースパイトは、一次大戦の時に建造されたクイーン・エリザベス級の戦艦でした。この船もフリッツX3発食らいました。が、

沈みませんでした。この艦が沈みかけたのは2度目でして、最初は第一次世界大戦最大の海戦ユトラント沖で15発砲弾食らってます。

でも、沈みませんでした。二次大戦も北はノルウェイ(駆逐艦を引き連れてフィヨルドに突入し、ドイツ駆逐艦隊と輸送船皆殺し)、地中海(イタリア戦艦に史上最遠距離で砲弾を当てる)、南はインド洋、またもどってノルマンディで艦砲射撃したいたらフリッツX命中、それでも現地にとどまり任務続行、と暴れ回って生き延びました。近代戦艦の歴史で、一番働いた武勲艦として、評価が確立しています。保存する予算がないのでスクラップになることとなりましたが、スクラップ業者の引き船から逃げると言う(綱が切れた)悪あがきまでした、すごい船でした。

まあ漫談になってしまいましたが、戦艦は固かったが、フリッツXという誘導鉄鋼弾がそろそろ戦艦に引導を引き渡す役割をし始め、戦後米ソが対艦ミサイル作ることとなります。それでも戦艦は兵器を積む土台(プラットフォーム)として具合がよかったので、フランスのリシュリュー、アメリカの諸戦艦はよく使われました。ソ連は英国から借りた旧式戦艦ロイヤル・ソヴリンをアルハンゲリスクと名をつけ愛用し、何だかんだと返すのをいやがりました。でも、維持に予算がかかりすぎる世の中になっていきます。

最後の任務中損失戦艦は、ソ連がイタリアから賠償で手に入れたカイオ・ジュリオ・チェーザレを改名したノヴォーロシスクで、この時は停泊中、基地近くの海底にあった古い機雷が爆発した、という冴えないものでした。この話について最近、ロシアのジャーナリストが「おもしろい」ネタをひろったのですが、それは検索でもしてみてください。
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