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犬や猫など、動物が死んだら「三つ又」(道が三叉路になってる、その
三角の地点)に埋めるという話を聞きます。
かつては、私が住んでいる市でも「三つ又」のところに、動物のお墓があって、
ペットが死ぬと、みんなそこに埋めに行きました。
(今はもう整地されてしまって、なくなってるのですが)

何故、犬や猫などを「三つ又」のところに埋めるのでしょうか。
理由や謂れをご存知の方、教えてください。
よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

「三つ又」に埋めるについては知りませんし、全く関係ないかもしれませんが三ツ又つながりで、Y字型の「犬卒塔婆」というものがあります。


http://www.tabiken.com/history/doc/B/B117L100.HTM
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この回答へのお礼

早々とご回答ありがとうございます。
「犬卒塔婆」というのは初めて知りました。
動物のお墓に犬卒塔婆があったかどうかは、記憶が定かでないのですが、
Y字であるということで、「三つ又」と何か関連があるように思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/01/15 11:18

http://www6.ocn.ne.jp/~kanpanda/rendaino.html

犬卒塔婆について上記のサイトから引用です。

(前略)
この「犬卒塔婆」の風俗の特徴は、柳田国男や大木卓氏など数多くの人によってすでに指摘されています。それによると、もともと「犬そとば」は犬の墓であり犬を供養するものなのですが、不思議なことにしばらくするとこの「犬そとば」は「子宝の神さま」になります。最初は「死」であったものが、戌の日の岩田帯、犬張子や子供の額に犬の字などという「子育て」やら「縁談」などという犬の「生」の信仰にすりかわるのです。かといって、このように死者に生を祈る形式が珍しいということでもありません。多くの現世利益は死者とか霊に依頼するのが一般的で、墓場の犬も「生」に対する信仰の裏表です。「花咲爺」の殺された犬の墓から松が生え、その松で作った臼が小判を生むというのと同じ形式です。
(中略)
また、この犬卒塔婆の風習から安産の信仰を導き出すことはまったく簡単で、この二叉の木は「股木」と呼ばれる「山の神」信仰における女形の木を逆さに挿しただけのものです。つまり女性の脚、股をかたちどったもので、これが女性の安産の信仰にされるのは不思議ではありません。
(後略)

三ツ又は安産祈願のためかもしれませんね。
間違っていたらごめんなさい。
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この回答へのお礼

犬卒塔婆について、詳しいご説明、ありがとうございます。
確かに昔から、犬は安産祈願に深く関係がありますね。
犬は安産だったからとか。
犬を供養することが、安産を祈願することに形を変えている点がとても
興味深いです。

「三つ又」という地形から、女性の股を連想するのも難しいことではありませんし、
そう考えると「三つ又」は「生」を象徴する場所であるようにも思いました。
犬を三つ又に埋めるのは、「また生まれ変わってきてね」と、
「死んだ命」を供養するのと同時に「新しい生」を願うという
意味合いもあるのかもしれませんね。

とても参考になるご回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/01/15 11:31

たびたびすみません。


「三叉路 習俗」で検索したところ、安産祈願よりは魔除けの目的が強いのかなと思いました。
http://www.google.co.jp/search?q=%E4%B8%89%E5%8F …
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この回答へのお礼

「三叉路」という場所は、古くから「特別な場所」だったようですね。
道が分かれる場所、そしてその道とは現世とあの世をつなぐ、という
意味合いもあるのかな、と思いました。
そして、愛犬や愛猫が死んだら、あの世まで迷わないように行き着くように
三つ又に埋めるようになったのではないか、と推測しています。

犬や猫が死んだら、三つ又の場所に埋めるというのは、私の住んでいる
地域ではごく普通に言われていることだったので、
ほかの地域でもごく当たり前のことだと思っていたのですが、
ネットで調べても、そのような風習が見つからないので、
独特のものかもしれませんね。

何度もご回答いただきまして、ありがとうございました。

お礼日時:2009/01/15 23:00

この質問には興味がありましたので、もう少し検索したところ神奈川県海老名市のサイトに行き当たりました。



http://www.city.ebina.kanagawa.jp/www/contents/1 …

一部を引用します。
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今も昔も蛇は嫌われ者のようで、当時はよく、殺された蛇の死骸を縄でしばり、村道の人通りの少ない藪の生えている辻までずるずると引きずっては、そこに穴を掘って埋めていた。また、こうした辻には蛇のほかにも犬や猫、ネズミなどの死骸も埋めていた。これは、祖先の墓地が屋敷内にあったため祖先の霊地に獣の死骸を埋めることを嫌ってのこと、という説もある。
 ある年、伝染病や疫病が再三にわたって発生したので、辻に埋葬されてきた畜霊や方々のお地蔵様、道祖神を供養して村を護っていただこう、ということになり、祖先の霊を迎える盆の日に酒とご飯を辻々に供えたのが「辻飯」の始まりといわれ、慰安の少ない田舎の行事のひとつになったという説を聞いているが、その真意を知ることはできない。
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「辻」は十字路のことでしょう。


また、葬儀の習俗というページでは、

---------------------------------------
江戸時代までは葬儀は夜行われたことが、灯が先頭に立ったことでわかります。村の辻で柩を回したり、帰路は往路と道を変える、埋葬に使用した鍬、草履を捨ててくるなど死霊が家に戻らないようにとのさまざまな呪法も行われました。
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http://www.sogi.co.jp/sub/jituyou/chisiki/syuzok …

と、書かれていますので、三叉路や辻に動物の死体を埋めたのは「死霊が家に戻らないように」とのことからではないかと推察いたしました。

過去に類似の質問もあったようです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …
http://qa.asahi.com/qa1857431.html?ans_count_asc=1
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この回答へのお礼

いろいろ調べていただき、恐縮しております。

「辻」と「死」は関係が深いんですね。

親戚の葬儀の際、「行きと帰りは道を変えるんだよ」と言われたことも
確かにありました。
また動物を自宅の庭などに埋めるのはよくないということも
よく聞きます。

>三叉路や辻に動物の死体を埋めたのは「死霊が家に戻らないように」

suzuran113様がお考えになる通りかもしれませんね。

私も何かわかったら補足にてsuzuran113様にお伝えしたいと考えておりますので、
この質問は、しばらく締め切らないでおきますね。

お礼日時:2009/01/17 23:09

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