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はじめまして。

私はレーザ加工機でSUS304の端材を2枚使い加工しましました。その時に鋼板の向きを気にすることなく、適当に加工し、ベンダー加工へ製品を渡しました。その時に、「木に木目があるように、金属にも目があるから気をつけて」言われたのですが、どのように見分ければ良いのかがイマイチ良く分かりません。何か良い方法があれば教えてください。

A 回答 (3件)

ベンダー加工へ製品を渡したして、曲げ屋がいったんですよね?



その場合の意味は、板には縦・横があります、通常は規格サイズの長い方を横目として扱います。

端材を使ったので、レザーをかける時、1枚は横目で置き、もう1枚は縦目で置いたが為に、1枚1枚の目が違ってしまったのでしょう。

目が違うと、ベンダーで曲げる時に、同じ寸法・同じ圧力で曲げた時、縦目を曲げるのと横目を曲げるのでは、曲げ角度が違ってきます、もちろん、材料は同じSUS・同じ板厚でも、違う梱包の材料でも、曲げ圧力が変わってきます。
同じように曲げたのに角度が違ったので、曲げ屋が調整してくれたんでしょう。
これが2枚なら良いですが、100枚あってバラバラだと、曲げるのが大変と言う事が理解できますよね?
100枚を1枚1枚調整しながら曲げるのと、100枚調整せずに曲げるのとではどっちが早いかです。

SUSの板ですが、HL・鏡面・2B・NO1でも裏表をよく見てください、HL(ヘアライン)は当然分かりますが、必ず筋が見えるかと思います、斜めから見たり、光に反射させて見たりしてください、薄っすらと必ず見えるかと思います、白の養生がされていれば、養生に筋があることが分かるかと思います。

もちろん、SUSだけしゃなく、鉄でも目があります。
通常は長手方向に目があります。
たとえば
4’×8’の1219×2438だと2438の方向が横目になっています。
尚、1219の方向に横目になってる材料も注文すればあります。

SUSのサッシの板金屋より
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この回答へのお礼

masaaki509さん

ありがとうございます。大変わかりやすく、理解することができました。当社の品質改善、作業改善に役立ちます。

ベンダーさんも曲げているうちに、角度が違っていたのに気づいたそうです。その後はベンダーさんも分けながら曲げてくれていたようです。

今回は大変、参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2009/01/24 08:34

>、「木に木目があるように、金属にも目があるから気をつけて」


これは、元の板材を作る時に圧延と言って大きなロールの間で延ばすことをしていて内部に溜まる応力?がレーザーの熱で開放されるときに寸法が方向で異なる場合がある為だと思います。

例えば10mm×300mmの板を圧延(ロール)方向と平行と直角に同じ条件でレーザーで切ったとして
片方は10×300.0で出来上がってももう片方は10×300.1になったりします。(又まっすぐな物が少し弓のように反る場合もあります)

これだと精度の高い曲げ物の場合こまりますよね。

精度のいるものは端材を使わないとか、使うときに備えて端材にはマジックなどでロール方向を書いておくとかが対策かな

応力あたりの情報は機械工学に詳しくないのであまり正確ではないかも知れません。またSUSの場合は大きいですが普通の鋼材はそんなに大きくないかも知れません。
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この回答へのお礼

moto21さん

ありがとうございます。

参考になりました。早速、改善案として月曜日にミーティングをしようと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2009/01/24 08:38

 ここで聞くより、「木に木目があるように、金属にも目があるから気をつけて」と言った人に聞きましょう。



 鋼板は、溶けた鉄を、長く流して作られますから、長さ方向と幅方向では粒子の並び方が違うことは、理屈でわかります。

 また、薄い鋼板はロールにして巻き取るので伸ばして小さく切っても、ロールにした時の癖は残っているはずです。(一度温めると、かなりとれるとは思いますが。)

 これらの鋼板の癖は、プロの方なら光の反射の加減でわかるかもしれません。
 また、端材に元々の工場出荷段階の切断面があれば、バリの出方などである程度分かるかもしれません。
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この回答へのお礼

sudacyuさん

ありがとうございました。

実際、SUS鋼板を見ましたが、素人の私には目を読み取ることが難しかったです。

バリの出方の見分け方も参考にさせていただきます。

お礼日時:2009/01/24 08:43

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