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スピン角運動量S、軌道角運動量Lの
とりうる可能な準位の総数が2S+1、2L+1であると、
本などに書いていますけど、
なぜこうなるのですか?

A 回答 (3件)

|m|≦L



となる磁気量子数mの総数です。

この関係を満たすmは、

 L、L-1、L-2、・・・-L+2、-L+1、-L

となりますが、その総数が2L+1個になります。

例えば、L=1の場合は、1、0、-1の3個(2L+1=3)
L=3の場合、3、2、1、0、-1、-2、-3の7個となります。

ですから普通、縮退が解けたエネルギー準位は奇数個になるはずです。

しかし、L=0であるはずのs状態にある電子(縮退0)が、磁場中で”2個”のエネルギー状態に別れたことにより、電子のスピンが発見されました。
この場合、2S+1=2個だったため、S=1/2となります。
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量子化軸を考えます.


いま,仮にL=2であるとすると,原子はいろんな方向を向いているので,
量子化軸成分には,2,1,0,-1,2,の成分が考えられます.
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ご質問は、どのようなことをお聞きになっているのか、いま一つ判然としないところがありますが、これは、角運動量とは、元々、そういうものであると考える方がいいと思います。

ある物理量が飛び飛びの値しかとり得ないことを、その物理量は量子化されていると言います。スピンが量子化されているということは、それが発見された当初から驚くべきことでしたが、これは受け入れなければならない事実なのです。

スピンjの粒子は、角運動量のz軸成分として、
 jh
 (j-1)h
 (j-2)h
 …
 -(j-2)h
 -(j-1)h
 -jh
の値しかとり得ません。したがって、2j+1個の準位が存在するわけです。
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