ギリギリ行けるお一人様のライン

こんにちは。

最近フレームを購入し、好みのパーツを集めて1台組み上げたいと考えており、ホイール選びに悩んでいます。
主な用途は、街乗りと長距離のキャンプツーリングで、未舗装路で激しい乗り方をするコトはあまりありません。
いまのところ、完組みか手組みかに特にこだわりはなく、
荷物(20~30KG程度)を積んでのロングライドに耐える強度があり、できる限り軽く、Vブレーキ対応のモノをと考えています。
ホイール予算としては、10万円程度を目安にしています。

そこで、伺いたいのですが…
1. 上記のような用途で、重量のみに注目して選ぶのは危険でしょうか?
2. リムでは、Mavic・DT SWISS あたりに興味がありますが、メーカーごとに得手不得手などキャラクターの違いがあるのでしょうか?
3. ハブが一番よく分かっていないのですが、数千円~数万円(!)という価格差は、そのまま性能差だと思っていいのでしょうか?
また、アクスル径は前後9mmで考えておいて問題ないのでしょうか?
オススメのメーカーや、その特徴などお聞かせ頂きたいです。


便宜上質問に番号をつけましたが、上記に限らずみなさんの "ホイール観" を広くお聞かせ頂ければと思います。
初歩的なコトも含まれるかと思いますが、これを機にもう少ししっかり理解したいと思っています。

どうぞ、よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

国内と海外も長期間でキャンプツーリングを何度もした事があります。


あくまでキャンプツーリング用という事で回答します。
長期キャンプツーリングで重要なのはとにかく壊れない事です。途中でホイール関連のトラブルがあると最悪一歩も進む事が出来なくなり、自転車が巨大な荷物と化してしまいます。
壊れにくく、汎用性が高いパーツを使用して、万一の場合も修理しやすいホイール、というのが大前提で、既に回答が出ていますが、大量の荷物を積載した状況で、わずかなホイールの軽量化などほとんど効果を体感できません。

自転車パーツのセオリーとして、
軽量=レース用=耐久性低い=高価
と言えます。
長期キャンプツーリングで求められるホイール性能は既に書いた通り
耐久性高い=実用向き=そこそこ重い(軽すぎないモノ)=(そこそこ)安い
という図式でしょう。
要するにお金をかけてしまうと必然的にレース指向の軽い製品になり、それと同時に耐久性も落ちてしまうという事です。ですから10万円もかける必要はまったくありませんし逆にこれは失敗の元です。
完組ホイールもレース指向が強く、ハブにしろスポークにしろ、一般規格からは離れた製品独自の専用パーツが多く利用されていますから、万が一壊れて修理しようにもパーツの入手が難しく、ツーリングには向きません。
基本は幅広のリム、そこそこのグレードのハブと太目スポーク32本か36本で組んだ手組みホイールと考えましょう。

ハブはグレードが上がるにつれ、ベアリングの精度や回転精度が高まり、軽量化を優先してカーボン、チタンなど特殊な素材が多く使われるようになります。これにともなって価格も上がります。価格上昇=性能向上と言えますが、これはレースシーンにおいての性能向上であって、キャンプツーリングにおいて重視される性能ではありません。
ただ、シマノ製品であれば、XTRなどでもかなりの耐久性があるのも事実です。まあ重量と耐久性のバランスや総合性能を考えてXTくらいで考えればよいかも知れません。
ハブはXTなどのミドルクラスのシマノ製品、リムはマビックのXM117やXM317など実用性能重視でそれ程高くないもの、スポークはDTチャンピオン2.0ミリ32本、真鋳ニップル、という組み合わせでどうでしょうか。

特別に製品説明に「~ミリアクスル」という用語が出てくるハブはDH用のハブですね。これらの製品は強度は優れますが、ツーリングではそこまでの強度は必要ありませんし、これらは特殊な規格で一般的なフレームやフロントフォークには適合しない場合があります。ホイールの脱着の作業性、パーツの汎用性の観点からもツーリングには向きません。
ごく一般的な9ミリアクスル、クイックレバーで固定するタイプのハブにしましょう。この規格に準ずる製品は特には「~ミリアクスル」とは明記していない場合がほとんどです(最も一般的で数が多く、ハブといえばこの規格だから)。エンド幅はフロント100ミリ、リア135ミリで大丈夫です。
http://plaza.rakuten.co.jp/flowerwagon/035011

最後に荷物ですが、できるだけ少なくした方がわずかなホイールの重量にこだわるよりもはるかに軽快に走れますよ。また、荷物が軽ければホイールやキャリアへのストレスが少なくなり、破損するリスクも低下します。国内なら食料や水を持つ必要はありませんから、20kg以上の荷物なんて通常は絶対になりません。30キロという重量は1週間以上一切の補給が見込めず、水と食料を満載して走る場合の重量です。キャンプ用品や服など、食料を除いた重量はせいぜい15キロ以下くらいでしょうか。国内ならコンビニ、スーパーなども至る所にあり食材調達には困りません。学生時代、毎年夏にテント泊で自炊しながら北海道を1ヶ月以上走っていましたが大体荷物は10キロ台前半でした。冬場など条件によっては当然装備は増えると思いますが、それでも食料を持たなければ20kgにはならないでしょう。
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この回答へのお礼

こんにちは。

具体的なセットアップ例や参考リンクまでありがとうございます。
envrioさんのご指摘と共通する部分が多く、実体験のある方のアドバイスは非常に心強いです。
“せっかくパーツから組むのなら…”と、大きな予算も覚悟して長期計画で考えていましたが、完成がグッと近づいたような気がします。

手組みホイールにする方向で考えたいと思いますが、いくつか疑問点が…

●基本的にスポークは太く、数多く使うとホイール強度は高いと考えていいのでしょうか?
●リムについては、ピンジョイントと溶接で実際になにか違いが出るのでしょうか?
●ハブにはXTR以上の価格の物も多くありますが、レース使用に向けた物で、強度・耐久性はあまり望めないものでしょうか?
Chris King は、ヘッドパーツでは精度・耐久性など良い評判を聞きますが、ハブに関してはどうなのでしょう??
それこそ、宝の持ち腐れになりそうですが、知識として知りたいなと思いました。
よろしければ、みなさんの見方をお聞かせください。


蛇足ですが…
荷物に関しては、ご指摘の通りかと思います。
当方バイクツーリング(自動二輪の方)もするのですが、バイク用の荷物のみ重量を計ったコトがあり混同していると思います。
自分も数年前、バイクと自転車で約半年かけて日本縦断したコトがあるのですが、北海道は他にはない魅力だらけですね!

お礼日時:2009/02/23 15:48

 そういう乗り方をする場合には特にメーカーやグレードにこだわる必要はないと思います。

悪条件下での使用ではさすがに差が出てきますが、舗装路メインやせいぜいダートでの使用ということなら、どれを選択しても大して差がないのが実情です。むしろ低グレードの物を選択した方が色などの選択肢が広がるのでいいと思います。

1)舗装路使用では重量の多少は安全に対してさして影響しません。9800円のママチャリに装備されている安物ですら、いくら乱雑に扱っても壊れないのですから。ただ軽ければ軽いほど漕ぐのは楽なのは事実です。

2)リムは幅が広ければ広いほど高い衝撃に耐えられますので、ダウンヒルなどをするなら幅広高剛性の物を選択すべきでしょうが、舗装路での使用なら重く転がり抵抗が増すだけです。マビック等は確かに品質が良く、衝撃を受けても壊れにくいとの報告が各所に上がっていますが、舗装路使用では1でも回答した通りオーバースペックです。メーカーや剛性は無視して色や形などで選択した方がいいでしょう。

3)1~2の回答の通り差は出ません。差が出るとすればシールドベアリングとボールベアリングの物でならもちろん差は出るでしょうが、それすらも舗装路での使用では誤差の範囲内でしょう。アクスルに関してはフレームとフォークにどんな物を選択するかによりますので選択肢はないです。フロントは9ミリクイック、15ミリアクスル、20ミリアクスル。(ただし最近は15ミリ、20ミリともにクイック式のも増えてきた)リアは9ミリクイック、10ミリアクスル、12ミリアクスルと差があります。また、リアのエンド幅も忘れてはいけません。これはフレームによって異なり、135ミリ、150ミリ、165ミリが主として存在しておりますので、それに合わせたハブを購入する必要があります。

 舗装路使用のホイールで10万という予算はあまりにも過大だと思います。私なら手組で全てショップに依頼してよっぽどの贅沢をしたとしてもせいぜい4~5万ですかね。舗装路用ホイールはグレードとか耐久性は無視して完全に見た目で選択します。ただしハブやディレイラーを含めて可動部分はシマノDeoreXTシリーズで固めます。これは長年使ってきて一番価格と性能が安定しているグレードだと思っているからです。リムは空気圧管理のしやすい米式バルブの装着できるリムを選択します。スポークはハブとリムのカラーに合わせて。気をつけるとすれば信頼性において実績がない無名のメーカーは避ける程度…といったところでしょうか。
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この回答へのお礼

こんにちは。詳しいご回答をありがとうございます。

これまで自転車の各パーツに関してあまり真剣に考えたコトがなく、実際調べてみて、あまりの数の多さに面食らった感があありました。
舗装路での使用では、あまり神経質にならなくても大丈夫なのですね。
自分も基本コンポーネントはXTシリーズを候補に考えていましたが、色やデザインで選んでもよいというのはいいですね。パーツ選びが楽しくなりそうです。
ありがとうございます。非常に参考になりました。

お礼日時:2009/02/23 15:00

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