A 回答 (4件)
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No.4
- 回答日時:
1985年3月14日のダイヤ改正で原則連結廃止となりました。
(回答番号:No.2参照)貨物輸送は、もともと駅間の輸送であったため、駅での貨車の解放や連結のためにヤードと呼ばれる箇所で連結順序などを決めて列車の編成を組んでいました。
国鉄の駅の片隅には貨物用のホームがあることも多く、駅で列車から貨車を解放したり連結したりしていましたので、ひなびた駅の貨物用ホームや側線などに数量の貨車が止まっていたりしていました。
しかし、この方法は手間がかかりますし(当時はコンピュータを気軽に使える状態ではありませんでした)、また、国鉄の労使関係の不正常さもあるなどしましたので、貨物がきちんと定時に着発するといった信頼も大きく損なわれていました。もちろん貨物列車はきちんと運転されていましたが、ヤードでの組み替え作業などの影響で、貨車自体がいつ来るのかハッキリしないといった感じです。
このため、貨物の輸送が大きく自動車輸送に移り、鉄道貨物輸送で発生する赤字も膨大となりましたので、国鉄の経営改善の目玉として、貨物を駅間ではなくヤード間で運送し、ヤードから先の部分はトラックに任せるといったヤード間輸送への切り替えが行われました。この点では、鉄道と自動車間の荷物の載せ替えが簡単なコンテナ輸送が重要な役割を果たしました。
駅間輸送のときには、駅での貨車の解放・連結を車掌が行うことが少なくなかったこともありますし、いってみれば車掌車は車掌さんの個室でもあったわけですので、労働側としては個室を手放したくない(労働側からいうと職場環境の悪化阻止)といった労使関係から来る複雑な問題もありました。
しかし、ヤード間輸送においては、途中駅での貨車の連結・解放といった作業がなくなるといったようなことで、車掌車も原則連結廃止となったわけです。
その背景には1987年4月1日にせまった国鉄分割民営化という事実があり、そのことも大きく影響しています。JR貨物になったということだけで、荷主が増えるわけでもありませんので、鉄道貨物輸送は人件費を含めた大胆なコストカットをしないと、JR貨物自体がすぐに立ちゆかなくなるというのが大方の見方でした。当時すでに、石油類や硫酸などの危険物などごく一部を除き、鉄道貨物輸送がなくなっても大して困らないといった状況にありました。
なお、本回答における労使関係の記述は、一般的に語られることが多いと私が判断した内容です。労使関係は立場によって見方が大きく違う性質のものですので、その点を踏まえてご理解いただけば幸いです。
No.3
- 回答日時:
昭和40年代以前は、高速道路もほとんどなく、宅配便なんかもありませんでした。
貨物船を除くと、日本全国貨物や荷物の輸送はほとんど国鉄が輸送していて、全国ほんとうに小さな駅まで貨物の扱いを行っていました。そのころの貨物の車掌は本当に大変で、何両目の貨車はどの駅で切り離す、また別の何両目は次の駅で切り離すと、駅に着いたら入換作業をするのはもちろんのこと、走行中も各駅の入換作業を考えながら乗っていました。各駅にはいろいろな種類の貨車があふれ、駅からは連結できないかと頼まれますが、重量や編成の長さなどを計算して連結できるか判断しなければならず、そのうえ爆発物を積んだ貨車、燃焼性物質を積んだ貨車、毒物を積んだ貨車、放射性物質を積んだ貨車、家畜を積んだ貨車・・・などは、それぞれ何両かは離して連結しなければならないとか機関車からも離さないといけないとか、いろいろ決まりがあって同じ駅へ行く貨車は同じ位置にまとめたいのにそうはできないこともあったりして、連結位置を考えるだけでも大変でした。そして入換作業を終わって編成組成ができたら、ブレーキ試験をするとともに、駅へ受け渡しの書類を書いて取り交わすしたり、編成の長さや重さを計算しなおして、機関紙に長さや重さを報告したりと大変でした。昭和20年代から30年代は、各駅に貨物があふれ、連結待ちの貨車もあふれ、途中の大きな駅で貨物列車組成変更の入換ときに、貨車が多過ぎ連結できず貨物を積んだままヤードの隅で何日も待たされるときもあり、この貨物は目的地へいつ着くか全くわからない状態でした。
ところがトラック輸送が伸びてきて、昭和50年代になると、こんな時代遅れの車扱い貨物輸送は、時間もかかり非効率で人件費もかかるので、順次貨物取り扱い駅を限定して、ある駅からある駅への直行貨物列車主体になっていきました。直行貨物列車は基本的に固定編成で途中駅での入換などないので、車掌は始発駅で書類を作れば、途中は車掌は乗っているだけで暇ですがそれでも昔のまま車掌車を連結して最後部に乗っていました。これは、一般貨車には尾灯(テールランプ)がなく、追突防止のため最後部車両には尾灯が必要なため車掌車を連結していました。
しかし、国鉄末期に法令改正となり、最後部には尾灯又は反射板(赤の丸い反射板)を付ければよくなったため、昭和60年3月のダイヤ改正で大半の貨物列車は車掌車の連結をやめ、最後部貨車には2枚の反射板を付け、車掌は機関車の機関士と反対側の運転台に乗っていました。これは、事故等のとき後続列車や併走列車に対して停車手配を取るなど列車防護をしなければならないためで、通常は用事もないのに万が一のために車掌が機関車に乗っていました。
しかし、それも順次防護無線などが整備されて、今はほとんどの貨物列車車掌乗務省略となっています。
No.2
- 回答日時:
No.1
- 回答日時:
そういえば有りましたね。
小学生の頃、Nゲージの鉄道模型で車掌車を持ってました。
国鉄が分割民営化される時に廃止になったのではないかと記憶していますが・・・
昔の貨物列車って、やたら長編成でしたよね。
踏切待ちでも、なかなか通り過ぎなくて。
この質問を読んで、昔を思い出しました。
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