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芳香族エステルを含む第1級ハロゲン化アルキル化合物
[Ph-O(C=O)-(CH2)5-Br]のBrをNH2に置換して
第1級アミンを合成したいのですが、よい反応スキームが
思い浮かばず、困っています。

今のところ下記2種類の反応を候補として考えていますが、
教科書的にはそれぞれに問題点がありそうです。

反応(1)アンモニアと反応させる
 [問題点]
 ・反応が第1級アミンでストップせず、第2級アミン
  もかなり生成してしまう。
 ・エステル部位が反応してアミドになってしまう。

反応(2)フタルイミドと反応させる(Gabrielアミン合成)
 [問題点]
 ・塩基によってエステル部位が加水分解してしまう。

反応(1)と(2)ではどちらがオススメでしょうか。
また、もっと効率的に第1級アミンを得られる反応が
他にございましたら、ご教授頂けますでしょうか。
よろしくお願い致します。

ちなみに、小生は合成に関しては素人です。
ちんぷんかんぷんな質問をしていたら申し訳ございません。

A 回答 (5件)

1,2いずれの方法も難点が有ります。


そこで、添付図に書きましたように2段階で合成可能かと思います。
しかし、一つ問題が有ります。
それは、アミン化合物が出来た時に分子内でアミノ基がカルボニル基を攻撃して7員環ラクタムを合成する可能性が有ります。
それを抑えるために、接触還元をする時に塩酸を少し加えておき、塩酸塩として取り出す事をお勧めします。
「第1級ハロゲン化アルキルからの第1級アミ」の回答画像2
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
7員環ラクタムの生成に関しては
全く考えていませんでした。
ぜひ検討いたします。

お礼日時:2009/05/06 07:16

私の経験からです:


合成法としては、#2のご回答が一番よいと思います。
Gabriel法は、2段階目のNH2NH2と反応させる時にエステル基は耐えれませんでした。
また、NH3(gas)との反応は、NH3の量の調節も難しくまた置換反応より早くエステル基がこわれます。
ご参考までに。
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この回答へのお礼

エステル基は壊れやすいのですね。
#2の方法で検討いたします。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2009/05/06 07:17

普通は2だと思います。


エステル部分がそう簡単に加水分解されるとは思えません。
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1で良いような気がします。


量を稼がないとならないのなら、反応の濃度と、溶媒をいろいろと試してみると良いのでは? 
反応中にアンモニアを徐々に追加していくなら、反応はコントロールできるかなと。
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私も合成屋としては三流ですが、この場合有機溶媒中アンモニアと反応させる方法を一度試してみてから再度考え直すのが「普通」でしょう。


第一に臭化物の分子量が大きく反応性も高いとは言い難いですから二つ目は入りにくいでしょう。
エステル部位ですが条件さえきつくなければそう易々と反応するとは思えません。
アンモニアガスを吹き込みつつ溶媒を還流してガスクロでしばらく追跡する、M1の学生さん向けのテーマです。
良いドラフトが必要ですので、念のため。
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