
創世記38章で、
タマルは自分の亡夫エルの弟シラの妻になれないからといって、
遊女に変装して義父ユダを誘惑しみごもりましたが、
そのことについてユダは24節で
「彼女はわたしよりも正しい。私が彼女をわが子シラに与えなかったためである。」
と言っているのはなぜでしょうか?
夫が亡くなった場合、
その弟の妻になるのが当時のならわしだったとしても、
なぜ義父をだますようなことをして
義父の子供を産むのが許されるのでしょうか?
しかも、イエス=キリストの系図に
この時の子供、パレスが含まれているのは、
どういう意味なのでしょうか?
どなたか詳しい方がいらっしゃいましたら解説宜しくお願いします。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは。
ユダヤ民族は父系社会です。前の質問からの続きも含め言っておきます。前の質問でもそうですが、だらだら知識のひけらかしと事実に基づかない持論をとくつもりはありません(笑)
で、父系社会では兄弟が死んだ場合、ほかの兄弟がその兄弟の嫁を娶る制度が各地にあります。そして子孫を残し「父方の家」を存続させる。これを「レビレート婚」といいます。
で、長男、次男が相次いで死んだあとユダは、三男も彼女を娶ると短命かもしれないと思い、恐れ、タマルを実家に返し、なしのつぶて。
数年後、ユダがティムナにいくとの知らせを聞いて、タマルは子供を残すチャンスだと思う。そこで一計を案じて、うんぬんかんぬんで、ユダの子を身ごもる。
これは、「レビレート婚」の成就であり、子を残すことができました。三男の可能性はなかったのだから、一計を練って父親の種を頂戴したわけですね。無茶ですが、法(当時はまだ習慣)にかなっています。
タマルをだましてなしのつぶてのユダよりも正しいわけです。
ただし、もちろん、ユダより「まし」というだけです。福音書に女であるタマルが名を連ねる意味は、傷ものだということです。
イエスの系図にパレス(ペレツ)つまりユダの子供があるのは当然のことです。
ヤコブは、ユダの子孫から王、支配者があらわれて、メシアで出てくることを、遺言で預言しています。
マタイの福音書の系図で一番言いたいのはそれです。イエスがメシアである正当性です。
アブラハム→イサク→ヤコブ→ユダ族の子孫→メシアすなわちイエスで旧約成就ということが一番言いたいのです。
では、また聖書を楽しくお読みください。w
なるほど、タマルは父方の子孫を残すためにそのような行動をしたのですね。。
一方、シラにタマルを与えなかったヤコブの気持ちもわかります。
長男、次男と、続けて亡くなったら怖れをいだいてもしかたないですものね。
それはそうと、シラはお嫁さんをもらって子どもは生まれなかったんでしょうか。
シラの子供の話は記述にないみたいですよね。
こんなこと言ってみても意味がないかもしれませんが、
もしシラに子供がいたら、シラの子供がイエスの系図に組み込まれた可能性もあるかもしれないですよね。
>ただし、もちろん、ユダより「まし」というだけです。福音書に女であるタマルが名を連ねる意味は、傷ものだということです。
なるほど。。傷ものという意味であえて名を連ねるというセンスだったんですね。
明快なご回答ありがとうございます。
まだ出エジプト6-10、マタイ3-4(新約も2章ずつはじめました)ですが、
なんだか今回は通読に成功しそうな気がしてきました。
No.9
- 回答日時:
僕の回答にも、紛らわしい表現があったようで、最後に少しだけ書いて失礼します。
僕が女性(母親)が重要だと言った理由は、系図上の観点です。
先ず、シナゴークに行って、「僕、ユダヤ人なんです。 ユダヤ教に入れてください。」というと、
聖職者の方が出てきて、「それじゃ、母方の先祖の名前、君の母親の系図と、ユダヤ人がイスラエルを追い出される前に住んでいた土地(つまりローマに奪われる前に)、を教えてください。」
僕「え?父親は良いんですか? 僕父方は、ユダヤ人だけど母は日本人で、、、。」
僧「父親はいい。 母方の系図が重要だ。」
僕「じゃ、、、僕はユダヤ人に戻れないんですか?」
僧「よく思い出してみるんだ! 君の母親もユダヤ人ではなかったか?」
僕「いえ、日本人なんです。」
僧「それでは、残念ですが。」
僕「無理なんですか?」
僧「そうなりますね。」
こんな風になりました。
僕も聖書を読む限りでは父権社会に感じていたので、誤解する気持ちは分かります。
なんで、聖書だと系図が父方ばかりで、実際はそうでないのか? 謎です。
レビート婚については、夫の父との子作りに関する聖句が、あるならば誰か教えてください。
ではこの辺で失礼します。
No.8
- 回答日時:
質問者さんに分かっていただくためにもう一度書きましょう。
もともとの習慣を律法化していったことは間違いないでしょう。
ただし律法化するときに廃されたり加えられたり変更されたりしたこともあるでしょう。律法化以前の習慣または慣習法を参考にすることはとてもいい心がけです。が、それをもってそれ以前のことを断定すべきではありません。あくまでも判断材料の一つです。
次にレビレート婚という制度を通しても、イエスの系図を見ても、あるいは聖書全体を通しても父系社会であることは事実である。アダムからアブラハムからユダからダビデからイエスから、みんな男である。神にしても、「父」とたとえられる存在である。聖書は男尊女卑だと間違った解釈をする人もいるくらいである。
正直、イスラエルの正統的ユダヤ教のシナゴーグは行ったことがないが、どんなに女性がきりもりしていても、ラビは男だと思うが...(戦後アメリカなどでは女性ラビがいるそうだが果たしてイスラエルの正統的ユダヤ教シナゴーグのラビに女性ラビがいるだろうか...)
聖書中の祭司家系もしかりである。
日本も伝統的には父系社会である。例えば日本の象徴たる天皇は少なくとも史実だと確認されているもの以降は、父方が必ず天皇であるが、母親は民間人もありうる。
が、母親の重要度は言うまでもない。父と母、どっちが大事?と論じるつもりはないし、現代ユダヤ人あるいは現代日本人などに、そんなバカげたことを聞くのはナンセンスである。文化人類学等の学問的分野からの俯瞰で見ると、という話である。そもそも父系社会だとは別に答えるべき場面ではなかったが、持論を展開してユダヤは「母権社会」だと誤った断定をされるかたが前回の質問からいらっしゃり、誤解をまねくおそれがあったからである。
もう一度いうが、現代ユダヤ人にとって母親はとても大事であり、父・母どっちが大事?と尋ねるのは現代国際社会においてナンセンスである。が、例えば、安息日などの大事な日の料理は、必ず一家のあるじたる父親が家族一人ずつに分け与えて始まる習慣が今もいきづいている。
No.7
- 回答日時:
こんにちは、No2,No4,No5です。
今回も根拠無しの自論は書かず、引用元を明らかにしながら書きます。
レビ記はモーセが書いたと言われていますが、律法自体は以前からあったようです。
『また、レビレート婚によって「夫の父」と寝る事が法に適っている根拠はあるのか? ないでしょう? 聖典のどこにもそれを支持する言葉はありません。』
創世記を初めから読んだのでしたら、その後に出てくるモーセの律法に驚くべきほど沿って皆さんが生活しているのが分かるでしょう。
生贄にしかり、割礼にしかり、そして、アブラハムの時代には既に祭祀メルキゼデクがいました。
死刑になる筈だった両親を持ち、それでいて罪を公にした例は他にもあります。
例)
ルベン:ヤコブ家の長男。父のそばめと寝た。
創世記35章22節
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
22)イスラエルがその地に住んでいた時、ルベンは父のそばめビルハのところへ行って、これと寝た。イスラエルはこれを聞いた。さてヤコブの子らは十二人であった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
レビ記20章11節
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
11)その父の妻と寝る者は、その父をはずかしめる者である。彼らはふたりとも必ず殺されなければならない。その血は彼らに帰するであろう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ダビデ:言うまでもなく、姦淫の罪を犯しました。
サムエル記下11章2~4節
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2)さて、ある日の夕暮、ダビデは床から起き出て、王の家の屋上を歩いていたが、屋上から、ひとりの女がからだを洗っているのを見た。その女は非常に美しかった。
3)ダビデは人をつかわしてその女のことを探らせたが、ある人は言った、「これはエリアムの娘で、ヘテびとウリヤの妻バテシバではありませんか」。
4)そこでダビデは使者をつかわして、その女を連れてきた。女は彼の所にきて、彼はその女と寝た。(女は身の汚れを清めていたのである。)こうして女はその家に帰った。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
レビ記20章10節
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
10)人の妻と姦淫する者、すなわち隣人の妻と姦淫する者があれば、その姦夫、姦婦は共に必ず殺されなければならない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
また、聖書は何事も隠さず書いてあります。
創世記で、神の人がアブラハムの妻サラが身ごもると行った時に、
創世記17章17節
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
17)アブラハムはひれ伏して笑い、心の中で言った、「百歳の者にどうして子が生れよう。サラはまた九十歳にもなって、どうして産むことができようか」。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
また、ユダヤ人が父権社会か、母権社会かどうかは、シナゴークに一度行っていただければよく分かると思います。
母親が重要なんです。 僕はユダヤ人に実際に聞きました。
No.6
- 回答日時:
まずレビ記の記述は神・モーセ間におけるシナイ契約(律法)である。
ユダの時代にはまだ結ばれてはいない。参照はいいが、それをよりどころにし、断定はすべきではない。もしもユダが死刑に相当することをしたのであれば、どうして「ユダはタマルと関係はもう持たなかった」という当然すぎる記述があるのであろうか?断定はできないが、ユダの行為は死刑には相当しないと思うほうがむしろ自然。ペレツなどの父親として公にしていたのではないか?死刑に当たる人間がするだろうか?
そして、父系社会におけるレビレート婚は兄弟と結婚することが大原則であることはいうまでもなく明らかである。遊女に化け義父と関係をもとうなんぞ不道徳であることも明らか。だがしかし、レビレート婚の本質である父系の継承については、成就している。
では、なぜタマルはイエスの系図にのっているのか?それはほかに名がある女性と比較すれば明らか。ちなみに系図は「父親」の名前のリンキングである。「母親」はマリアを除いて4人しか書いていないが、だからこそその人たちは重要度がうきぼりとなる。
1、ラハブはユダヤ斥候を助けたエリコの遊女で異邦人。2、ルツは姑に従ってベツレヘムに行きボアズと再婚したモアブの異邦人。3、バテ・シェバはウリヤの妻だったがダビデ王と関係を持った異邦人。4、そしてタマルだが、ユダはカナンの地にいたのでおそらく異邦人だったと推察されている。つまり、4人とも「ワケアリ」の異邦人である。これは、メシアはユダヤ人、それも高潔なユダヤ人だけではなく、すべての民族、すべての罪人を救うということをいいたいわけである。
なおマタイ福音書は、旧約を熟知しているヒト用に作られている。旧約を知らない人は初めの系図、名前の羅列でつまずくのである。
ちなみにユダの先妻、つまり3人の息子の「母」の名前は明らかにされていない。彼女の「父」の名前はあるにもかかわらず。そりゃ、母親は大事である。が、あくまでも父系社会の中での重要さである。
この「教えて!goo」で回答をする人たちは玉石混交である。
私は石である。
No.5
- 回答日時:
こんにちは、No2、No4です。
さて、レビート婚について説明し忘れました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
レビラト婚(レビラトこん)とは、死亡した夫の代わりにその兄弟が結婚する習慣。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%93% …
です。間違っても、夫の父とは結婚しません。
もししたら、死罪です。 理由はNo3で説明したとおりです。
しかし、双子が生まれたのか、「毒も食らわば皿まで」だったのか、
歴代志上2章4節
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
4)ユダの嫁タマルはユダによってペレヅとゼラを産んだ。ユダの子らは合わせて五人である。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
二人も子供を作っています。
また財産の受け継ぎの仕方ですが、
タマルは、長男との結婚を通してもはやユダの家族の一員の為、長男の分の遺産を受け継ぐ権利がありました。
ルツ記4章5節
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
5)そこでボアズは言った、「あなたがナオミの手からその地所を買う時には、死んだ者の妻であったモアブの女ルツをも買って、死んだ者の名を起してその嗣業を伝えなければなりません」。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
また、三男シラが死んだら全財産を受け継いだことでしょう。娘と同じ扱いだからです。
民数記27章8節
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
8)あなたはイスラエルの人々に言いなさい、『もし人が死んで、男の子がない時は、その嗣業を娘に渡さなければならない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そして、もしも、タマルが子供を生まなかったら、ユダ家はそこで絶えてしまっていました。 財産は兄弟のものへ、
民数記27章9節
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
9)もしまた娘もない時は、その嗣業を兄弟に与えなければならない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そんな訳で、本来なら死刑なんだけど、ユダ家が存続したのはタマルのお陰ね、と言うわけです。
そんな訳でか、タマルが、何故か願掛けのように使われるシーンもあります。
ルツ記4章12節
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
12)どうぞ、主がこの若い女によってあなたに賜わる子供により、あなたの家が、かのタマルがユダに産んだペレヅの家のようになりますように」。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『おめでたい名前』だったので、イエスの系図にも載ったんでしょう。
ですが、ダビデ(他人の妻と寝る事=姦淫罪は死罪)も含め、本来なら死刑を受けていた人間なんですけどね。
また、ユダヤ人が父権社会か、母権社会かという事ですが、
エズラ記9章12節
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
12)それでおまえたちの娘を、彼らのむすこに与えてはならない。彼らの娘を、おまえたちのむすこにめとってはならない。また永久に彼らの平安をも福祉をも求めてはならない。そうすればおまえたちは強くなり、その地の良き物を食べ、これを永久におまえたちの子孫に伝えて嗣業とさせることができる』と。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
母親が誰かって事が結構重要なんです。
父親がユダヤ人でも、母親が違えばユダヤ人にはなれない。
父親が何人でも、母親がユダヤ人ならユダヤ人になれる。
No.4
- 回答日時:
こんにちは、No2です。
ちなみに、法によれば、レビ記20章12節、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
12)子の妻と寝る者は、ふたり共に必ず殺されなければならない。彼らは道ならぬことをしたので、その血は彼らに帰するであろう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
本来は二人とも死刑です。
タマルが訴えなかったから、ユダは死なずに済んだんです。
また、自分が共犯と知らなかったから、ユダは、
38章の24節で、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ユダは言った「彼女を引き出して焼いてしまえ。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
と言ったんです。(死刑はタマルだけだと思って)
ところがどっこい、死刑なら二人ともよと、タマルはユダの持ち物を渡す。
そこで、「(彼女を死刑にしようとした私は間違っている。 死刑なら二人ともよと言った)彼女はわたしよりも正しい。私が彼女をわが子シラに与えなかったためである。」
となるわけです。
ご参考までに
なるほど!そういう解釈も成り立ちますね!
タマルが死刑なら自分も死刑だと知ってユダはさぞやあわてたことでしょうね。
納得です。
教えて下さってどうもありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
こんにちは、
ちょっと待ってください、
>そのことについてユダは24節で
>「彼女はわたしよりも正しい。私が彼女をわが子シラに与えなかったためである。」
>と言っているのはなぜでしょうか?
『よりも』というのは比較しての考え方であって、決して「タマルは正しい」とは言っていません。
>夫が亡くなった場合、
>その弟の妻になるのが当時のならわしだったとしても、
そういうふうにモーセは決めましたが、そんなもので当時の女性は納得したのでしょうか?
好きになった人の弟を好きになれるとは限りません。
事実、コーランには「女が嫌がるのに無理やり兄の嫁を娶ってはならん」と言う教えがあります。
相当嫌がっても、無理やり結婚させられた女性をモハメットさんは見てきたんでしょうね、、、。
>なぜ義父をだますようなことをして
>義父の子供を産むのが許されるのでしょうか?
そんな事本人たちも良いと思っているわけ無いでしょ!?
そもそも、モーセの律法では、姦淫は禁じられているのに、いけしゃあしゃあと遊女を買うユダもユダなら、遊女に化けてまでユダの家族の子供を生もうとするタマルもタマル!!!!
修羅道を一直線!!!!
てやつです。
>しかも、イエス=キリストの系図に
>この時の子供、パレスが含まれているのは、
>どういう意味なのでしょうか?
どうも、イエスの先祖はあんまり善人である必要が無かったようです。
ラハブという女性をご存知でしょうか?
マタイ1章5節にイエスの系図で出てくる女性であり、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
5)サルモンはラハブによるボアズの父、ボアズはルツによるオベデの父、オベデはエッサイの父
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ヨシュア記2章1節に出てくる、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1)ヌンの子ヨシュアは、シッテムから、ひそかにふたりの斥候をつかわして彼らに言った、「行って、その地、特にエリコを探りなさい」。彼らは行って、名をラハブという遊女の家にはいり、そこに泊まったが、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
遊女であります。
この遊女のお陰でヨシュア達イスラエル人がエリコの人たちに勝てたので、ラハブはイスラエルの人たちと一緒に暮らし始めます、ヨシュア記6章25節、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
25)しかし、遊女ラハブとその父の家の一族と彼女に属するすべてのものとは、ヨシュアが生かしておいたので、ラハブは今日までイスラエルのうちに住んでいる。これはヨシュアがエリコを探らせるためにつかわした使者たちをかくまったためである。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そして、いつのまにかその子孫からダビデが生まれ、その子孫からイエスが生まれました。
というわけで、イエスは生まれてくる家系を選好みしなかったようです。
No.1
- 回答日時:
んーー
4 8 15 16 23 42を108ごとに打ち込まなければ神の呪いが実現する。
えっと、アダムとイヴの間に生まれたのが、カインとアベル。
カインは作物を育て最初の作物(自分の初子)を神に奉じた。
アベルは動物を育て最初の動物(自分の初子)を神に奉じた。
神は初子のうちアベルの初子(命)の方を選んだ。
さて、その後アダムとイヴにセトが生まれた。
このセトの直系がイエスにつながっていると物語ではなっているんですね。
創世記ってバビロン捕囚以降に作られたという説が有力。
テラの子アブラハムはバビロン方面出身と物語の中では設定されている。
アブラハムは初子のイサクを神に捧げるために殺そうとしたところ、羊が現れ、これ以降、初子として動物を捧げる風習になった。
ということから、アベルの物語は、アブラハム物語が作られた後に作られたんじゃないか と。
で、イサクの子供ヤコブ。
兄弟のエサウが長子だったのですが、兄と父親イサクを騙して長子権を獲得。
ここで、川の流れ(正統な系図)は長子権を騙して奪い取ったヤコブに移るんですね。
ヤコブの息子の中にユダってのがいた。
ユダはカナン人の集団から嫁をもらうんですね。(恐らく大きな母権社会集団)
授かった息子はエル、オナン、シェル。
ユダの長男エルに長子権があり、ユダが死んでもユダ→エル→エルの息子 と血筋が継承されていく。
さらなる繁栄を望んだのか、ユダは息子を謎の女(調べたけど、タマルの出生がわからないから)タマルと結婚させた。
が、エルはタマルとの間に息子をもうける前に死亡。(何があって死んだのかは不明)
続いて掟を振りかざし、嫁タマルを実家に戻さず次男のオナンと結婚させる。
オナンは子供が生まれても、その子供は自分の子供じゃなく、死んだエルの息子となると知っており、現在タマルにより豊かな暮らしになっているのも息子がいないためだと思ったのでしょうか。
この行為に対して神が怒り、神はオナンを殺害。
(実際は神への背信行為として、集団内で処刑されたんじゃないかと)
次に掟に従えば未亡人タマルは3男シェラと結婚となるが、シェラは子供だったので、ユダは大きくなってから息子シェラと結婚させるから、ひとまず実家に戻って待つようンと言った。
母権社会との契約は継続しているってことにしたようですね。
しかし年月がたっても一向にユダはタマルを三男シェラと結婚させようとしなかったため、「ははーん 本来なら嫁を実家に戻す時は、嫁が持ってきた財産を嫁に持たせて返さなければならないが、それをやりたくないから、いつか といって延長しつづけ、のらりくらりと逃げ回っているんだな。 そっちがその気なら、そっちの法律を逆手にとって戻してもらう。」とタマルが思ったのか、タマルは策略をして、ユダの子供をはらんだ。
>「彼女はわたしよりも正しい。私が彼女をわが子シラに与えなかったためである。」
裏切ったのはユダだから。
のらりくらりと逃げ回って、絶対に財産を返すものかと、律法(神の掟)を破ろうとしていた自分の罪にユダが気づいたから。
>この時の子供、パレスが含まれているのは、どういう意味なのでしょうか?
パレスは神の道理にかなった子供だから。
イエスってのは架空人物。
アブラハムの息子にエサウとヤコブっていて、ヤコブはエサウを出し抜いて長子権を奪い、本来ならエサウなのにこの事件で直系の流れが、ヤコブに変るんです。
(後にエサウの子孫ヘロデ大王が、一時的に奪回しますが)
そのヤコブの子供にヨセフっているんですが、兄弟のユダに銀貨20枚で売られる。
物価の変動が考慮されたのか、新約聖書ではイエスは銀貨30枚で売られたと同じ内容が繰り返されている。
このヨセフは兄弟が苦境に立ったとき、救世主として兄弟の前に現れ、兄弟を救った。
新約聖書では、ユダが裏切り銀貨30枚でイエスを売り飛ばすが、後に裏切った人々を救ったって内容になっている。
裏切られた側が裏切った側を救うことで和解するって理屈らしい。
タマルの場合、そういう優しさは無く、嫁いだ先の掟を利用して、取り返していますね。
タマルの愛 すごい。
本来なら、このユダ一族滅ぼしてもいいのに生かしておくんだから。
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