二原子分子以上の気体では運動エネルギーとして
並進、回転、振動運動があるが、
単原子分子では並進運動エネルギーしかありません。

なぜ、回転、振動は起こらないのでしょうか?
それとも起こってはいるが、回転や振動しても単原子なので
相互作用のようなものが起こらず、エネルギーとして観測されないと
いう意味なのでしょうか?

質問よろしくお願いいたします。

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意味 核」に関するQ&A: 核のある意味について

A 回答 (4件)

自由度の配分の仕方だけです。


単原子分子は三次元空間にあって三方向の自由度があります。
二原子分子は三方向に移動するほか一方を中心に回転する仕方が二通り、結合が伸縮する仕方が一通り、合わせると自由度は六つで、二つの原子に三つずつの自由度と一致します。
多原子分子になると非常にややこしくなりますが基本的に自由度は三×原子の個数で決まります。

この回答への補足

回答ありがとうございます。

回転や振動運動というのは、分子間で起こる運動であり、
原子自身そのものが1つで回転や振動を起こすというものではなかったのですね。

原子同士の回転や結合の伸縮による振動のエネルギーという理解で合っていますでしょうか?

補足日時:2009/05/20 00:15
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#2です。



>原子分子以上の気体では運動エネルギーとして

もう一度質問をよく読むと、運動エネルギーとしてと書いてありますね。
そういう意味では、原子核や電子は回転運動や振動をしているという
状態では無いので、運動エネルギーと言える回転状態や振動状態は
持っていません。

回転のエネルギーは原子核の核スピン、電子の軌道角運動量、電子スピンとしてすべて量子化されています。
したがって古典的な回転運動による運動エネルギー=回転エネルギーに近い概念は
量子化されたある角運動量をもつ状態のエネルギーということになります。
これを変化させるということは、たとえば電子を異なる角運動量量子数の
軌道に励起するということになります。

このような変化を引き起こす外部からの相互作用は光を当てる、電子を当てるなどが相当します。
原子での水素原子の吸収でみられれる線スペクトルはこのような
光と電子の相互作用により原子の角運動量が変化した結果であって、
古典力学的に言う回転エネルギーが変化したと言えると思います。
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原子自体の回転運動はという問いだと思います。



#2では原子自体の回転は核スピンだとしておられますが少し飛び過ぎているように思います。原子のスケールで原子の回転を考えるとどういうものが対応するかという問いです。
原子の周囲にある電子の分布全体をある速さで回すというのが対応することになります。これは全ての電子の軌道角運動量を変化させる運動になるでしょう。

このような運動は起こりうることでしょうが非常に高い温度でしか実現しないでしょう。

こういう記述がバーローの「物理化学」に載っています。
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回転や振動のエネルギー準位が2原子分子の場合とだいぶ違っていていて


通常の温度からするとずいぶん高い領域になってしまいます。
したがって、通常の気体の比熱などを考える上では無視するということです。

たとえば、2原子分子の場合の回転運動は構成する2つの核の
位置関係による運動であるのに対して、単原子分子の回転運動は
核自身の角運動量=核スピン(+厳密には電子の総核運動量)
ということになります。

この核スピンのエネルギー準位は通常の室温付近のエネルギー準位で
励起されるような領域にないので、観測されません。

振動についても同様でそのような準位無いわけではないのですが、
観測範囲外になってしまいます。

つまり、回転や振動のモードは存在するが、2原子分子の場合のような室温の温度レベルで励起されるようなエネルギー領域に無いために
観測されないというのが答えでしょう。

準位が存在すると書きましたが、
おそらく、単原子分子の核の核運動量に影響を与えるようなエネルギーを
単原子分子に与えた場合には原子はイオン化してしまい、
そもそも単原子分子とは言えない状態(つまり原子核のみとか)になってしまうので、実際にはそのような原子状態は存在できないと言うほうが正解のように思います。(原子核にだけ核運動量を与えるような方法があれば別ですが)
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では、物体が地面に着いた後のエネルギーはどうなるのでしょうか?
運動エネルギーは速さの2乗に比例しているみたいなので、速さが0になると運動エネルギーも0になるはずです。
しかし、力学的エネルギー保存の法則から運動エネルギーが0になったら位置エネルギーは最大になると思うので、再び運動エネルギーは0,位置エネルギーは最大になるのでしょうか?

Aベストアンサー

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e=1 のとき、完全弾性衝突で、物体ははじめに落とした高さまで跳ね返ります。

e=1 の場合のみ、物体は同じ高さまで跳ね返ります。
地面に着いた瞬間、初速度が反対方向に同じ大きさになるので、運動エネルギーは変わりません。
この場合、永遠に同じ高さまで跳ね返りを繰り返すでしょう。
すなわち、力学的エネルギーは保存します。

0≦e<1 の場合は、地面との接触で、摩擦が発生し、跳ね返りの初速度は、摩擦力による熱エネルギーなどに変換されて小さくなります。
この場合、何度も、跳ね返りを繰り返し、最終的には速度は 0 になります。
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Q単原子分子

単原子分子

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自分は単原子分子とは分子を構成している原子の数が1つのものと解釈していました。
よって、He,Be,Ne,Na,K,Caと考えました。
この考えが誤りである理由を教えてください

Aベストアンサー

私は「単原子分子」という概念を認めない立場です。
化学の場面において、単原子分子を認めなければいけない場面は存在しないと思っています。
気体分子運動論においてそのような用語が使われてきたということは確かです。主に物理の人によってです。それに化学の分野の人が追随したのです。分子という概念を作り上げてきたのは化学の分野です。気体として存在する微粒子はすべて分子であるなどという雑な議論にしたがう必要はないのです。それを取り入れたような定義を認めてきたのは理論物理に対する化学の分野のコンプレックスの現れです。(物理の教科書に載っているワイスの「分子磁石」での「分子」という言葉の使い方はもっと雑です。単に「ミクロ」な磁石というだけの意味しかありません。でもそれを基にした「分子場近似」という言葉が物理の学術用語集に載っているのですから困ったことです。さすがに最近はよほど鈍感な人以外は「平均場近似」という言葉を使うようになっていると感じています。)

単原子分子という表現を認めるのであればそれを基にして物質を分類する枠組みを作り上げて行かなければいけないはずです。
すべての元素は高温では原子として存在すると考えていいでしょう。集合状態はある程度温度が下がってからしか存在しません。太陽の中には原子状水素が存在します。核融合でヘリウムに変わっていく材料です。どの恒星でも似たような状況でしょう。単原子分子を認めるのであれば太陽の中には水素分子が存在すると言っていい事になります。でも宇宙の事について書いてあるどの本の中でも原子状の水素があるという事は書いてあっても分子状の水素があるとは書いていないはずです。区別しています。
金属の蒸気もすべて分子と言っていいはずです。そういう表現はどこにもありません。
分子状のNaと言えばNa2が存在するという事を言いたいときに使う表現です。Na1つであれば原子状のNaです。
単原子分子を認めると言っていながら、気体分子運動論(その中での比熱のところ)以外では使っていないのです。不活性元素(希ガス)だけに当てはまるというような適当な使いう方をしているのです。不活性元素の別称であると説明しているいる文章もよく見ます。そうであれば単なるニックネームです。化学の学術用語ではありません。

単原子分子を認めれば物質の最小単位は分子であるという事になります。原子は分子を作る素材だという意味であって物質として存在する最小単位ではないという立場です。素材になる原子の数が1つ、2つ、3つ、・・・といろんな場合があります。高温ではすべて単原子分子であり、温度が下がるにつれて多原子分子に移って行くということです。
気体として存在する原子の間に働く引力はファンデルワールス力しかありません。その意味ではHeもHもNaも同じです。いくつかの原子がくっついて初めて異なる力が働き始めます。その力の性質の違いによって物質を分類することができます。金属の特徴というのは原子1つでは出てきません。集合体の性質です。
同素体の数も変わってきます。高校の化学の教科書はあちこち書き換えが必要になります。

IUPACが1994年に出した勧告で「分子とは原子2つ以上でできたもの」という定義を出しました。
Gold Bookの記述はそれを基にしたものです。
http://goldbook.iupac.org/M04002.html

GoldBook 第2版が1997年、on-line版が2006~となっていますからこの内容は確定したものでしょう。
英語版の化学用語辞典では現在、すべてn>1に統一されています。古い版にはn≧1が載っています。

アトキンスの教科書(9th ed.p2)では
・・・molecules in which atoms are linked by covalent bonds
と書かれています。

去年 イギリスのcollegeに勤めているいる友人に
同じ職場の人たちが分子とは原子の数が≧1、>1のどちらであると思っているか
を聞いてもらいました。
「n>1に決まっている」、「なぜそういう質問をするのか」とだいぶ不思議がられたそうでした。
勧告から15年もたっているのですから当然でしょう。

バーロの物理化学の教科書では
第6版に「単原子分子」という言葉が出てきます。
前の版では「単原子気体」と書かれていたところでしたので不思議に思いました。
英語版を見ると"mono-atomic gases"
と書かれています。翻訳者がかってに書き換えているのです。(第5版までの翻訳者と第6版の翻訳者は別の人です。)
「単原子分子」という用語は日本ではかなり根深いものであるように思います。

私は「単原子分子」という概念を認めない立場です。
化学の場面において、単原子分子を認めなければいけない場面は存在しないと思っています。
気体分子運動論においてそのような用語が使われてきたということは確かです。主に物理の人によってです。それに化学の分野の人が追随したのです。分子という概念を作り上げてきたのは化学の分野です。気体として存在する微粒子はすべて分子であるなどという雑な議論にしたがう必要はないのです。それを取り入れたような定義を認めてきたのは理論物理に対する化学の分野...続きを読む

Q運動エネルギーについての問題

授業で出された課題でわからないものがあったので、教えてください。

「一次元の運動を考える。
(1)質量mのボールを速度vでまっすぐ投げる。このとき、投げられたボールの運動エネルギーは 1/2 mv2
(2)速度vで走っている電車内に人がいて、その人がボールを持っているとすると、そのボールの運動エネルギーは(1)と同じ 1/2mv2
(3)速度vで走っている電車内で、電車と同じ方向に速度vでボールを投げたら、ボールの運動エネルギーは 1/2 m(2v)2 = 2mv2

どうして、(1)の運動エネルギー+(2)の運動エネルギー=(3)の運動エネルギーとはならないのか?」
という問題がわからなかったので教えてください。お願いします。

Aベストアンサー

こんにちは。
No2で回答した者です。
ここでは、別の観点から説明します。

  (投げた後のボールの運動エネルギー)=
  (投げる前のボールの運動エネルギー)+(投げる間にボールに対して行った仕事の量)…(**)

上の関係は一般的に成り立つものですが、もう習いましたか? 
これに基づいて、問題を考えてみましょう。

No2と同じく、
 電車の速さを V とし、
 投げた後の電車に対するボールの速さを v とします。

さて、この変化をどの観測者の立場で考えるのか、を明らかにすることが大切です。
ここでは、地上に静止している観測者の立場で考えましょう。
 (投げた後のボールの運動エネルギー)=これがあなたの(3)の運動エネルギーです。
 (投げる前のボールの運動エネルギー)=1/2 mV^2=これがあなたの(2)の運動エネルギーです。
 (投げる間にボールに対して行った仕事の量)=(ボールに加えた力)×(力を加えながらボールを動かした距離)
この仕事の量も、地上の観測者Aと電車中の観測者Bとでは、違った値になるのです。
(ボールに加えた力)は、Aから見ても、Bから見ても、同じ値(Fとする)です。
しかし、(力を加えながらボールを動かした距離)が、
Aから見た値(Daとします)とBから見た値(Dbとします)とでは、
異なります。その間の関係は、

  Da=Db+(ボールに力を加えている間に電車が動いた距離)

です。今は、Aの立場で考えているので、仕事もAから見たものを使う必要があります。その仕事は、力×距離より、
  F×Da=F×Db+F×(ボールに力を加えている間に電車が動いた距離)

さて、電車中の観測者の立場で上の(**)の関係を考えると、
  F×Db=1/2 mv^2=((1)の運動エネルギー)
が得られます。これを上の式に代入すると、
  F×Da=((1)の運動エネルギー)+F×(ボールに力を加えている間に電車が動いた距離)

以上の式を(**)の式に代入すると、

 ((3)の運動エネルギー)=
 ((2)の運動エネルギー)+((1)の運動エネルギー)+F×(ボールに力を加えている間に電車が動いた距離)

となります。
F×(ボールに力を加えている間に電車が動いた距離)の分だけ、違いが生じるということです。
ちなみに、この値は、上の回答No2の「+ mvV」と等しいのです。

こんにちは。
No2で回答した者です。
ここでは、別の観点から説明します。

  (投げた後のボールの運動エネルギー)=
  (投げる前のボールの運動エネルギー)+(投げる間にボールに対して行った仕事の量)…(**)

上の関係は一般的に成り立つものですが、もう習いましたか? 
これに基づいて、問題を考えてみましょう。

No2と同じく、
 電車の速さを V とし、
 投げた後の電車に対するボールの速さを v とします。

さて、この変化をどの観測者の立場で考えるのか、を明...続きを読む

Q単原子分子について

二原子分子は「2つの原子からなる分子」なので
単原子分子は「1つの原子からなる分子」だと思っています.
しかし,中学校のとき「銅や鉄は分子を作りません」と習ったような気がします.
銅や鉄は1つの原子でも,その性質を示すので単原子分子ではないのですか?
もし「銅や鉄が分子を作らない」と言うのが正しいなら,
単原子分子(ヘリウムなど)は分子としてみなされるべきなのですか?

Aベストアンサー

IUPACの定義によれば、

 電気的に中性な「2つ以上」の原子からなるモノ(entity)

が分子です。
http://dx.doi.org/10.1351/goldbook.M04002

この定義に従うと、「1つの原子からなる分子」というものはありえないので、「『単原子分子』という言葉は誤用」になります。中学校では、この点ではIUPACの定義に忠実な教え方をしていて、ヘリウムは鉄や塩化ナトリウムと同様に、分子をつくらない物質に分類されます。

しかし、岩波理化学辞典第5版の「分子」の項には

 1個の独立の粒子として行動すると考えられる原子の結合体をいう.1個の原子でも化学的に不活性で独立の粒子として行動する場合(希ガス原子)は分子である.

とあります。この定義では、単原子分子(ヘリウムなど)は分子としてみなされています。

> 単原子分子(ヘリウムなど)は分子としてみなされるべきなのですか?

どっちでもいいです。その場にいる一番エラい人の言うことに従って下さい。

> 銅や鉄は1つの原子でも,その性質を示すので単原子分子ではないのですか?

銅や鉄を単原子分子という人はあまりいないです。理化学辞典の定義によれば、少なくとも水銀蒸気は単原子分子と言えるので、銅の蒸気や鉄の蒸気も単原子分子と呼んでも間違いではないはずなのですが。

> 銅や鉄は1つの原子でも,その性質を示す

この部分も決して間違いではないのですけど、誤解を招きやすい表現だと思いますので、使わない方がよいでしょう。「その性質」と言った時に、物質の融点や電気伝導性など、原子や分子が集まることによってはじめて現れる性質を思い浮かべる人が多いからです。


なお、「学術用語集」に収録されている用語であっても、無批判に使ってよい用語であるとは限らないので注意してください。たとえば、学術用語集 物理学編(増訂版)に収録されている

 グラム原子、カイザー【波数の単位】、モル比熱、Avogadro number、

などの用語は、少なくとも化学の分野では、現在では使わない方がよいとされている用語です。

IUPACの定義によれば、

 電気的に中性な「2つ以上」の原子からなるモノ(entity)

が分子です。
http://dx.doi.org/10.1351/goldbook.M04002

この定義に従うと、「1つの原子からなる分子」というものはありえないので、「『単原子分子』という言葉は誤用」になります。中学校では、この点ではIUPACの定義に忠実な教え方をしていて、ヘリウムは鉄や塩化ナトリウムと同様に、分子をつくらない物質に分類されます。

しかし、岩波理化学辞典第5版の「分子」の項には

 1個の独立の粒子として行動す...続きを読む

Q運動エネルギーと運動量の矛盾

運動エネルギーは速度の2乗に比例します。2倍の速度に加速させるには4倍のエネルギーが必要と言うことです。
それに対し運動量は速度に比例します。2倍の速度に加速させるには2倍の力積が必要と言うことです。
では、質量1で速度1の物体Aと質量2で速度1の物体Bがあります。与えた運動エネルギーはAは1とBは2で合わせて3になります。運動量はAは1、Bは2です。AとBを衝突させます。すると、力積が伝わってBは止まり、Aは2の速度で跳ね返されます。この時の運動エネルギーはBは0ですが、Aは4になっています。最初与えたエネルギーは3ですが、衝突後のエネルギーは4になり増えたわけです。運動エネルギーをエネルギーとして取り出せれば、入力より出力が上回るおかしな結果となります。
これが運動エネルギーと運動量が別物とすることで起こる矛盾です。
この説明でおかしな所はありますか?

Aベストアンサー

No.4の補足について考察してみました。

ha5050 の説の根底には 同じ重さの A と B が速度 v, -v でぶつかると
速度が反転して -v, v になるのだから、Bを重くすれば、Aの衝突後の
速度の絶対値はは |-v| より大きくなるだろう ということみたいですね。

ここまでは正しいのですが、ha5050 の説ではこれを無根拠に「2倍」に
しています。しかしこれでは運動エネルギーが過剰になってしまいますし、
運動量保存則(作用反作用の法則)も満足していません。
つまりニュートン力学を無視した直感による結論にすぎません。

実際には、運動量保存則が成り立ち、衝突によるエネルギー損失が無いと仮定して
計算します。


運動量保存即
m・v - 2・m・v = va・m + 2・vb・m (va, vb は衝突後の A, B, の速度)
⇒ -v = va + 2・vb

(1/2)・m・v^2 + m・v^2 =(1/2)・m・va^2 + m・vb^2
⇒ 3・v^2 = va^2 + vb^2

これを解くと va = -(5/3)・v, vb = (1/3)・v

となります。つまり B は止まらず 1/3 の速度で跳ね返されます。
また A は2倍より少し少ない 1.666666 倍の速度ではねかえされる
ことになります。この時運動量保存則とエネルギー保存則の両方が
成り立ちます。

No.4の補足について考察してみました。

ha5050 の説の根底には 同じ重さの A と B が速度 v, -v でぶつかると
速度が反転して -v, v になるのだから、Bを重くすれば、Aの衝突後の
速度の絶対値はは |-v| より大きくなるだろう ということみたいですね。

ここまでは正しいのですが、ha5050 の説ではこれを無根拠に「2倍」に
しています。しかしこれでは運動エネルギーが過剰になってしまいますし、
運動量保存則(作用反作用の法則)も満足していません。
つまりニュートン力学を無視した直感による結論にすぎませ...続きを読む

Q単原子分子の分散関係

単原子分子の分散関係の式を教えてください。

2原子分子において質量と力定数を等しくすると単原子分子の分散関係にひとしくなることを証明せよという問題があるのですが、どうしても
K=0の時の音響モードと光学モードの値が違ってしまいます。

Aベストアンサー

一次元格子振動の分散関係に関する話でしょうか。

2原子格子において質量と力定数を等しくすると、それに対応する単原子格子の格子定数a'は、2原子格子の格子定数aの1/2倍になります:a'=a/2

2原子格子の0≦K≦π/aの音響モードの分散関係は、単原子格子の0≦K≦π/(2a')の音響モードの分散関係に等しくなります。それに対して2原子格子の0≦K≦π/aの光学モードの分散関係は、単原子格子のπ/a'≧K≧π/(2a')の音響モードの分散関係に等しくなります。

2原子格子のK=0の時の光学モードの振動数は、単原子格子のK=π/a'の時の音響モードの振動数に等しくなりますから、K=0の時の音響モードの振動数とは一致しません。音響モードと光学モードの値が同じになるのは、K=π/a=π/(2a')の時だけです。

Q運動エネルギーと力

運動エネルギーと力の概念の違いが知りたいです。
もちろん公式が違うのはわかるのですが。

運動エネルギーをもつということは力があるということですよね?
物体Aに力がくわわるというとは物体Aは運動エネルギーをもつようになる。

この表現ってあっていますか?

Aベストアンサー

> 運動エネルギーをもつということは力があるということですよね?
> 物体Aに力がくわわるというとは物体Aは運動エネルギーをもつようになる。

答えは「そうではない」のですが、どこが違うのかが知りたいのですよね。
以下に自分なりの説明を試みてみます。

たとえて言うならば
お金持ち=口座残高が多い=金を使いまくる
みたいな等式が成り立ちそうに思ってしまうけれども実際はそうではない、というようなものです。

「運動エネルギー(K)」と「力(F)」は両方とも「運動量(p)」に関係があるのですが、この3つは別のものです。
つまり K と p の間には関係があり、p と F の間にも関係があるのですが、
もちろん K と p は違うものだし、p と F も違うものです。

関係があるけど違うもの、という例は、たくさんあります。
物理の範囲に限ってみても「熱と温度」「電流と電圧と電力」などの例があるし、
円の面積と円周の長さとか、会社の資産と収入や支出とかもそうです。

> 運動エネルギーをもつということは力があるということですよね?
まず「力がある」というのが物理の概念としてはおかしいです。
力というのは「受ける」ものであって「ある(持つ)」ものではありません。
力Fを受けるとは、時間Δtのあいだに運動量pΔtをもらうことを言います。
言わば「寄付を受ける」「年金を受ける」と同じ意味で「力を受ける」と言っているわけです。

もしこれが
「運動エネルギーをもつということは運動量をもつということですよね?」
だったら、それ自体は正しいと言えます。
もちろん「運動エネルギー」と「運動量」が同じという意味ではありません。
運動量はベクトルであるのに対し、運動エネルギーはスカラーであって、性格が根本的に異なるのですから。
しかし「運動エネルギーは運動量の大きさで決まる」ということは言えます。
三角定規の面積は(形が相似なら)底辺の長さで決まる、というのと同じです。

他方、運動量と力の関係は、口座残高と口座取り引きの関係にたとえられます。
さきほどの「年金を受ける」を例に考えてみましょうか。
仮に1年あたり100万円の年金を受けて、それを何にも使わず貯めておいたとすると、
5年たてば500万円の貯金ができるでしょうか?
答えは必ずしもそうとは限りません。
最初に200万円の借金があったら300万円しか貯金できないわけですから。

力というのはこれと似ていて、力を受けると運動量が必ず増えるかというと、そうとも言えません。
もう少し物理的に言うと「力や運動量には向きがある」という点を考慮する必要があります。
大きな慣性をもって東向きに進んでいる物体に、西向きの力を加えたら、
その力はブレーキとして働くわけですから、運動量の大きさはゼロに向かいます。
(もちろん長時間にわたって力を加えつづけたら話は別で、西向きの運動量を生じます。)

このことと、上に書いたこととをあわせて考えると、
> 物体Aに力がくわわるというとは物体Aは運動エネルギーをもつようになる。
とは言えないことが分かります。
力がブレーキとして働く(運動量の大きさを減らす)なら、物体は運動エネルギーを失うわけだし、
また物体が最初から運動しているなら、力など受けなくても物体は運動エネルギーをもつのですから。
(力を受けない物体は等速直線運動を続ける、という慣性の法則を思い出してください。)

では初期状態を静止に決めておいたら、大きな力は大きな運動量を生じるでしょうか?
それもそうとは限らないですよね。
運動量の変化は力の時間的積算量(力積)だから、
力の大きさだけでなく時間の長さも関与するはずです。
100万円の年金を1年もらった場合と、10万円の年金を30年もらった場合を考えてみてください。

以上、式でまとめて書くと
K = p^2 / (2m)
Δp = F Δt
という関係がなりたちますが
「Kはスカラーだがpはベクトル」
「pはFの積算量」
という点に注意して考えれば、K, p, F の違いが理解できると思います。

> 運動エネルギーをもつということは力があるということですよね?
> 物体Aに力がくわわるというとは物体Aは運動エネルギーをもつようになる。

答えは「そうではない」のですが、どこが違うのかが知りたいのですよね。
以下に自分なりの説明を試みてみます。

たとえて言うならば
お金持ち=口座残高が多い=金を使いまくる
みたいな等式が成り立ちそうに思ってしまうけれども実際はそうではない、というようなものです。

「運動エネルギー(K)」と「力(F)」は両方とも「運動量(p)」に関係があるのですが、この3...続きを読む

Q二原子分子の分子軌道

基本的なことなのですが、等核二原子分子が反転中心に対して対称(ゲラーデ)か反対称(ウンゲラーデ)かを判断するのに、反転中心とはどこのことなのでしょうか?
また分子軌道において、σやπやδ、反結合(*)はどうやって見分けたらいいのでしょうか?
量子化学でこの部分がよくわからなくて困っています。なにかいい解答、ホームページがあったら教えてください。
お願いします(>_<)

Aベストアンサー

お勧めできるようなHPはなかなか見当たらないので、テキストの紹介となります。

>等核二原子分子が反転中心に対して対称(ゲラーデ)か反対称(ウンゲラーデ)かを判断するのに、反転中心とはどこのこと

軌道の対称性は分子の幾何学的原点(等核二原子分子の場合は分子の中央となります)に対して判断されます。対称(gerade)であればg、反対称(ungerade)であればuを軌道の添え字に付けます。

>分子軌道において、σやπやδ、反結合(*)はどうやって見分けたらいいのでしょうか?

この辺りの議論(g、uも含め)は大岩正芳著・初等量子化学(第2版)のP169~に詳しく書かれていますので図書館等で参照されるといいでしょう。奮闘・ご努力を期待します。


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