
音楽、特に作曲の場合、必ずしも超絶技巧などを必要としないので、本業の作曲家と趣味もしくはセミプロレベル(同人音楽など)の人たちがひしめいている気がします。そうなると、アマチュアというものが、非常に高い評価を受けることになり、またそういう人たちのために、共感を呼ぶような作品を作る作曲家が、世間的に認められることになる。このことを、専門家たちは非難する傾向があるけれども、実際こういう状況があるということに対してどう判断したらいいのでしょうか。ちなみに自分は同人作曲家で、オリジナル曲50曲を持つ者です。
このことは、音楽と文化との大きな違いを認めるかどうかということと深い関係があります。回答をよろしくお願いします。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
こんばんは。
長い自己紹介になりますが、
私は音楽関係者ではなく理科系で、
一応、子供の頃に絶対音感を身につけ、
また、なぜ12音律が広く使われているかは、3倍音と指数関数・対数関数に関係することを知っていて(自分で解明して)、
音楽はジャンルを問わず、現代音楽からポピュラーミュージックまで楽しんでいる者です。
複雑な音楽でも、安直な音楽でも、好きな曲はあります。
(ちなみに、モーツァルトの音楽は、ほとんどが糞だと思っています。)
さて、
専門家達がそのようなことを批判するのは、音楽に限ったことではないです。
シェフや杜氏が立派な料理や酒を作っても、
ただおいしい、おいしいとしか言えない客や、
期待した食べ方をしてくれない客に飲み食いされたら、うれしくない。
(吟醸酒を燗酒にして飲む馬鹿もいます。)
将棋や囲碁のプロが素晴らしい手を指したり打ったりしても、
見ている人がそれを理解してくれなければ、むなしい。
ちなみに、
知人で、買えば30万円以上する高級な将棋の駒を子供のおもちゃにして、
汚れや欠けを作っているという、「贅沢」な人もいます。
もしも職人さんが見たら、悲しむでしょうね。
プロは、相当の素養と相当の努力があって、それで飯を食っているわけですよね。
だから、プロにとっては当たり前のことを理解していない人がいれば批判をしたくなる。
ごく普通の感情だと思います。
思うに、
解説をする人が必要ですね。
プロスポーツの中継でも解説者がいます。解説者がいることにより、本当の面白さがわかってきます。
素人さんが何となく好きになった曲でも、
譜面を見ると、実に複雑なコード進行になっているということは、あることだと思います。
そこまで知らなくても、楽しめればいいのなら、それはそれで認める。
知りたい人には、誰かが解説をしてあげる。
それでよいと思います。
以上、勝手なことを書きました。
少しでもご参考になればよいのですが。
ご回答ありがとうございます。
通俗的な作品や、俗物による作品解釈などを攻撃するのは、専門知識のある人間にはありがちなことです。特にヨーロッパの正統に連なろうとするポリティクスを生き抜いてきた人たちにとっては、当然そうだと思われるでしょう。日本では、そういう人が冷遇されてしまうとさえ思っているかもしれない。そして、それ以外の人間のために音楽、という文化というものがあると、そのように考えられているのかもしれませんね。
後、自分は科学哲学が優勢だったころの哲学科を出ているので、理科系の人たちともまったく関係がないわけではないです。又、機会があれば、お話しましょう。
No.3
- 回答日時:
厳しいことを言いますが、まず、その狭い視野を何とかしましょう。
なんでも、その持ち味を骨の髄までしゃぶりつくしてから文句を言わねば始まりません。
「アマチュアが評価されて、ボロクソのメジャーどもが~~」
などと言っているようでは作曲家を名乗るのはおこがましい話です。
「俺はクラシックしか聴かない。グレードが、次元が違うんだよ」
と言っている人には、かわいそうなことにヴァンヘイレンのようなギタリストにとっては神様のような人の良さがこれっぽっちもわからない、哀れな耳の持ち主というわけです。
テレビなどではよく、「○○さんがこの曲を作ったのにはワケがあって~」みたいな前置きをして、曲の聞こえを良くしてしまう・・・曲単体の魅力を殺す行為をよく見かけますが、これも実に悲しいことで結局その曲だけ突然聴かされても面白くないというわけです。
専門家たちの判断といえば、プロの世界なんてのはまさにそれで、結局のところ行くところまで行けば、自分自身の単体の力ではまかなえ切れず、ライバルをこき下ろすしかありません。
発明家で有名なエジソンは当時、発電所からの送電は直流にするべきだとして、交流電流を用いた動物の感電死のデモンストレーションを何度も繰り返したそうです。少々形は違うものの、汚い真似をしていることになんら変わりはありません。
かつてその才能で膨大な数のユニットを作ってはオリコンを総なめにしてきたあの作曲家でさえ、ジャスラックや各国の著作権管理者の手が届かないところをパクりにパクっているのです。
そのユニットのメンバーを全員集めて収益を全部寄付にまわしたと言うあの曲なんかはマイケルジャクソン主催の企画で使われた曲に酷似しています。
さて、作曲家ができるのはいかにして現代人にインパクトを与えるかが勝負になります。歌手がつく場合は、歌手がもっとも魅力的な声で歌い続けられるための工夫などが必要です。
まぁ、話は長くなりましたが、結局は世間に受け入れられるかどうかです。
街中で演奏して人だかりができるような曲を演れば勝ち組。それだけのことです。
ご回答ありがとうございます。
受容の条件というものが、音楽の場合定説となるものを欠いているというのが、自分の質問の動機だったように思えました。そうなると、より広い視野に立てば、音楽と文化との間に線を引く必要はなくなりますね。そして、それが特定の時代地域によって相対的なものだということも、おそらく的を得ているのでしょう。国境や地域同士の境界線を越えようとするだけの力をもつ者が生き残るというのが、本来音楽が持つ魅力なのであって、そのような包括的な視点に立てば、疑問も一挙に解消するように思います。
No.1
- 回答日時:
専門家たちは、どう非難しているんですか? 私の解釈では、アマとプロは共存していて、視聴者には、その時の気分で選択の自由があってちょうどいいと思っていたのですが。
この回答への補足
専門家たちは、音楽が流行現象となって文化にまで堕することを恐れていると思われます。特に、前衛的な音楽、しかも外国の音楽の解釈ということになると、それが自分たち以外の人たちによって、特にそれが、あまり作品の理解力や、それを読み解くための外国語の能力の高くない人たちによって、捻じ曲げられて解釈されるときに、自分たちの業績が損なわれたと感じるのです。
これに対して、この種の文化が自発的に形成されずに商業主義や政策などによって形成されたという見方をとる人たちもいます。運動をしている人たちがそれです。こうなると、個人の解釈のレベルではなくて、政治の問題です。
選択の自由があるといっても、このような極めて限定された範囲内でのことで、この枠の中でしか、もはや動くことがないということです。
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