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No.2
- 回答日時:
求核置換の場合平衡反応なのですが、酸触媒、塩基性求核剤を用いる二つの場合があります。
1.酸触媒の場合:四面体中間体のほとんどはプロトン化された状態になりますが、OHはOH2、ORはHOR、NH2はNH3となって解離し易くなり、抜けていきます。なおあくまでも「平衡反応」ですので逆反応も起きます。これはSn2でもおなじこと。
2.塩基性の求核剤を使う場合:酸、アミドでは使えませんがエステルの場合、アルキル金属試剤が使えます。この場合、生ずるのはC-OMetalをぶら下げたままの中間体で、酸で処理することによりHORが外れます。リチウム試剤を使うとORが第2番目の分子で追い出され酸分解すると三級アルコールになってしまいます。
また、酸とアルコキシドとの反応では、やはり最後に鉱酸で処理することによりOH2が外れて酸からエステルができます。
エステルとアルコキシドとの反応はアルコール交換平衡反応になります。
この回答への補足
うーん難しいですね.今,教科書でFischerエステル化反応を見ているのですが,まず酸触媒由来のプロトンが(カルボキシル基中の)カルボニル酸素に付加し,次いでカルボニル炭素にアルコールが付加.付加したアルコールよりプロトンが水酸基に移動することで-OHが水になって脱離する順序になっています(仰るとおり平衡反応ですね).
これは便宜上,順序立てた図解にしているだけですか?
実際は,プロトンがカルボニル酸素と-OHの両方に同時付加し,-OHは水分子になるので,脱離しやすくなっており,求核試薬が付加すると待ってましたとばかりに脱離する.(平衡なのでいったり来たりなのでしょうが)ということでしょうか??
もう1点教えてください.エステルの塩基によるけん化について,-OHがカルボニル炭素に付加し,四面体中間体が生成.ここでR-C(-OH)2ORができずにRO-が脱離し,カルボニルが再生するのはなぜですか?
より安定だからというのが答えなのでしょうが,なぜ,R-C(-OH)2ORは不安定なのですか??
しつこくてすいません...マジ困ってます!
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