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今飲んでいる薬はアルコールを完全に断たないと駄目だし、アルコール専門のところに転院することを進められています。
アルコール専門のメンタルクリニックはどういった違い、そして、どういった薬を出してくれるのでしょう?

アルコールを飲めなくなる薬とかあるのですか?
問題は切れやすいところであり、アルコールは私にはあまり関係ないのですが、医者の先生がそういうので、知識より経験者の方の意見が聞きたいと思い質問させてもらいました。

A 回答 (1件)

はじめまして、よろしくお願いいたします。



私は40代の女性です。亡くなった父がアルコール依存症、妹が酒乱でした。父が亡くなって10年以上経っていますので、私の知識は結構古いと思います。

実はご質問の背景がよくわかりません。
・貴方はなんらかの理由でメンタルクリニックに通っている。
・そこで処方された薬がアルコールを断たないとダメで、更にそのクリニックの先生は貴方の飲酒態度に問題行動があると考えアルコール専門のクリニックを勧められている。
・あなたは問題行動は切れやすい性格にあり、アルコールは関係ないと考えている。
という仮定で、お答えしたいと思います。

まずアルコール依存症は、アルコールの摂取による行動で、家庭生活・社会生活に問題が生じている状態と私は考えます。

・アルコールによる問題行動について
>問題は切れやすいところであり、アルコールは私にはあまり関係ないのですが、
貴方が切れた時にアルコールを全く摂取してなかったことがありますか?
私の妹は酒乱です。アルコール依存症にもなりかかっていたと思います。
父も妹も、飲酒が一定量を越えますと、チェーンドリンカーになってしまいました。これチェーンスモーカーと同じで、何もつまみは食べずしゃべりもせずお酒をわんこそばのように流し込み続ける状態です。これが始まると次に来る悲劇の前兆でもう止められません。
妹の酒乱は、チェーンドリンカーの最中いきなり始まります。
1)ある正月の夜中、急に私に向かって「そんなにうれしいかあ? 家をもらってそんなにえらいのかあ? あんた、本当にずるいよな!」と叫びだしました。脈絡もなく、数年前の遺産相続の不満をわめきだしました。私の話は全く聞きません。ひたすら文句を叫びます。そして、マンションの窓を開けて、外に向かって更に叫び続けます。ボリュームはまったく下がりません。私はたまらず「もう寝なさい」と妹を彼女の部屋に追いやりましたが、すぐ戻ってこようとします。つい廊下の中扉を開かないように押さえましたら、妹は中扉のガラスを2枚蹴破りました。
2)わたしたち姉妹は、親戚のバブルの失敗の余波により、生家を失うことになりました。これは、何日も前に親族会議で言われたことでした。
数日後の夜中、妹がまたチェーンドリンカーになり、「あの○○○○!(事業に失敗した親戚の名をいきなり呼び捨て)ぶっ殺してやる!!」と外に飛び出しました。親戚の家は2軒隣でした。その家のガラス引き戸を粉々に。
3)ある朝、妹が夜中に帰ったなと思って、私が起きていくと、玄関の戸が大きく開け放され、外は台風、更に玄関から居間に入るドアのドアノブがありません。外の庭に引き抜かれたドアノブが落ちていました。
これらは氷山の一角です。
困ったことに、お酒がさめると、本人は全然罪悪感を持っていないのです。いくら叱ってもダメ。「ちょっとやっちゃった、てへ」と舌を出す感じくらいです。
飲酒のたびに、家が壊されて修理が必要なんて、私には笑い事ではありません。普通の家庭生活じゃないと思います。

・アルコール専門のクリニック
メンタルクリニックも得意分野があり、特にアルコール依存症に特化したクリニックがあります。
私の父は、もともとアルコール依存症の気配はありましたが、問題行動を起こしたことはありませんでした。
私が高3の時、父は親族会社の跡継ぎ問題の渦中にあり、日々相当のストレスを感じていたらしいです。そして、ある日、父はベロンベロンに酔っ払って、会社の会長(私の大叔父)に辞表を叩きつけ、その場に昏倒し、側近の社員たちに抱えられて自宅に帰されました。母と社員の方が相談して、父をそのままアルコール依存症専門病院に強制入院させました。そして、私たち子供たちは母から「このことは誰にも言ってはいけない」と厳しく口止めさせられました。(多分、跡継ぎ問題の敵陣に父の弱みを知られないようにだと思います)
父はアルコール依存症と極度のノイローゼと診断され、そのまま3ヶ月と決められた期間のアルコール依存症治療プログラムに入りました。父にもれ聞いたところでは、投薬治療もあるし、自分の悩みについて作文を書いたり、患者が輪になって座ってお互いの経験を語りあうグループセラピーなどがあったそうです。
退院すると、元アルコール依存症患者は地域にある「断酒会」という自助グループに入ります。大体月1回でお互い飲酒を二度としないように励ましあったり、悩みを相談しあったりします。
元アルコール依存症患者は、一滴でもお酒が身体に入ると、坂道を転げるように、依存症に戻ります。
私は、アルコール依存症で通院治療を受けている人の話は、知りません。

>アルコールを飲めなくなる薬とかあるのですか?
あります。
治療中も断酒会に行ってるときもこの薬を飲み続けました。この薬を飲んでいると、お酒を飲むと気持ち悪くなるのだそうです。
残念なことに、その後も父は何度も再発しました。ふと、気づくと冷蔵庫に入っているこの薬を父が服用してません。「パパ、どうして?」「もう、いいんだよ」そして、その夜、玄関で泥酔して倒れなんと粗相をしてしまった父を母と子供たちで運び着替えさせて寝せるのです。
翌年の冬、母が死にました。
父のアルコール依存症は、この葬儀の日、完全に再発しました。私の父方の親戚(特には両親、私の祖父母)は「父がアルコール依存症である」と信じません。通夜の席での、親戚からの「まあ、いいじゃないか」と勧められた1杯のビール。それから、父と私たち子供たちとの長い闘いが始まったのでした。隠れて飲む父、飲ませまいとする子供たち。父はお酒を隠すようになりました。子供たちは、父が仕事で留守中隠し酒を探索し見つけて別の所に隠します。そして、父が寝入った夜中、一人を見張りに残して、少し離れたマンホールへ酒を捨てに行きます。中高生が、必死に夜中酒を捨てに行くのです、自分たちでも情けないみじめな光景だと思ってました。
9年後、父が亡くなるまで、お酒を巡る闘いは続きました。私は、この間熟睡できた記憶がない。チャプっという音がすると、「父が飲んでる」と飛び起きてましたから。
私は、父とアルコールについて迷ったことも何度もあります。
「そんなにお酒が好きなら、いっそヘミングウェイのように身体を壊すまで好きに飲ませて、死んでしまってもいいのではないだろうか?」
しかし、次の瞬間、チェーンドリンカーの、泥酔した、父の姿がよみがえり、やっぱりあんな父の姿は二度と見たくないと思うのです。

質問の趣旨から離れてしまったかもしれませんが、私なりにアルコール依存症患者の家族の痛みの経験を書かせていただきました。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2009/07/11 00:24

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