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鉛筆デッサンに関する質問です。
写実的な鉛筆デッサンを描きたいと考えていますが、うまくいきません。

モチーフの形をとった後、その輪郭線の中を埋めていく時、
その輪郭線の中の情報は
・タッチ
・陰影
・固有色
だと考えて描いてきました。

手順は固有色→陰影→タッチという流れです。固有色、陰影はタッチや面の流れを全く考えず一方向で動かしますが、これは写実的な表現を邪魔しますか?

また、その後にタッチを入れといく時。
私は二種類、面にそったタッチと見えるタッチがあると考えているのですが、それぞれ担っている役割は違いますか?描いていてもよくわかりません。そして、目に見えるタッチは信用しても良いのでしょうか?


鉛筆デッサンの描き方は自由、という事は理解していますが、行き詰まっています。ご回答頂ければ幸いです。

A 回答 (4件)

補足要求したNo.2です。

(文才がないもので超長文をお許しください)
他の方が既に回答されていることとほとんど同様の回答になりますが…

>写実的に描きたい
自分の理解が悪くて申し訳ないですが、デッサンとは写実的なものでは?
写実的でないデッサンというのが存在するのでしょうか?
美大(含:芸大)の受験会場でも稀に抽象画的デッサンを披露する受験生が居るとは聞きますが、それですら確信的にやっている場合には
、どこかに超写実的な箇所を作って、故意にやっていることをわからせるようにしているようですし…いや、これは余談ですが…

>タッチの入れ方・陰影
タッチは入れようとして入れるものではないでしょう。結果としてタッチとして紙面に残るものであって。
受験生時代によく言われたのは、紙面を同じ方向(天地左右と言う意味で)に向けたまま描いていると、右利きの場合右上から左下のタッチばかりになってしまい、正しい面の向きが表現できていないことがあるので、場合によっては紙を90度回転させるなどして、違う向きのタッチを意識的に使うことも必要な場合がある~ということでしたが、これはちょっと意味が違いますか?

もうひとつ、今でも鮮明な記憶として残っている体験で、石膏像(ヘルメスでした)を描いていた時に、何の気なしに額のところに1本横線(もちろんその像を描くのに必要と思って入れたフリーハンドの1つの描線です)を入れたところ、今までそれらしく手前に傾いていて見えていたその像の頭部が、直立したように見えてしまい、急に目の前のモチーフとはかけ離れた像の絵になってしまったことです。慌てて注意深くその線を消したところ~周りの陰影を含めた他の描跡も消してしまっては台無しですから、注意深く~また元のように描いた頭部がグイと手前に傾いて見えたことです。その1本の線以外には何一つ違わないのに、奥行き感が全然違って見えてしまったことを体感したのは衝撃でした。
何を言いたいのかわかりにくいですね。
でも、デッサンでは陰影も、輪郭線も、すべての描線やタッチは、それ有りきではなく、描こうとしている対象を表現するために結果とし
て描かれたものであって、陰影や輪郭線など描線やタッチを入れるために描くものではないはずです。

さらに受験生時代に言われたことですが、つい陰影を描いてしまいそうになる自分たちに当時芸大生だったアトリエの先生曰く「陰影ではなく、立体の形を描け」でした。「もしすべての方向から光が当たっていたら、陰影では描けない。それでもそこにモノの形は存在するだろう。その存在を描け」でした。極論ではありますし、まったく陰影を描いてはいけないという意味ではないと思いますが、確かにその通りだと今でも思います。

>固有色
静物デッサンなどで、そのモチーフの固有の色をどのように表現するか?ですが、極端な例ですが、同じ形の同じように光の当たった白い壷と黒い壷があれば、やはり白のものより黒のものがより黒っぽく見えるように自分なら描くと思います。
しかし明度的に同程度の赤い壷と青い壷ならば~?描き分けることをするかなぁ~??見た目で重なって見えるような場合=つまり奥の青い壷が手前の赤い壷にいくらか隠れているような場合なら、多少意識するとは思いますが、明確に描き分けることはしないかもしれません。
これは正解があるのでしょうか?(他の回答者の方にも意見を求めたいところです)
美大の入試などの場合は、課題の出し方によっては、それを描き分けることを要求されているかどうかまで読み取った上で、表現すると思いますが、鉛筆は所詮、モノトーンの画材ですからね。
もっとも描き分けるとしても、順序としてはモチーフの形や立体感を表現した上で、の表現になるので、常に意識しつつも最終段階での表現になるような気がします。回答者No.3の方の言われているのと同じです。

>輪郭線
とてもデッサンの上手な方は、輪郭線だけでも立体感の感じられる素晴らしいデッサンを描かれるものですが…自分にはそんなマネはできません。基本的に輪郭線は描きません。面を描くことで立体を表現します。モノには空間との境界線としての表面はありますが、輪郭線がかかれているわけではないので。必要を感じたら輪郭を描くことがあるかもしれませんが。

他の回答者の方、No.1の方も、No.3の方の書いて折られるのも、言葉遣いは違えど、ほぼ自分の考えているデッサンの描き方と同じです。
自分が散々やったのはいわゆる「受験デッサン」ですから、そのためのノウハウという面は否めませんが、狭義でのデッサンがタッチや陰影、固有色ありきではないのは、タブロー(これまた狭義で絵画という意味合いで)とは違う、完成したアートではないということの現れだと思います。
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この回答へのお礼

2度目の回答、本当に有り難う御座います。
デッサンが写実的というのは、まさにその通りだと思います。練習量不足というのは痛感しますが、それにしてもどこか写実性の無い絵になってしまうので悩んでいましたが、皆様の的確なアドバイスのおかげでヒントが見えてきました。

同じ方向からばかり線をひいてはいけない、というのは私もよく言われますね。勿論気をつけています。

貴重な体験をお聞かせくださり有り難う御座います。線一本一本が重要な役割を担っているんですよね。それについてもより意識しながら練習を重ねていきたいと思います。

アトリエの先生の言葉、納得致しました。少し難しいですが、描き続けたらいつかわかるのかもしれませんね。

メイドの似たもの、私は鉛筆を変えたりして分けていましたが、何も習わずに描かされたら私も同じように描くと思います。


丁寧にひとつひとつの疑問に答えて下さり有り難う御座いました。貴重なお時間を頂き恐縮です。参考にさせて頂きます。

お礼日時:2009/07/10 18:16

ちょっと理屈で考えすぎな気もしますが、気質でしょうね~


「手順は固有色→陰影→タッチという流れです。固有色、陰影はタッチや面の流れを全く考えず一方向で動かしますが」
こういうやり方はあまりしないと思います。

「色とタッチ」は描き込んでいく過程で出来ていくもので、
最初からソレを気にして描くものではないと思いますよ。
モノクロの描き込むデッサンは立体や空間を表現するのを目的としてます。

・写実的に描きたい

@とにかく見たままに、ではあるのですが空間を考えて強調をいれてシャープさを出したり
 淡くして遠近を表現したりもします。描きながら工夫していきます。

・タッチの入れ方
・面にそったものをいれるべきか、目に見える線をいれるべきか。
固有色や陰影はタッチの方向を気にせずいれるべきか。

@タッチを考えながらは描かないです。柔らかいものが柔らかく見えるよう、
硬いものが硬く見えるよう・・という意味でのタッチは使ったりしますが。
面に沿ったもの→硬くてシャープな表現として使用するばあいがあります。金属など。
目に見える線→なんですか?物によっては描きます。荒い布地などの場合近い部分などは
描き込むと思います。しかしタッチについては表現上の個性によるものでもあるようで
一見柔らかなタッチを重ねてるように見えて重量感を表現できる人もいますから。

固有色についてですが 石膏などの白色のものを描く意義は固体と空間を陰影で表現する力を
つけることにあります。立体を捉える目を養うための訓練みたいなもの。
カラフルな静物を描く場合にも先に色を表現しようとはしません。
濃くみえるものは濃く描き込みますが、それも光と影で立体を作りながら
描きこみ、他のものとの色のバランスを見ながら濃くしてゆくかんじ。
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この回答へのお礼

御回答有り難うございます。お礼が遅れてしまい大変申し訳ありません。
回答を頂いて、私は今まで見ているようでちゃんとみていなかったのでは?という疑問が出てきました。理屈で考えすぎ、その通りかもしれません。

目に見える線、とは説明し辛いのですが、例えば正方形を描く時に一面の角から中心に向けて斜めに線を描いたりします。それは勿論適当にいれてるわけではなく、モチーフに確かに見えるもので、恐らく光等が作り出すものだとは思うのですが…

私のデッサンは根本的に考えが違うのかもしれません。丁寧なアドバイス有り難うございました、参考にさせて頂きます。貴重なお時間を頂きありがとうございました。

お礼日時:2009/07/10 17:56

決してデッサンが得意な方ではないのですが…


頭で考えないわけではないですが、
「ソレがソレに見えればOK」
だと思っているもので…

固有の色~について述べられているということは「石膏デッサン」ではないですよね?「石膏デッサン」というジャンルが存在するというのは、やはり「固有の色」に惑わされることが多いから~というのはヒントになりませんか?

行き詰まっておられるとのことですが、何に行き詰まっておられるのか少々理解しかねております。

どのように描いたらよいのか、わからなくなってしまった~ということなのでしょうか?
それとも、描いても描いてもソレらしくない~ということなのでしょうか?
自分が最初に習った鉛筆デッサン(石膏デッサン)は、輪郭線を描かずにすべて面で捉える描き方でした。輪郭線の中を埋めるという発想を止めるというのも有りでは?

半分回答になってしまいましたが、何に困っておられるのか少々わかりかねるので(もう少し詳しく)補足をお願いします。

この回答への補足

御回答有り難う御座います。
質問が曖昧で申し訳ありませんでした。

・写実的に描きたい
→もしもアドバイスやヒントがあれば教えて頂きたいです。
・タッチの入れ方
・面にそったものをいれるべきか、目に見える線をいれるべきか。
固有色や陰影はタッチの方向を気にせずいれるべきか。

以上についてお聞きしたいです。

石膏デッサンではありません。
固有色に惑わされるということですが、それはトーンがわからなくなるということでしょうか?

また輪郭線の中を埋めると描きましたが、輪郭線を最初に描くのでその後で中を表現する、結果埋めるという形になります。考えをやめてみては ということでしょうか?

貴重なお時間を頂きありがとうございました。もしよろしければ、引き続き回答を頂ければ幸いです。

補足日時:2009/07/09 12:14
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こんにちは。

美大卒のものです。

えッ?
そんなことまで考えて描かれているんですね。
私?
そのオブジェなり、描く対象物になりきることで、存在感、そのものの柔らかさ、質感、香り、重さなどを表現して輪郭の内側を埋めるより、内から外に向けてのタッチで描いていました。
輪郭もほぼ薄いタッチで描き、内から外の表現で線の重なりで、自然と輪郭が出てくる。。。

全く、あなた様と反対方向の感覚で描いていました。
そこまで考えたことは一度も無く。。。
ただ、対象物が空間に存在する方に気が行っています。
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この回答へのお礼

御回答頂き有り難う御座います。
矢張り人によって全く描き方が違うんですね。モチーフになりきる、とは目から鱗でした。
私も常に考えながら描いていたわけではありませんが、美術の学校に通っちいるので、先生の指導で考えるようになりました。貴重なお時間を頂きありがとうございました。

お礼日時:2009/07/09 11:58

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