プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

はじめまして。
日本語教師をしている者です。

現在、「にほんごで働く!ビジネス日本語30時間」という教科書を使ってビジネス日本語を教えています。

この教科書の第1課で、「お(ご)~します」と「~(さ)せていただきます」という表現が出てきます。
この違いはどのようにして教えればいいのでしょうか。
考えれば考えるほどわからなくなってきてしまいました。

参考までに、教科書に載っているシチュエーションの一例を挙げておきます。

【ある会社で】
社長:企画書の内容をもう少し詳しく説明してください。
社員:はい、ご説明します。

【X社のXさんがY社を訪れて】
Y社社員:どうぞ中でお待ちください。
X:いいえ、結構です。こちらで待たせていただきます。

Y社社員:今日はありがとうございました。
X:こちらこそありがとうございました。では、ここで失礼させていただきます。

A 回答 (4件)

どれも無用な丁寧語ですね。



はい、ご説明します。→では、説明します。
こちらで待たせていただきます。→ここでお待ちします。
ここで失礼させていただきます。→ここで失礼します。

全く失礼に当たりません。無用な表現は誤解を生ずる元です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
doc_sundayさんのおっしゃることもわかりますが、教科書に載っている以上、質問されたときに答える義務があると思っています。

また、私個人としては、上司に向かって「では、説明します」と言うのには少し抵抗があります。

このあたりは個人の差ですかね。
迅速な回答、ありがとうございました。

お礼日時:2009/07/14 01:23

会社で、とシチュエーションが限定されているので・・・


目上の人・または社外の方に対するとき、
相手に答える場合は、お(ご)~します。
自分の希望を伝える場合は、~させていただきます。
でしょうか。
ただ個人的には、
「社員:はい、ご説明します」より「社員:はい、説明いたします」
の方がスマートな気がします。
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こんばんは。



「お(ご)~します」
これは、「謙譲語I」に分類される敬語です。

文化審議会答申(15ページをご覧ください。)
http://www.bunka.go.jp/1kokugo/pdf/keigo_tousin. …


「~(さ)せていただきます」
これは、あたかも、そうすることの許し、あるいは、命令を相手から受けたように表現することによって、強い敬意を表すものです。
ただし、「ご~します」と取り替えるのがまずい場合もあります。

http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2008/04/041 …
http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2005/04/041 …

上記の文化審議会答申の40ページもご覧ください。



>>>この違いはどのようにして教えればいいのでしょうか。

・「ご~します」は普通。

・「~せていただく」は、敬意の強調。ただし、「~」の部分に入れるのが適当でない場合があるので要注意。乱発もダメ。

ということでどうでしょうか。

日本人でもわかっていない人はたくさんいますから、教育したほうがよいかもしれませんね。


以上、ご参考になりましたら幸いです。
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「お(ご)~します」と「~(さ)せていただきます」は、その行為によって相手に負担を強いることになるかどうかによって使い分けます。



最近では「お(ご)~します」を使えば済むところに、わざわざ「~(さ)せていただきます」を使うケースが非常に多くなりました。
これは司馬遼太郎氏も標準語の混乱であると指摘しており、「させていただく」という言葉は浄土真宗の教義から出たもので、何事も阿弥陀如来によって生かしていただいているという、絶対他力の観念がベースになっていると説明しています。
たとえば「会社を休ませていただきます」という言い方は○です。
なぜなら会社を休むことで、残った人たちに負担がかかる可能性があるからです。

【ある会社で】
社長:企画書の内容をもう少し詳しく説明してください。
社員:はい、ご説明します。


もし「ご説明します。」のところで「ご説明させていただきます。」と言えば、これは間違い(というほどひどいわけではありませんが)です。
ただし、社長が急いでいるところを引き留めるような状況で説明する場合であれば、社長に負担を強いているわけで「ご説明させていただきます。」も使えます。


【X社のXさんがY社を訪れて】
Y社社員:どうぞ中でお待ちください。
X:いいえ、結構です。こちらで待たせていただきます。


相手が気を遣って申し出てくれたことをお断りするのは、相手に負担をかけることにもなります。したがって、こういうのは良い使い方です。


Y社社員:今日はありがとうございました。
X:こちらこそありがとうございました。では、ここで失礼させていただきます。


ここれは「させていただく」を使うほどの場面ではありません。
「失礼いたします」で十分です。
ただし、Y社社員が「もう少しいらしても良いのに」などと、Xさんを引き留めるような発言をしていれば、それを振り切ることになります。
この場合は「失礼させていただきます。」という言い方でも間違いではありません。
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