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立正安国論は、時の権力者北条氏に取り入って提出したものですが、
法華経には品第14に文殊に(口安楽行として)、
好んで人や他経の欠点を語るな。他教の人に高慢になるな。他人の善悪、長所・短所、欠点を口にするな。
というようなことが書いてあります。
さらに、どこか失念しましたが、確か後ろのほうで、権力に取り入るなというようなことも書いてあったと思います。
これらは、あの立正安国論の執拗な他宗派への攻撃そして彼の弟子たちの当時から今に至るまでの攻撃性は、法華経の教えに逆らったことではないのですか?
どなたか、分かりやすく、非情緒的にお教えください。
(もし、権力云々が書いてある箇所をご存知ならどこかお教えください)

A 回答 (3件)

 こんにちは。



 経典の一字一句に忠実かどうかは――たとえば道元なら めちゃくちゃ自分の見解に寄せて解釈しているように―― あまり問題ではないと考えます。

 問題は 《立正》の部分すなわち言わば法論と言うのでしょうか そのような理論闘争に重きを置くのか それとも《安国》の部分にそうするのかではないでしょうか?
 もし後者をえらぶのであれば 人びとの生活そして社会全体の安寧としての共同自治ないし政治が具体的な焦点なのですから とうぜん他の宗教や宗派との和解が必要です。自分の宗派は仮りに人口で言えば 三分の一いて次の三分の一がその共感者たちでいわば味方であるということで 満足とするべきでしょう。残りの三分の一が敵対する勢力であったとしても 互いに和解し国の問題に対処する。そういう姿勢が必要になるはづです。
 ですから理論闘争か共同自治か どちらに重きを置くかはっきりさせていないと受け取られます。
 その二つの選択肢を順序立てて或る程度の成功をおさめた一勢力もあるようですが――そのさらに真意がどうかは よそから見ている限りでは分かりませんが―― 要は 日蓮の思想と行動をあらためてご破算にして採るべき内容は採って見直していけばいいのではないでしょうか。
 攻撃性を持つから 力強いというものではないはづです。

 それにしても法華経は ディズニーランドのようなものではないでしょうか?
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#1追伸


>>法華経の教えに逆らったことではないのですか?
法華経安楽行品 第十四中の身・口・意の全てに違反してますね。

安楽行品 第十四 (1)
『身(しん)安楽行』
「菩薩たるべき者は常に忍耐の心、穏やかで素直な心を保ち、決して乱暴な気持ちを起こすことなく、何事にも驚かず、いかなる事にも執着せず、あらゆる存在をあるがままに観察するよう心がけて行動しなければならない。
 また菩薩が近づくべき人、すなわち交際範囲にも注意が必要である。国王や王子・役人たち、或いは様々な異教徒や仏の教え以外の書物を著す者たち、そして格闘を始め娯楽をなす者・狩猟者などに、親しみ近づいてはならない。さらに女性に対して思い入れを持って法を説いてもいけないし、年少の弟子や少年少女を望んで養育してもならない」
「菩薩(ぼさつ)たるべき者が法を説くとき、決して人の悪口や他の経典の欠点を取り上げて語ってはなりません。また他の法師を軽蔑(けいべつ)したり、他人の善し悪しや長所・短所を述べてもいけません。声聞(小乗の教えで悟った人)を名指しで非難したり、又逆にほめちぎったりするのも良くない事です。
 そして他人を忌(い)み嫌う心を起こしてはいけません。ものを尋ねてくる人があれば快く受け入れ、難問を受けたならば、小乗の教えではなく大乗の教えをもって解説し、その人が仏の智恵を得られるように導きなさい」
安楽行品 第十四 (2)
「口(く)安楽行」
「菩薩(ぼさつ)たるべき者が法を説くとき、決して人の悪口や他の経典の欠点を取り上げて語ってはなりません。また他の法師を軽蔑(けいべつ)したり、他人の善し悪しや長所・短所を述べてもいけません。声聞(小乗の教えで悟った人)を名指しで非難したり、又逆にほめちぎったりするのも良くない事です。
 そして他人を忌(い)み嫌う心を起こしてはいけません。ものを尋ねてくる人があれば快く受け入れ、難問を受けたならば、小乗の教えではなく大乗の教えをもって解説し、その人が仏の智恵を得られるように導きなさい」
「意(い)安楽行」
「菩薩たるべき者が法を説く時、決して嫉妬(しっと)したり人にへつらったり、偽(いつわ)りの心を持ってはいけません。また仏道を学ぶ者を軽蔑して罵ったり、長所・短所を批判する様な愚かな心も捨てるべきです。 声聞や縁覚(小乗の人々)や菩薩といった道を求める者達に『あなた達の様な者には、本等の悟りなど得ることは出来ないだろう』などと言って悩ませたり、後悔させてはいけません。そして無意味な議論をして争ってもなりません」

参照「やさしい法華経物語」
http://www.sunlotus.org/tales/yasashi/001_010/ya …
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法華経に矛盾以前に仏教の十善戒の不悪口(ふあっく) に違反してますから、仏教以前の問題ですね。


日蓮で言えば不悪口のみならず十善戒の内の4つぐらいに抵触してますね。

不妄語(ふもうご) うそいつわりをいいません。
不悪口(ふあっく) 人の悪口をいいません。
不瞋恚(ふしんに) いかり憎むことをしません。
不邪見(ふじゃけん) まちがった考え方をしません。

何故、日蓮がそうなったかですが、千葉の田舎出の子供が京の都に出て叡山で勉強したが仏教自体がよくわからなかったんでしょうね。田舎者で人気も無かったので地方で吼えるしか生きる道は無かったのでしょう。情熱は認めるべきですが人気のあった念仏や禅宗に対抗して南無・法華経にしたのでしょうが、行動や教えに愚かさがありますね。
弟子は悪いとこばかりまねるんですね。それでえらいことになってしまったということでしょう。
仏教は仏帰依が本道ですから、法帰依から仏帰依に戻せば少しは良くなるかもしれませんね。
十善戒:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%81%E5%96%84% …
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