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重たい物体を持ち上げた後の軽い物体は実際以上に軽く感じ、逆の場合は重く感じる現象を調べています。
このような現象を何というのですか?
ある文献には持続効果と書かれていたのですが、その言語で検索しても違う現象ばかり検索されてしまいます。
専門用語等があれば教えて頂けたら幸いです。
また、このような現象を理解するためには、どの分野の本を調べればよろしいでしょうか?
お手数をお掛けしますが、よろしくお願い致します。

A 回答 (4件)

その現象が確認できたとして,現象そのものに名前をつけるなら,


「重さの判断における継時対比効果」ということになるでしょうか。
2つの物体を1つずつ順番に持ち上げることから「同時」ではなく「継時」,
先行刺激の特性とは逆方向に後続刺激の知覚が歪むことから「同化」ではなく「対比」ということになります。
より一般的には,知覚の「文脈効果」とか「係留効果」と呼ばれるものに包括されると思われます。

分野としては精神物理学(心理物理学),知覚心理学,計量心理学あたりでしょうか。
Helson の順応水準理論に関係がありそうです。
誠信書房から出ている下記のハンドブックに当たってみてください。

■新編 感覚・知覚ハンドブック
 大山正・今井省吾・和氣典二(編)/誠信書房
 http://www.seishinshobo.co.jp/30503a.html
■新編 感覚・知覚ハンドブック Part2 
 大山正・今井省吾・和氣典二・菊地正(編)/誠信書房
 http://www.seishinshobo.co.jp/30504a.html

順応水準の理論的意義については,少し古いものですが,
ウェブ上に公開されている下記の論文も参考になるかもしれません。

■知覚変数としての「基準系」/中島義明
 http://ir.library.osaka-u.ac.jp/metadb/up/LIBKIY …
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この回答へのお礼

迅速なご回答ありがとうございます。
「重さの判断における継時対比効果」と名前までつけてくださり、非常に感謝いたします。
参考図書もまた目を通させていただきます。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/08/08 12:57

「インターチェンジ効果」という言い方もあるようです。


高速道路を何時間か走りますね。そうすると、高速度に慣れて、あまり速く感じなくなっているんです。そこで地上に降りて法定速度でのろのろ走ると、これがすごく遅く感じるじゃないですか。
そういう、慣れから別の次元に行くときのギャップに使うようです。
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この回答へのお礼

迅速なご回答ありがとうございます。
非常にわかりやすい具体例ありがとうございました。

お礼日時:2009/08/08 12:54

心理量と物理量の問題でしょう。



> このような現象を理解するためには、どの分野の本を調べればよろしいでしょうか?

かつては精神物理学とか心理物理学と呼ばれる領域で研究されていましたが、現在ではその名称すら死語に近いですね(^_^;) もはや計量心理学に含まれているようですね。
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この回答へのお礼

迅速なご回答ありがとうございます。
計量心理学の本を調べてみます。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/08/08 12:53

こんにちは、



主に人間の知覚を研究しているのは、認知心理学なので、
分野的には認知心理学と言うことになると思います。

認知の分野には余り詳しくないので。。。

検索してみましたら、“Motion after-effects”との用語がありました、
http://ep.blog12.fc2.com/blog-entry-1363.html
↑ここの“第7の錯覚”というところです、
「継続効果」というのは、この“Motion after-effects”の訳ではないでしょうか、

ただし
> 重たい物体を持ち上げた後の軽い物体は実際以上に軽く感じ、

ここまでは、経験もしていますし、わかりますが、

> 逆の場合は重く感じる

とは、どういうことでしょう?
重たいものを持ち上げた後の、(前者)より重たいものを持ち上げて
前のものよりも重く感じるのは、錯覚でも何でもありませんし、
極めて普通の知覚で、取り立てて研究の対象に成るものでもないと思えるのですが・・・
 ※後、疲労も考えられますし・・・

また、形や大きさが同じ場合、先に重いものを持ち上げ、後で軽いほうを持ち上げると軽く感じるのは、
心理学では「視覚的なバイアス(予断とか偏見)が働いている」とか
「バイアスが掛かっている」という言い方もします。

これは、眼を閉じたり、時間を置いたりすると、錯覚が起らなくなりますので、
偏見や予断を与えられた為の・・・思い込みによる錯覚、だと言うことになり、
認知の歪みとは考えられていません。

参考文献は、上げられませんが、認知心理学の分野をお調べ下さい。
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この回答へのお礼

迅速なご回答ありがとうございます。
HP非常に参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/08/08 12:51

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