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やっと「こころ」を読み終えたのですが、いくつかの疑問点が浮かび上がったので、どうぞ皆様の知恵をお貸し下さい。

1.Kが自殺した理由は?
私なりの解釈では、Kが自殺した理由は自分は修行僧(?)でありながらお嬢さんに恋してしまい、しかも先生に裏切られたということを知って先生に負の感情を抱いてしまった。そんな中途半端な自分に絶望し、自殺。と思っていたのですが、なんだかこれも腑に落ちない感じです;
これが本当の理由のなのでしょうか??

2.先生はなぜ明治の終わりと共に「生き残っているのは時代遅れ」と感じて自殺したのか?
ここは本当にわからなかったです。何も知らない奥さんを残して、何故?しかもなんで時代遅れなのか??疑問だらけです--;

なんとなく手に取って読み始めた本にこれほど悩まされるとは思いませんでした。

どうぞ、よろしくおねがいしますっ

A 回答 (1件)

1.Kが自殺した理由は?



法華経を修行していたKは、お嬢さんに恋をしてしまった。
かつて先生に発言した「精神的に向上心のない奴は馬鹿だ」という
同じ言葉を逆に指摘されてしまった。
その自分の言葉に追い込まれてしまい自殺したのでしょう。
まあ、若かった故ですね。高僧でも女狂いの僧侶はいくらでも現実にいるわけですから。


2.先生はなぜ明治の終わりと共に「生き残っているのは時代遅れ」と感じて自殺したのか?
ここは本当にわからなかったです。

明治天皇の死と乃木大将の殉死がきっかけですね。
当時の時代状況です。それと重ね合わせることは、当時の読者にもある程度共感できたのでしょう。
漱石も鴎外も乃木大将を尊敬していたようです。
その死がきっかけで、Kを自殺に追い込んだ自分の長い間の負い目を清算したいと考えたのでしょう。
当時の天皇観や名君観は信奉に近いもので、それが理解できないと先生の自殺がなかなか納得できないですよね。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなって申し訳ございません。

回答者様のおかげで「こころ」を深く理解することができました!
まさに目から鱗です。

ありがとうございました!

お礼日時:2009/08/14 22:56

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