No.5ベストアンサー
- 回答日時:
経済成長しなくてならない理由は簡単です。
それはずばり「利益の先食い」をしているからです。「利益の先食い」とは、もっと簡単にいえば借金して会社が経営されているということです。会社の経営だけでなく、銀行などは預金者のお金を「利子を払う」という条件で預かって、会社に貸したり、株で運用しています。
つまり経済を循環させるお金の流れ自体が、「利子を払う」ことを条件に回っているのです。このような状態のときに、経済成長が0%であれば、日本の経済自体の総利益が昨年と同じなのですから、利子をどっかで払う分、どこかで利子分利益が減っている人がでます。これがマイナス成長ならなおさらです。
このようなことが積み重なると、(利子を払うのが厳しくなるので)銀行もお金を貸さない、個人もお金を使わない、物が売れないから価格を安くして買ってもらうようにする→もっと成長率が下がる、というデフレスパイラルに陥ってしまうのです。
このデフレスパイラルに陥ると、ちょっとした景気刺激策ではマイナス成長を止めることが出来なくなってしまうのです。
このように、お金を借りて会社の運営をする。お金を借りて土地を買い、建物を立てて収益を上げる。お金を借りて空港などのインフラ整備を行い、空港使用料でお金を返す。というやり方で経済が回っているので、経済が必ず成長する必要があるのです。1%程度でも成長すれば、割を食って倒産するところもありますが、どこかで1%分利益が増えて利子が確実に払えているといえます。
このような「利益の先食い」を世界中で行っているため、経済が成長しなくなると、とたんにお金がなくなって不況になるのです。
No.15
- 回答日時:
インフレをゼロなど低く抑えるメリット。
日本では貯蓄のある年配の人のお金を守る。
*若い人に貯蓄率が低く、消費が不利になるので、貯蓄をうながすかもしれません。
デメリット
外需だのみの経済
所得がのびないので、低所得者の商品が多くでまりカテゴリーがかたよる。
GDPの低下で国の富の低下
新興市場でうれるものと日本の低所得者にうれるものが違うので意味もありません。日本のサービス業はよくなりお金を使う経済になったとおもいます。内需型にしようというのは無理で、インフレで消費を有利にして、若い人の貯蓄をあげる効果があるかもしれません。
No.14
- 回答日時:
経済成長が必要なのは、他の国が1か国でも成長しようとすると、相対的にそれ以外の国が衰退することにあるためと思います。
例えば、商店が10店あり、人が10人いるとします。商店の販売価格がどこも100円なら、どこで買っても同じなため、長期的には平均化され、各店舗に一人の顧客がつきます。しかしその中で、1つの店が、90円で販売したとします。すると、おそらく10人の大半がその90円の店で購入します。従って、他の店はもっと安くしようという努力(価格競争)をします。この結果が成長(お金・顧客の収集力)であり、その要因となるのが競争力の強化です。1か国もそういう意図がなければ、みんな幸せになる可能性もありますが、現実的にはあり得ませんし、これが影響して経済面では共産主義は成功しなかったものと思います。
以上より、成長とは相対的なものであり、一定に維持するということはほとんど不可能であり、他国よりも成長するよう努力をしなければ、衰退してしまうためと、経済成長はし続けなければならないと考えられます。
ありがとうございます。
別に私は、一定であるべきとは言っていないんです。
なんのための成長か?ということなんです。成長しないのがいいとは思っておりません。
No.13
- 回答日時:
No.8だよん。
フランスの話だけど、成長率と経済規模をごっちゃにすると問題が見えにくいよ。
たとえば、月給が1万円だけど毎年10%昇給する会社と、
昇給はほとんど期待できないが、月給が50万円の会社、
どっちを選ぶと聞かれれば、たいていは後者を選ぶだろう。
成長率が高い方が幸福だとは一概に言えない。
しかし、同じ月給50万円なら、昇給があるほうがいい。
成長率が高いほうがいいというのはそういう意味。
それから、競争と経済成長は直接の関係はない。
だから、海外との競争にさらされていなかった
鎖国状態の江戸時代にも経済は成長した。
「成長しなければ競争に負ける、だから成長しなければ」ということじゃなく、
より幸せになりたいと努力する結果が経済成長という形で現れるというだけだよ。
たしかに、経済活動が国際的に行われるようになると、
国家間の競争が激化して成長率に影響もするけど、
「だから成長し続けるべきだ」というのは論理の方向が逆。
No.12
- 回答日時:
資本主義社会は競争社会であり、成長することが競争に勝つことであるため。
逆に言えば現状維持は後退と同じことである。
資本主義社会に参加している全員が
「不毛な競争はやめましょう。」
と足並みをそろえたら成長しなくてもいいが、そんなことはありえないために、そうはならない。
別の言い方をすると、経済が成長するということは、自分がもらう給料、報酬が増えること。 資本主義社会というのは「お金絶対社会」であり、「幸せはお金で買う」(もしくはお金で不幸を回避する)という図式が99.99%成り立つので、誰もが「もっとお金を!」「他人よりお金を!」と思っている。
だから経済を成長させようという競争が働く。
こういうこと。
No.11
- 回答日時:
皆さんがいやがる表現(タブー)から申しますと、国に借金があるからです。
謝金がなければ成長は要らないとはいわないが、最重要案件ではない。
現在800兆円以上のしゃきんが日本にはあります。旧道路公団だけとっても最低でも50兆円くらい。 民主党の成長戦力放棄、高速道路無料化。どうやってこの借金を消すのかが理解できない。成長してなければ 利子+マイナス成長分の借金がふえつずけるからですね。 企業と違い国家は安易に倒産できないため、借金の棒引きが出来ません。
ありがとうございます。
もちろんそうだと思います。
ですが、今聞きたいのは個別具体的な話ではなく、一般論なんですよね。本質的なところを知りたくて。
No.9
- 回答日時:
フランスの成長率推移を調べてみました。
(参照URL)過去20年は、日本が飛びぬけて低成長かと思っていましたが、フランスもやはり低成長に喘いでいました。
>経済成長率が高くても、国民の幸福度が低ければ意味はないのではないでしょうか?
確かに、その通りだとは思います。
ただ、一般論としては、成長率が高い方が、国民の幸福度が上がる傾向にあると思います。
ごく一部の大金持ちを除いて、誰でも今より豊かになりたいはずです。ところが、日本が0%成長のなかで自分の所得があがれば、それはその分だけかの所得が下がったことになりますから、誰だって貧乏になることは嬉しくないし、それでも幸福だと確信できる人は少ないと思います。
また、利益のためだけに全てを優先することが正しいこととは思いませんが、やはり競争原理は大切です。今より良くしよう、相手より頑張って結果を出そうという前向きな意思の表れですから。幸せを実感する人で、前向きでいない人はいないでしょう。特に、国同士でも経済における競争状態ですから、自国よりも他国が高い経済成長率を維持すれば、当然生活の差がつく(または、差があったものが追いつかれ、追い越される)。こういう状態では、やはり周りと自国を比較して「なんで私たちだけ…」という不満が生まれ、幸せを感じることは難しいのではないでしょうか?
参考URL:http://ecodb.net/country/FR/imf_growth.html
ありがとうございます。
なんか資本主義の典型っていう感じですね。それはもちろんわかっているつもりなんです。ただこの視点っていうのは一面的で、多角的に見てみた結果上記の疑問が浮かんだんです。
ありがとうございました。
No.8
- 回答日時:
結論から言うと、経済が成長すると幸福度が高まるから。
正確に言えば、そういう前提が多数意見として受け入れられているから。
「経済が成長する」ってことはなにを意味するか考えてみるといい。
それから、「幸福度」ってなんなのか。どうやって測るのか。
何が幸福かなんて「人によりけりだ」と言ってしまえばそれまでなので、
そう言ってしまうと政治なんてできないし、経済政策も立てようがない。
最大公約数的なところを言えば、「自分の自由に生活ができること」なんだと思う。
仕事をしたけりゃ仕事をするし、趣味に走りたかったら趣味に没頭する。
そのためには、自由になる時間は欲しいし、自由になるお金も欲しい。
それ以前に、衣食住に満足できることというのがあるけどね。
これらを実現する一つの手段が経済成長。
もっとも、どこまで行ったら実現したと言えるかは明確ではないし、
これで終わりというのはないとも言える。
今のままで十分幸せだという人もいるだろうけど、
親は自分の世代より子どもの世代がより幸福になってほしいと思うのが普通。
欲望には限界はないといわれているからね。
たとえば、100年前には全自動の洗濯機はなかった。
洗濯は女性の重労働だった。
それでも十分幸せと言う女性はいたんだろうけど、
全自動洗濯機を見たら、やはり欲しいと思う女性が多かったんじゃないかな?
パソコンや携帯電話だって昔の人が見たら欲しいと思うだろう。
そう考えると経済は成長したほうがいいということになる。
もちろん経済成長には負の側面もあるけど、それは解決すべき問題であって、
経済成長が悪いという議論ではない。
ありがとうございます。
やはり経済成長は技術革新につながっているっていうことなんですね。
しかし、今自分が思うのは、便利になりすぎた結果人間として大事なものをどっかに置いてきてしまったのではないか?ということなんです。
もちろん政治で解決できる問題も多々あるとは思いますが、そんなに便利な世の中を求め続けて、その先に何があるのか?っていうことも気になるところです。
この考えは共産主義的な思想に近いんですかねえ・・・。
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