プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

次のような状況です。想定される不良部位と手直し方法を教えて下さい。
・ノズルチェックパターン印刷を行うと、3eBK,7Y,7BKは正常、7Cと7Mは上下2段のうち上は正常で下は全く印刷されない。
・クリーニング、強力クリーニングをそれぞれ数回やってみたが改善しない。
・A4普通紙に印刷すると一見したところでは異常なし。
・フォトペーパーに印刷すると全体が黄色っぽい。
・CDへの印刷ではシアンとマゼンタが出ない。

A 回答 (2件)

プリンタの修理屋です。



ノズルチェックパターンに関しては、色んな見方があります。
ご存知の通り、黒の格子模様、シアンとマゼンタのバーパターンが濃淡2本づつ、イエローと7BKのバーパターンが各1本づつ。
シアンとマゼンタの濃いほうは普通紙などで印刷する時のノズル、薄いほうは写真印刷のときに使うノズルの状態を表しています。
(便宜上、ノズルと書きましたが、ノズルは一つでその内側に大小2つのヒーターが組み込まれていると考えてください。写真印刷のときは小さいヒーターを使ってインクを少しだけ噴射するわけです。)

ですから、下段のパターンが出ていないのであれば写真印刷のときはシアンもマゼンタも噴射されないので、黄色っぽくなるのは当然と言えば当然。
CD印刷も、CDの表面は紙ではありませんのでフォト印刷に準じているはずです。


ノズルチェックパターンでパターンの左側に3eBKとか7Cなどと印刷されて、その両側に黒いたてのバーパターンが印刷されているはずです。
ここを見るとシアン、マゼンタ、イエローのバランスが分かります。
この3色を同量で混合すると黒になります。7Cや7Mの上段は真っ黒、下段はややグレーっぽい黒が正常です。
色が付いたらヘッドのバランスが崩れていると言うことです。



で、対策ですけど、現時点では修理しか方法がありません。
カセット給紙+ASF、自動両面印刷、アダプタ不要のCD-R印刷はこの機種から始まったのですけど、最初の機械という事で、時間の経過とともに色んなトラブルも出てきています。
これ以降の機種は、そういった欠点を次々に消して行き、最終型がMP610となったわけです。

症状だけ見るとヘッド不良と考えられるのですけど、ヘッド不良を起こす原因が他にあるかも。


実は、現在MP770の修理仕掛が1台あり、症状は微妙に異なりますけど、初期の見込みはヘッド不良でした。
ヘッドを交換してもまったく症状が変らず、メカ部品を一つ交換しましたが変化がなく、次の部品を手配中という状況です。
MP770、iP4100などでは時々あることです。

ヘッドを交換して直らなかった場合、修理に出して直すのか、新しいものを購入するのか、これを考えるとヘッド交換はせずに修理か買い替えを考えたほうが無駄な出費がない分マシでは?
そういう判断も出来ます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
専門家ならではの分析で参考になりました。

ノズルチェックパターンの左側の印刷結果ですが、7Cと7Mの上段は3eBKより少々淡い黒で、下段は7Yのバーパターンと同じ黄色になっています。
ということは写真印刷用のシアンとマゼンタの噴射不良ということですね。

もう5年近く使用していますので新品購入を検討し、MP770は文書印刷とスキャナ専用にします。

お礼日時:2009/09/09 01:12

専門家ではないですが。


ヘッドの故障ではないでしょうか。
ヘッドは消耗品だと言われます。
キャノンは、ヘッドが独立していますので、交換可能です。
ただ、今でも手に入るかどうか・・わかりません。
以前はヘッド単品を部品として売っていました。

私は、今年、キャノンMP630に買い替えましたが、それまでMP770愛用していました。
質問者さんのは長持ちしましたね・・私は買って3年くらいで同様の症状になり、ヘッド交換しました、たしか¥3500とかだったかな。
通販で買って自分で交換しましたが、その後、探しても見つかりません、なくなったのかな。
もしかしたらメーカー送りなら可能なのかもしれません。
キャノンのサポートにメールしてみることをお勧めします。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お客様センターに訊いてみたのですが、ヘッドの単品販売は取りやめたので修理窓口に持込んで欲しいとの事でした。修理箇所に関係なく9450円での定額で対応するようです。
もう5年近く使用していますので、新品を購入した方が良さそうです。

お礼日時:2009/09/09 00:59

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