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こんにちは、回答者の方々にはいつもおせわになっております。

 今朝テレビ番組で、無農薬リンゴの栽培に成功した木村秋則さんと仰る方の特集を見ました。無農薬リンゴを作るきっかけとなったのは、奥様が農薬にかぶれ肌が物凄い状態になってしまい、それに見かねて「農薬を使わない栽培方法はないか」と模索しはじめたそうです。最初の頃はほとんど実もならず、出来たものもまずくて食べられず・・・当然収入は激減し、一家は食べていくのにも事掻く有様だったとか。しかし、そんな苦労を乗り越えて今では、一流シェフが「少しくらい傷があっても構わないので、出来たら是非送って下さい!」と依頼するほど、美味しいリンゴが実るようになったそうです。
 テレビ局の人に畑を説明して回っていた木村さんが「この土踏んで見てください。ふかふか柔らかいでしょ・・・その理由はこれなんです」といって土を掘り返すと、白い部分が出てきました。それは<放線菌>といって無農薬栽培には無くてはならない、素晴らしい効果をもたらす菌なのだとか。このおかげで自然治癒力がリンゴの木に備わり虫害もおこりにくいんです、と説明されていました。
 そこで思ったのですが、この<放線菌>は自然環境のなかにもともと存在しているものなのでしょうか?それとも人間が故意に手を掛けなければ、そんなには増殖しないものなのでしょうか?もしもともと存在しているものならば、何げなく植えた果物の木(柿とか梨とか)でも偶然そこの土壌に<放線菌>が存在していれば、普通のものよりも美味しい実ができる、という事でしょうか?まだ栽培方法が確立されていない古い時代などは「ここの実は不味くて食べられたものではないが、あちらの場所の実は凄く美味しいぞ」とか言う事もあったのかな、と想像しました。
 
生物学や農学にはとんと疎い人間の素朴な疑問ですが、もしご回答頂ければ嬉しく思います。よろしくお願いいたします。
 

A 回答 (2件)

放線菌と呼ばれる微生物は、沢山の種類があります。

中には病原性を持つものもあります。多くは土中にいるのですが、土を掘り返して「白い」部分が見えるほど増殖させるには、技術が必要ですし、何よりその放線菌の生育に適する環境を整えてやらねばなりません。いくら放線菌をパラパラ撒いても、決して定着するものではありません。

良くできた腐葉土には特有の芳香があります。森の土の匂いなどと言われますが、あの匂いは放線菌の作り出す匂いです。
この匂いと白い色は、堆肥発酵の目安に良く使われています。写真は、牛糞と生ごみから作った堆肥ですが、断面を見ると放線菌がムラなく繁殖しているのがお分かりでしょう。
「<放線菌>について教えてください」の回答画像2
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!わあ、土の断面の画像まで載せていただいて嬉しいです。木村さんの番組では表面に白い粉をまぶしたようなふうに見えましたが、内部はこのような状態なのですね。写真はyokuya2006様のお持ちの畑なのですか?そうだとすればやはり大変な努力をなさったのでしょうね。このような土壌から採れた作物はさぞかし美味しいことでしょう・・・。

お礼日時:2009/10/23 18:32

この<放線菌>は自然環境のなかにもともと存在しているものなのでしょうか



ごく一般に土壌中に存在している菌です。
ただ多量に増殖するのには、それなりの環境がいるでしょう。
抗生物質を産生するので、それで農薬なしでも病気になりにくいりんごになったのかな。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。やはりもとから存在しているのですか。抗生物質を作り出すとは、本当に自然界のお医者様のようですね。

お礼日時:2009/10/23 00:38

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