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MOX燃料について質問します。
その前にまず核燃料リサイクルを確認したいのですが、これは炭鉱から取ってきた天然ウランをまず加工工場にもっていき、その後原子力発電所で電気を作る。
その後に、再処理工場に持っていき、未だ使用できるウランを取り除き、再び加工工場に持っていき、再利用する。その際、5%のウランは再利用できないと聞きました。
これが核燃料リサイクルです、あってますか?

続いて、Mox燃料は、原子力発電所で使用したウラン燃料から、ウランとプラトリウムを取り出し、この二つを混合した状態で、原子力発電所に持っていき電気を作る。
あってますか?
私が考えるその際のメリットは、天然ウランの半分?くらいで、MOX燃料として原子力発電所で再利用できる!と考えているのですが、これもあっていますか?
しかし、MOX燃料は放射能が天然ウランよりでると、聞いたことがあります。

アドバイスお願いします。

A 回答 (1件)

1 5%の再利用できないウランについて


現在の軽水炉では、最初の燃料には核分裂するウラン235が約4.5%含まれています。残りは核分裂しないウラン238です。燃料交換直前ではウラン235の約3.5%は核分裂し発電に供されます。1%は核分裂せずに使用済燃料の中に残っています。一方、核分裂しないウラン238のうち約2.5%が核分裂するプルトニウムに変わり、この内の約1.5%が核分裂し発電に供され、残り1%が使用済燃料の中に残ります。発電に供されないウラン235とプトニウムそれぞれ1%、1%、合計2%は使用済み燃料の中に残っています。
ウラン235の内核分裂した3.5%と、ウラン238からプルトニウムの変換して核分裂した1.5%の合計約5%は、いわば燃えカスです。この数値は代表的なもので、設計や運転状況により若干変わります。
再利用できないウランが5%あるというのは、この燃えカスのことだと思います。ウランやプルトニウムそのままでなく、核分裂して様々な元素に変わっています。
2 MOX燃料
使用済燃料に含まれている、燃え残ったウラン235約1%とプルトニウム約1%、合計2%を抽出し、MOX燃料にします。天然ウランの大部分(99.7%)を占めるウラン238を燃料として使用できるので、資源の有効利用となります。
これを積極的に利用するのが高速増殖炉で、核分裂し発電に供される量より、核分裂するプルトニウムの変換する量の方が多く、相当長期間(数千年)にわたり資源枯渇の心配がなく、再生エネルギーといっても良いと思います。
天然ウランの半分ぐらいを利用できるというのはこのことを言っているのだと思います。
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