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 大学の授業でSD法を用いた調査を行い、できれば「コンセプト間の差異についてのt検定」を行うよう、教授に言われました。

 今回の調査は9種類の項目(対象)を用いて、形容詞(意味尺度)は12通りで行いました。
 各意味尺度の平均値(をグラフ化したもの)だけでみると、9種類の項目は5つのグループ(同じような結果が出たもの)に分けられます。
 
 この場合、「コンセプト間の差異についてのt検定」は、1つ1つのコンセプトごとに行わなければならないのでしょうか?
 また、そうであるにせよないにせよ、詳しく方法を説明していただけるとありがたいです。

 上手く説明できず、ご迷惑をおかけしたら申し訳ないです。
 お力添え、よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

心理学の教員です。



SD法で測定されたコンセプトが9種類ある、ということですね。
ということは、9種類のコンセプト相互の間で、平均値に差があるかどうかの検定を行うことになります。

この場合、心理統計学で学ばれたこととは思いますが、t検定を繰り返し実施するのは、不適切です。
なぜならば、1回の検定において、有意水準を5%に設定したとしても、それを繰り返すことによって、全体としてみると、有意水準がどんどん甘くなるからです。

3群以上の間で平均値の差の検定を実施するのであれば、分散分析法を用い、分散分析で有意差が認められた場合に、事後の検定として、多重比較(対比較)を行うのが、通常の手順です。
ここで用いられる多重比較では、有意水準が甘くならないように工夫された方法が用いられます。
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