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万葉集に出てくる「菅(すげ)」の現在の名称と何科の植物であるのかを知りたいです。
解説本があれば読みたいので、そのタイトルと出版社名も知りたいです。
教えて下さい。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

>「菅(すげ)」という植物について



      ↓
菅笠や案山子の傘に良く使われる「菅:すげ」ですね。
同じ仲間では萱ぶき屋根に使われる「萱:かや」があります。
万葉の時代と現代では、呼称が変わっていたり、外来種や他の雑草等との自然交配が進んでおり、読み人の目にした菅とは異なるかもしれませんが・・・

私が普段、見かけたり、菅(すげ)または萱(かや)とイメージしているのは「畦菅または萱:カヤツリグサ科スゲ族」だと思います。


尚、普段、植物名の確認等で愛用しているのは、牧野植物大図鑑です。




ご参考URL

<すげ>
http://www.plantsindex.com/plantsindex/demo_html …

<かや>
http://www.plantsindex.com/plantsindex/demo_html …
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってしまってすみませんでした。
ご丁寧な回答をありがとうございました。
勉強になりました!

お礼日時:2010/01/06 20:53

手元の平凡社「万葉集事典」によれば、


「すげ 菅・須気 未詳 (1)カンスゲ、ナキリスゲ、カサスゲの如きかやつりぐさ科の植物となす説と、(2)ジヤノヒゲ、ヤブランの如きゆり科植物となす説とがある。イハホスゲ・イハモトスゲ・コスゲ・イズスゲ・シラスゲ・ナナフスゲ・マスゲ・ヤマスゲ。アリマスゲ・ミシマスゲ・サキヌノスゲ・ナゴエノスゲ・ナニハノスゲ・ミクマガスゲ。⇒ありますげ・すが。」

なお同書では、すが(菅・須我)はすげと同じで熟語として用いるとか、かや(草・可夜)が菅・芒の総名であるという説として参考文献に、山本章夫「万葉古今(こきん)動植正名(せいめい)」を上げています。

たのしい万葉集 参考文献やデータ 「万葉集の草花など」
http://www6.airnet.ne.jp/manyo/reference/home.html
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってしまってすみませんでした。
丁寧な回答をありがとうございました!!

お礼日時:2010/01/06 20:53

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