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「表現することができる」「表すことができる」「まとめることができる」などという表現は正しいのでしょうか?「表現できる」「表せる」「まとめられる」ということなのでしょうが,回りくどい表現のような気がします。文法的にはどうなんでしょう?詳しい方,専門の方にお答えいただきたいです。よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

文法上の問題は知りませんが、商売用の文章を書く時に「することができる」はよく使います。

なぜ使うかはうまく説明できませんが、それと関係のありそうな事柄を挙げます。

・助動詞「れる」「られる」や「-eru」(例えば「読める」)を使ったり、サ変動詞に「できる」をつけたりする場合、「本を読む」を「本が読める」のように(あるいは「細部を修正する」を「細部が修正できる」のように)助詞「を」を「が」に変えた方が自然なことがあります。このように助詞を気にしなければいけないところに煩わしさを感じます。「することができる」には、助詞を変えるという問題は起きません。

・マニュアルでは、「ファイルをコピーしたり消去したりする」をそのまま可能形にすると、「ファイルがコピーできたり消去できたりする」のように可能が2個所に現れてくどくなりますが、「することができる」を使うと、「ファイルをコピーしたり消去したりすることができる」のように、可能が1個所で済みます(もっとも「ファイルをコピーしたり消去したりできる」という言い方も可能ですが、少々くだけた感じがします)。

・可能を常に「することができる」で表そうとすると、くどさを感じさせることもありましょうが、そうする必要はないのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。教育現場の「所見」という限られた場面でいうと「~さんは,○○が『できた』」とできた,できるようになったことを強調するあまりに,このような文末ばかりが目立つことになるのです。『豊かな表現力』が先生にも求められているということですね。

お礼日時:2010/01/14 17:53

基本的には「連体形(終止形と同じ語形なので活用を意識することなく使える)+ことができる」という、活用によらず共通の語形で表現することによって、言葉の個性をなくして、客観性を向上させようとする表現です。

たとえば「表せる」というのはなんともぎごち無くて、論文や講演では使いたくない言い方です。「することが」で一拍おいて「できる」で完結します。

この回答への補足

ありがとうございました。学校の成績表に記す所見で悩んでいます。「~することができました。」という文が,3つも連なった場合はどうでしょう。
例>“運動会では,とても速く走ることができました。図画工作では
力強い絵を描くことができました。係活動では忘れることなくしっかり活動することができました。”
などと書かれると読みづらいと思うのはおかしいでしょうか。もっと,表現力があれば(ほかの表し方ができれば)いいのですが。時間があるときで結構です。もう少し詳しく教えていただけるとありがたいです。

補足日時:2009/12/24 12:45
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この回答へのお礼

ありがとうございました。教育現場の「所見」という限られた場面でいうと「~さんは,○○が『できた』」とできた,できるようになったことを強調するあまりに,このような文末ばかりが目立つことになるのです。『豊かな表現力』が先生にも求められているということですね。

お礼日時:2010/01/14 17:54

「できる」の意味にもよりそうな気がする. たしかに「可能」で解釈すれば回りくどいけど, それ以外の解釈もある. 実際, 法令ではよくある文章です. あっちでは「~できる」を「~してもいいししなくてもいい」という意味で読みます. つまり「表現することができる」なら「表現してもいいししなくてもいい」ですね.


ちなみに文法的には「回りくどい」という評価基準はないので問題なし.
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この回答へのお礼

ありがとうございました。学校の成績表に記す所見で悩んでいます。「~することができました。」という文が,3つも連なった場合はどうでしょう。
例>“運動会では,とても速く走ることができました。図画工作では
力強い絵を描くことができました。係活動では忘れることなくしっかり活動することができました。”
などと書かれると読みづらいと思うのはおかしいでしょうか。もっと,表現力があれば(ほかの表し方ができれば)いいのですが。時間があるときで結構です。もう少し詳しく教えていただけるとありがたいです。

お礼日時:2009/12/24 12:43

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