14歳の自分に衝撃の事実を告げてください

マクロレンズとズームレンズの違いは!?

ニコンのD60のダブルズームキット(「AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR」と「AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 55-200mm F4-5.6G」)を持っていますが、それを利用して花や昆虫類をズームして撮影しています。
しかし、実際は花や昆虫類の撮影を得意とするマクロレンズが数多く出回っています。例えば、「AF-S DX Micro NIKKOR 85mm F3.5G ED VR」とかのレンズがありますが、この違いがよく分かりません。
手持ちの標準レンズやズームレンズでも花や昆虫類の撮影は可能だが、マクロレンズは何のために使うものでしょうか。また、この違いは何でしょうか。

ちなみに広角レンズ、単焦点レンズ、望遠レンズ、魚眼レンズの仕組みは大体理解できますが、マクロレンズだけは理解できません。どのサイトを調べても、よく分かりません…。

A 回答 (6件)

タムロンのSP AF70-200mmF2.8 Di LD[IF]Macroは簡易マクロ機能搭載という意味で通常のズームレンズよりも最短撮影距離が短いだけ。

厳密にはマクロレンズではありません。最大撮影倍率は1:3.1となっています。
そういうレンズを「望遠マクロ」と呼んだりもします。
※Micro NIKKOR 85mm F3.5G ED VRは最短撮影距離0.286m、最大撮影倍率1:1。

最大撮影倍率というのは、最短撮影距離で撮影した場合にフィルム面やイメージセンサー面にて結像した映像が実際のモノに対してどの程度の大きさで写し出されるかという数字です。
1:1というのは等倍で、1:3は3分の1の大きさで写ります。

コンパクトタイプのデジカメで「1センチマクロ」と書かれている機種がありますが、この場合はレンズ先端から1センチの距離でピントを合わせられるという意味で、ワーキングディスタンスと呼ばれます。
一眼レフ用の交換レンズでの最短撮影距離というのはフィルム/イメージセンサー面からの距離となるので、レンズ先端から見ればもっと近いことになります。
カメラボディに「φ」に似ているマークがあると思いますが、そのマークの棒がセンサーのある位置になります。

光学レンズというのは色の成分によって屈折率が異なっているというのはご存じですか?
この性質のため一枚のレンズでは色が滲んでしまいます。被写体が近いほど色滲みは大きくなってしまいます。その為に凸レンズ/凹レンズや非球面レンズを組み合わせたりEDレンズを使用している訳です。「AF-S DX Micro NIKKOR 85mm F3.5G ED VR」の「ED」と言うのがその意味ですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ED%E3%83%AC%E3%83%B …

マクロレンズは接近して使用することが主目的のため、最短撮影距離付近で色滲みを最大限なくすように設計されているレンズです。

実際、昔のニコンのマクロレンズではこの設計のために遠景でピントを合わせることができなかったらしいです。キヤノンがEF100mmF2.8 MACROを出したばかりの頃はニコンを使っている人から「キヤノンはマクロレンズで遠くの風景にピントが合うのか」と驚かれたことがあります。

今はレンズ設計にコンピューターを使用してコンピューター上でシュミレーションができるため最短距離でも無限遠でも安定した画質を得られるレンズが短時間で作ることができます。18-200mmという高倍率ズームもコンピューター設計のおかげと言っても良いでしょう。

花のマクロ撮影では問題に思うことはないでしょうが、昆虫の場合近づきすぎると逃げられることがあります。
逃げられやすい昆虫を大きく写したい場合は等倍撮影が可能でワーキングディスタンスの長いレンズが便利です。そうすると85mmマクロでは最短撮影距離が短すぎるので蝶々などは慎重に近寄らないと逃げられてしまいます。180mmマクロレンズだともっと離れても等倍撮影が可能です。とは言ってもワーキングディスタンスで30センチほどですね。
それでも85mmマクロよりは長いでしょう。
と言うことで、SP AF70-200mm MACROのような簡易マクロレンズが重宝するケースもあります。が、あくまでも簡易マクロでありズームレンズなので近接撮影での画質は単焦点のマクロレンズと比べるとどうしても劣ってしまいます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
凄く参考になりました。

マクロカメラの仕組みが大体分かりました。

やはり昆虫を撮影するのは厳しいようですね。

お礼日時:2009/12/23 00:04

No3の回答への補足



お見込みのとおりです。(^^♪
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カンタンに最大の違いを…



レンズのスペック表の中に「最大倍率」という項目がアルはずデス。マクロレンズは「1:1」となってル?!と思いマス。フィルム・撮像素子に大して、被写体を「等倍」で写すコトができル!というコトですネ。

今は、デジタル全盛ナノで、ピンとこないとは思いマスが、フィルムカメラで「定規を撮影」すると、フィルム面に、定規そのママ(ポジ・ネガを定規で測っても定規と同じ)写し取れル!というコト。

ナカナカ文章での説明がムツカシイのデスが、使ってみると、他のズーム・単焦点レンズとは、「解像感・ボケ・ディストーションの少なさ」を実感できル?!と思いマス。
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一口にマクロ(マイクロ)と言っても、大きくは二種類有ります。


一つは、本格マクロ。もう一つは、ズームレンズにマクロの名称を付したものです。

前者は、等倍(1/2倍)~1/10倍域において、各種収差を良好に補正したレンズで、当然に撮影距離無限大まで撮影できますが、汎用レンズとして使うとニ線ボケが生じるなど綺麗なボケが得られない、硬い描写となる場合もあります。

後者は、ズームレンズの欠点である最短撮影距離を設計の工夫で短縮したもので、設計上、通常撮影距離に比べ描写で多少劣ります。

本格マクロにおいては、撮影距離と倍率以外にレンズ先端からどれだけ距離を取れる(ワーキングディスタンス)かが重要です。

この回答への補足

少し分からない点があります。
本格マクロは単焦点のマクロレンズで、ズームレンズにマクロが付したものはズーム機能が搭載されたマクロレンズのことでしょうか。

これが本格マクロ(単焦点?)
AF-S DX Micro NIKKOR 85mm F3.5G ED VR
http://ganref.jp/items/lens/nikon/detail/spec/1493
SP AF60mm F/2 Di II LD [IF] MACRO 1:1
http://ganref.jp/items/lens/tamron/detail/spec/1 …

これがズームレンズにマクロの名称を付したもの
SP AF70-200mm F/2.8 Di LD [IF] MACRO
http://ganref.jp/items/lens/tamron/detail/spec/283

のように解釈しても良いのでしょうか。

補足日時:2009/12/22 18:32
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ズームレンズは焦点距離を変えることのできるレンズです。



マクロレンズは、被写体に近付いて大きく写すのに合った設計になっています。
通常のレンズで際接近したときよりももっと大きく写すことができます。
また、近くにもピントが合うように、レンズの可動範囲が大きくなっているだけでなく、
近付いたときの画像の劣化がないような光学設計になっています。

(他にも、ものによっては書類の複写に適するように、平面にきちんとピントがあうとか、
歪みが少ない、といった特性を持っている場合もあります。)
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 高い解像力を持ち、近距離まで収差が補正されており、絞りの羽根枚数も多くより円形に近くなっていて、ピントの合っていない部分の描写(ボケ味とかいいます)が良い。



 同じ条件で撮り比べると判り易いですけど・・・。

 カメラ雑誌をみていれば、よく特集しますけどね・・・。

 ニコンお使いなら「マイクロレンズ」と呼称されたほうがNikon党らしいですよ(ニコンは何故か昔からマクロをマイクロと呼んでます)。
 
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