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私は今大学院に進んで研究していきたいと考えています。
研究したい内容が、南北問題や南南問題など、開発途上国が現状の世界経済システムによって発展を阻まれている、というようなことです。
途上国の低開発の外的要因を研究したいです。
おそらくこのような問題意識をもっているのは従属理論や構造学派等を含めたマルクス経済学だとは思うのですが、現在あまり研究されていないように感じます。

従属理論はその解決策として世界同時革命を訴えるなど、現在研究されない理由もわかります。
しかし、やはり工業化が進む国がいる一方で、一次産品輸出に縛られてしまう国はどうしても存在し、最貧国は経済成長が可能だとしても、どんどん交易条件が悪化して格差はどんどん開いていくと思います。

上のような問題意識を持って研究するには、どのようなアプローチや学問分野があるでしょうか。
国際経済学やマルクス経済学で可能でしょうか。
経済学について詳しい方、アドバイスよろしくおねがいします。

A 回答 (2件)

> 上のような問題意識を持って研究するには、どのようなアプローチや学問分野があるでしょうか。



世界経済システムが悪い、という前提というよりも結論ありきのようですから、経済学のどこというよりも学問そのものにあまりそぐわないように思います。

開発途上国の問題に関しては、開発経済学か、あるいは構造的な問題であれば社会選択論などがかなり近いことをしているようには思います。

> やはり工業化が進む国がいる一方で、一次産品輸出に縛られてしまう国はどうしても存在し、最貧国は経済成長が可能だとしても、どんどん交易条件が悪化して格差はどんどん開いていくと思います。

ゲーム論的にみて、一次産品に特化することが最適な反応であることは、あり得る話です。また、長期的にみて一次産品よりも工業製品のほうが比較優位があるとしても、短期的な問題から一次産品に特化してしまう、ということがあり得ます。この点については、例えばクルーグマンらの議論を参照してください。

これら一次産品を多く生産している途上国の交易条件が悪化するのは、どちらかといえば政治学的な問題です。また、かつては、一次産品はアメリカをはじめとした国に(軍事力を背景として)買いたたかれた経緯はあります。
例えば石油については交易条件は悪化するどころかむしろ好転していますし、レアメタル産出国については交易条件はむしろ国内の政治情勢が主な問題となって悪化しています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。確かに、結構偏っているとは自分でも思います。
一次産品への特化がその国にとっていいこともあるというのはわかるのですが、分配を考えないといけないなと思います。
天然資源については政治的な問題を引き起こしますし、注意が必要ですね。

ありがとうございました。
クルーグマンを読んでみます。

お礼日時:2010/01/19 10:23

老婆心ながらマルクス経済学ではないと思いますよ・・・。


国際経済学といったら新古典派経済学の一部だし。

ゲーム理論とか行動経済学とかメカニズムデザインとか、そっちからのアプローチの方が生産的だと思いますけども。抽象的で数学的だから非現実的だとか新古典派経済学は先進国だけが対象だとか、低開発国への思い入れが足りないのでは、ともし思っておられるとしたら間違いかと。国際貿易・国際金融・開発経済学・人口理論・環境経済学・教育経済学・経済政策/計画など国際機関や開発機関で実際に用いられる方法論にマルクス由来のものは無いでしょうね。
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この回答へのお礼

国際経済学が新古典派経済学だとは知らなかったです。
まだまだ経済学とはという知識が不足していますね。
ありがとうございます。

もう少し幅広く、経済学について調べてみます。

お礼日時:2010/01/19 10:24

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