プロが教えるわが家の防犯対策術!

日本人代表のフィギアーオリンピック選手は、なぜ素晴らしいのでしょうか?

日本はスケートリンクも北米やヨーロッパに比べてかわいそうなくらい少ないですし
優秀なコーチも歴史的に見て当たり前でしょうが圧倒的に欧米人です。
競技を採点する採点団も欧米人中心です。

でもこれらのハンディ不利?をものともせずに
近年の日本人フィギュアー選手は素晴らしいと思うとります。

このフィギュアーにおける日本人選手を見本として他の競技にも参考にする所があるのではと
思うとります。

昔オリンピック大会で欧米人同士が採点をめぐっていざこざがありそれから
よりスポーツ的技術の比重が大きくなったから日本人が上位にいけるようになったのでしょうか?

なにかいろいろと理由があると思います。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

「日本人はプレッシャーに弱い」とよく言われますが、私は長年フィギュアスケートのファンをやってまして、この競技においては「日本人はプレッシャーに強い」と思っています。


そしてプレッシャーに強いだけではなく、日本人の性格的傾向に合っているのが、フィギュアなのではないかなと思います。
そのひとつの要因は、日本人はとても凝り性なところがあります。
何かひとつのことを極めるというのは、日本人が一番得意とするところです。

例えば、山田満知子コーチは伊藤みどり選手を育てる時、「日本人が西洋人のようにきれいに踊れるわけじゃないから、みどりには徹底してジャンプを極めさせる」として、女子で世界初のトリプルアクセルを成功させました。
その後、山田コーチ門下生は次々とトリプルアクセルに挑戦していきます。

佐藤信夫コーチの指導は徹底してスケーティング技術を磨くことに力を入れ、娘の有香選手が世界チャンピオンになった時「スケーティングとステップで取ったタイトル」と言われました。

門奈コーチの指導を受けた安藤選手も、女子では誰も挑戦すらしなかった4回転を成功しました。

長光コーチの育てた高橋選手もある時からステップに力を入れ、そして「世界一のステップ」と言われるまでになりました。

欧米人のようにもともとバレエの文化があって、フィギュアの素質がある民族は、「フィギュアとはこういうものだ」という感覚から入るような感じですが、日本人は「スポーツとして勝つための」フィギュアを頭で考えるような傾向があると思うのです。
まず武器となる得意技を徹底的に極めて、オリンピックで闘うために他の要素のレベルも上げていく。
その綿密な計画のためには、外国人の有名なコーチや振付師や有名デザイナーの衣装よりも、日本国内の狭い一室で日本人だけで綿密な計画を練る方が、より現実的なアイデアが出るのではないでしょうか。
今シーズンの高橋選手はコーチも振付もジャンプ指導も楽曲選択も衣装作成もすべて日本人です。(フリーの振付だけイタリア人ですが、これも高橋サイドとアイデアを練りあげたうえです)

みどり選手も有香選手も織田選手も小塚選手も安藤選手も真央選手も鈴木選手も同じように、基本的には日本人チームの環境の中で育ちました。
(外国人コーチに依頼することはあっても、基本は日本人チームです)
実際、日本人の楽曲選択や衣装や振付のセンスはとてもよいのです。
欧米人からみると「ダサイ」のですが、それが日本人には似合うのです。
日本人を一番よく見せることができるツボを、日本人は知っているのです。
フィギュアスケートのように複雑多様な要素を含む競技で勝つのに一番必要なのは「作戦」だと思います。
その点が日本人の凝り性と、緻密な計画性とに、向いているのだと私は思ってます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

日本人指導者が優秀なのですね。
そういえば、浅田選手のフリーの振り付けはロシア人のタラソワさんですよね。
なんか本人は気に入っているようですが・・・合ってないような気がするのですが
あれが日本人にプロデュースしてもらえたらとも思いました。

>欧米人のようにもともとバレエの文化があって、フィギュアの素質がある民族は、「フィギュアとはこういうものだ」という感覚から入るような感じですが、日本人は「スポーツとして勝つための」フィギュアを頭で考えるような傾向があると思うのです

この部分成る程と思いました。
とても参考になりました。
欧米人も今のフィギュアーに対して根本的に立て直さないといけない時期にあるわけですね。

それにしてもアジア人にはフィギュアーがあうのですね。
国籍はアメリカ人の長洲さんもアジア人体型だし。

ほんと他の競技も見習わんとアカンと思いました。

ありがとうございました。

お礼日時:2010/02/26 22:46

日本スケート連盟主催の「野辺山合宿」の成果だと思います。



http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E5%9B%BD% …

国を挙げての支援・練習環境の整備などが必要だということだと思います。
あと、モチベーションを高めるための競争の環境。
個人の精神論や、肉体的な改革だけでは、なかなか追いつかないと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

精神論も大切なことだと思うとります。
野辺山合宿も貢献度は大きいでしょうが
当然他の競技でも取り入れてやればと
思うのですが・・

韓国のように才能のある子供を選抜して国をあげて支援しないと
メダルは今の現代オリンピックではダメポ♪でしょうね。

とても参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/02/26 22:39

サッカーなどではアジア人のフィジカル(主に身体が小柄なこと)が弱点としてよく挙げられますが、フィギュアスケートやスキージャンプでは逆にそれがメリットとなる点が多いからというのもあるでしょうね。



安藤美姫選手は身体の成長により、トレードマークとも言えた4回転ジャンプがより困難になってしまい、世界の頂点の座から遠ざかってしまったのは残念ですが、それでも素晴らしい演技を見せてくれました。

スキージャンプでは以前に日本代表選手が金メダルを獲得してから、身長によってスキー板の長さの制限などの明らかに日本人選手にハンデとなる新ルールを設けられてしまい、世界のトップで活躍できなくなってしまいましたが、そのハンデを乗り越えての葛西選手の8位入賞は立派でした。

他の競技と単純に比較はできませんが、
それぞれの競技で国を代表する選手たちの情熱と精神性には拍手を送りたいですね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

身体か小柄なのが+に作用しているのです。
それは昔はスタイル重視やエレガンス重視からよりスポーツ技術を重視するように
なったからでしょうね。

他の日本人のアスリートもフィギュアーの強さの秘密を解読して次に繋げて欲しいと
思うとります。

とても参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/02/26 20:56

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!