「これはヤバかったな」という遅刻エピソード

1・飛行機シュミレーターゲームの中で「トリム」と言う言葉を使いますが、この「トリム」とはどの様なことなんでしょうか?
2・同じくシュミレーターゲームで上空に行くとIAS(計器速度)からマッハへ表示が変わりますが、この変わるタイミングは高度で決まっているのですか?それとも日々違うのでしょうか?違うならばどの様なタイミングなのでしょうか?

宜しくお願いします。

A 回答 (3件)

1.「トリム」


どんな飛行機でも、常に手離し状態で飛行することはできません。 かといって、常に手足の力でこれを修正し続けることもできません。 そこで考え出された装置が「3舵のトリム」です。

「トリム」を取ることとは、飛行機を操縦するときに必要なもので、簡単にいえば、操縦桿やラダーから手足を離した状態でも今の状態を維持するように調節をすることです。

機首方向(ヨウ)を調節するものを、「ラダートリム」、機の傾き(バンク)を調節するものを「エルロントリム」、機首位置の上下(ピッチ)を調節するものを「エレベータートリム」と言います。

通常、「ラダートリム」は、進行方向に対して機首が右/左に向いていたら、トリムを左/右に回しながら進行方向と合致する位置で止めます。
単発のプロペラ機では速度やパワーが変化する度に再調整をする必要があります。 多発機やジェット機では一度修正すると再修正の必要性はほとんどありません。

「エルロントリム」は、機が常に傾いている場合に使用し、修正は、右/左に傾いていたら左/右に回し、機が水平になったところで止める。
多発機やジェット機では一度修正すると再修正の必要性はほとんどありません。

「エレベータートリム」は、機首が下がる/上がる場合には、アップ/ダウン方向の修正をします。
このトリムは、速度の変化や重心位置(燃料の消費や人、荷物の移動)の変動があれば必ず修正します。 機種に関係なく一番多く使います。

トリムは、これを「いかにうまく使いこなすかが操縦のカギ」ともいえるほど大事なものです。

2.「IAS(計器速度)からマッハへ表示が変わる」

ほとんどの実機では、両方が同時に表示されています。 ただし、巡航速度の遅い機やや高高度を飛行できない機にはマッハ計はついていません。

シュミレーターゲームについては知りません。
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>1.「トリム」とはどの様なことなんでしょうか?


既出回答の通り、操舵の中立位置(保舵力ゼロの位置)を変えることです。
マッハ計の事も出ているので大型旅客機も含む話と解釈して補足を加えます。
人力操舵ではトリムタブの操作で行いますが、大型機一般の油圧操舵では
油圧システムへの入力として操舵面の中立位置を変えます。
この油圧操舵の場合はトリムタブがありません。またピッチ方向のトリムは
水平安定板、つまり水平尾翼ごと角度を電動または油圧ジャッキで変えて
行います。トリムの操作は操縦桿・ペダルとは別のノブやダイヤルを回して
操作しますが、水平安定板に関しては操縦桿にもスイッチがあり、そこでも
行えます。

遷音速域では衝撃波が先に主翼に立ち、機首下げ(タックアンダー)を起こす
ので、この速度領域を飛ぶ旅客機ではこれを自動補正しています。
これは MACH TRIM (マック トリム)または PITCH TRIM COMPENSATE
と呼びます。

>2.変わるタイミングは
ゲームソフトなので、実際どうなのか、は仕様がどういう設定か解らないところです。
考えられるのは、管制指示上の高度、規定上の運用限界速度の切り替え高度、
(一例ではDC-10は24800ft以上でMMO 0.88以下、それ以下ではVMO 375kt
以下)、一定マッハ数以上、一定高度以上、等ですが実機乗員訓練用のシミュレーター
でもなければ、運用データを忠実に再現しているかは少々疑問です。そのゲームソフト
の種類を特定すれば、詳細が解る方もいらっしゃるかと思います。
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この場合、トリムとは飛行機の各舵についている微調整用の小さな舵のことを指します。


飛行機は胴体や翼内の燃料タンクの残量状態や、2基以上のエンジンが付いた機体では左右や上下のバランスを完全にとることが難しくなってしまいます。
単発機でも昔の戦闘機のように大馬力で飛ぶような機体の場合、プロペラの回転による反作用が加わってしまう為、傾いていってしまう事があるそうです。
各舵をニュートラルの状態にしておいても勝手に機体の姿勢や向きが変わってしまうと困るので、そうしたモーメントを解消できるようにトリムという小さな舵を利かせておいて吸収してしまうんです。
プラモデルなんかでも各舵の後ろのほうに小さな四角いモールドが刻まれている事が多いので分かりますよ。

飛行機のスピードを表すにはいくつかの事を承知していなければなりません。
まず、飛行機自体の速度。これは言うまでもないですね。
次に対地速度。飛行機は高度を変えて飛ぶ事が出来るため、同じスピードで飛んでいても高高度を飛ぶ飛行機は低高度を飛ぶ飛行機より短い距離しか進めません。
車がカーブを走る時の左右のタイヤの回転数が違ってしまう内輪差と同じ様な事です。
ジェット機の場合、低空よりも8000~10000メートル位の高高度のほうが効率的に飛べるので敢えて高空を飛ぶのです。
もうひとつの速度が真大気速度。
音は空気を震わせて伝わっていきます。なので気圧や温度などの自然条件によって音が伝わる速度、つまり音速(マッハ1の速度)も変わってしまいます。
海面高度と呼ばれる地表付近では1220km/hくらいですが高度1万メートル辺りでは1050km/h程度まで低下します。
気圧、空気の密度の低い成層圏は音速の基準も下がりますが、エンジンがフルパワーを出すにも厳しい環境です。一方で空気抵抗も下がるのでスピードが出し易いとも言えるのですが、高空を飛ぶ分地面上の距離からは目減りもします。
こうした要因が重なって精密なスピードが表現し難く、また余り意味を持たなくなってしまうので航法が必要ないフライトシミュレーター等ではマッハ計に切り替えてしまうんじゃないでしょうか。

ちなみにシュミレーターではなくシミュレーター(Simulator)ですよ。
間違えてる人が多いので恥ずかしいことじゃありませんが、変換するとき一発でできないでしょ?
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